【元ネタ】北欧神話、『フロームンド・グリプスソンのサガ』
【CLASS】
セイバー
【マスター】
【真名】フロームンド・グリプスソン
【性別】男性
【身長・体重】190cm・90kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力A+ 耐久B 敏捷B 魔力C 幸運C 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:A+(B)
デンマークの姫君から授かった盾により、A+以下の魔術は全てキャンセル。
事実上、魔術ではセイバーに傷をつけられない。
ただし盾を捨てた場合、ランクが大幅に落ちる。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
ヴァイキングの勇猛:A+
ヴァイキングとしての戦闘経験及び精神性を表したスキル。
『勇猛』スキルの効果を含む(精神干渉の無効化や格闘ダメージの向上など)。
セイバーの勇猛さは幽鬼の王スラーインと相対しても怖気づかず、素手でスラーインや佞臣ヴァーリを粉砕するほどである。
流転する栄光:A
勝利と敗北、幾度の経験を繰り返した者が持つ因果。
優勢時であれば幸運を除くステータスが1ランク上昇する。
劣勢時ならば全ステータスが1ランク低下する。
セイバーの英雄譚は決して平坦な道程ではなく、栄光ある結末へと辿り着くまでに幾多の苦境を味わっていた。
聖剣操縦:B
聖剣から摘出された
使い魔を操作するスキル。
使い魔は聖剣ミストルティンから作られたもので、巨大な川魳(カワカマス)の姿を取り、
どれだけ離れてもセイバーの手元へと帰還する。
セイバーが敵の策略により失った愛剣を川魳の口の中から取り戻した逸話がスキルになったもの。
スヴァンフヴィートの盾:A-
身に着けている限り持ち主を傷つけることはないと謳われた盾がスキルとなったもの。
この盾はセイバーが愛したデンマーク王の娘スヴァンフヴィートから贈られた物であり、
これを身に着けている限り、セイバーは傷を負うことはなかったという。
スキルとしての効果は対魔力のランクを向上させ、セイバーに対して危害を加える事象をなかったことにすることが出来る。
しかし盾を手放した瞬間、これらの効果は失われる。
【宝具】
『愁嘆宿す豊穣の剣(ミストルティン)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:300人
セイバーが幽鬼と化した亡王との戦いに勝利した際に戦利品として手に入れた剣。
神話において光の神バルドルの命を奪ったヤドリギと同じ名を持つ宝具。
その正体はバルドルを穿いたヤドリギが、かの神霊の内側で神造兵装として錬成されたもの。
神代の北欧においてヤドリギを除いたあらゆる生物・非生物と契約を交わし、
その死を以って悪神ロキを除く全ての存在の悲嘆を集めた神霊バルドルは
「世界の在り様」を集める一種の集積器の役割を果たしており、
集積した祈りとバルドルの神核によってヤドリギの枝であったミストルティンを
「神造兵装」のプロトタイプとされる“聖剣”と同様の制作手順によって鍛え直した一刀。
真名解放によってバルドルから継承した光明を放つ聖剣と化す。
また、本来はヤドリギであったため、刀身を一時的に植物へと変化させ、周囲の植物に寄生・操作することができる。
『輪廻絶つ破滅の剣(ヴェクスト・ミストルティン)』
ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
ミストルティンが持つ神霊バルドルを仕留めた逸話、及びセイバー自身が有する
幽鬼王スラーインや転生者
ヘルギを討ち取った逸話が昇華された対不死・対蘇生・対転生戦法。
斬撃によって切り付けた相手に自身とミストルティンの魔力を種として植え付ける。
本来、種は時間経過と共に消えるが、傷を受けた直後に膨大な魔力が使用されると、
その魔力を吸収して種が急成長し、最終的に樹木の形をとった魔力光となって寄生した相手を内側から破裂させる。
死や負傷を起因として発動する再生や蘇生、或いは転生能力に対して極めて相性がいいダメ押しの宝具。
【解説】
アイスランドの叙事詩『フロームンド・グリプスソンのサガ』に登場する英雄。
フロームンドはデンマークの王オーラヴに仕える戦士で並外れた武力と冷酷な判断力を併せ持っていた。
彼は兄弟たちと共に育ち、壮年に至るまで多くの戦いに参加。
特に狂戦士フロングヴィズを打ち破った一戦は彼の名声を確立させた。
フロングヴィズとの戦いでは、敵の首領を三度の打撃で粉砕し、敵軍を崩壊させるという偉業を成し遂げる。
その後フロングヴィズの弟ヘルギを見逃すという矛盾した行為を見せたがこれが後に新たな因縁を生む事になる。
ある時フロームンドはスラーイン王が眠る墳墓の探索に行く事になった。
この冒険の最中、恐るべき幽鬼と化したスラーインとの死闘を繰り広げ、
その結果、聖剣ミストルティンを手にした。
この聖剣は彼の勝利を支える象徴的な武器となるが同時に数々の苦難が舞い込む事になる。
この冒険によって名誉を得たフロームンドだが、王の奸臣ビルドルとヴァーリによる陰謀によって宮廷から追放される。
仲が良かった王の娘スヴァンフヴィートとの関係も断たれ、彼は孤立しながらも故郷に帰還する。
ある時、スウェーデンのハッディンギャル王率いる軍勢がデンマークを襲撃する中、
フロームンドは再び戦場に立つ。宿敵ヘルギとの戦いでは、兄弟達を失いながらも、ミストルティンを振るい勝利を収めた。
ヘルキを討ったフロームンドだが戦場から消えていたヴァーリが現れる。
彼は氷と水を操る魔術の使い手であり、過去の因縁からフロームンドは彼を討つ事にしヴァーリに向かって聖剣を振りかざしたがヴァーリの魔術によって聖剣は吹き飛ばされた。
武器を失い窮地に陥ったがフロームンドは持ち前の怪力でヴァーリの首をへし折りその場を後にした。
戦闘によって兄弟と聖剣を失い呆然と立ち尽くすフロームンドだったが虚しさを感じながらも戦場を後にして拠点で休んだ。
帰還の最中にスヴァンフヴィートに出会い戦いによって負った傷を治して貰った。
療養中にフロームンドが世話になっていた漁師が釣りを起こった際に巨大なカワカマスを釣り上げた。
帰って来てその魚を切り開いてみるとその口の中からミストルティンが出て来た。
漁師は急いでフロームンドの元へ聖剣を持ってきた。
愛用していた聖剣の姿を見るとフロームンドはたちまち元気になった。
その後、ハッディンギャル王の刺客を返り討ちにしオーラヴ王と共にハッディンギャル王の居城を襲撃して討ち滅ぼした。
そしてスヴァンフヴィートと結婚する事となり数多の子供達をもうけて幸せに暮らした。
最終更新:2025年11月07日 14:37