【元ネタ】史実
【CLASS】
アーチャー
【マスター】
【真名】薛仁貴
【性別】男性
【身長・体重】192cm・120kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力B 耐久C+ 敏捷B 魔力D 幸運B 宝具B+
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
単独行動:B
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。
【固有スキル】
天下鎮撫の武威:A
無窮の武練の亜種スキル。
天下遍くに届く武名の発露は、戦意を持つ相手との特殊な対抗ロールを発生させ、成功すると相手の戦意を失わせる。
相手がアーチャーの戦闘や真名を既知であるか中華圏の人物である場合、累積して成功率が上昇する。
貧者の見識:A
相手の性格・属性を見抜く眼力。
言葉による弁明、欺瞞に騙されない。
貧困の中から身を起こして名将へと上り詰めたアーチャーが持つ、相手の本質を掴む力を表す。
弓矢作成:B
若くして貧しく、生計を立てるために竹を削って矢を作り、弓の技術を身につけたアーチャーは
材料さえあればたちまち弓と矢を作成する。
弓には物質的な材料が必要だが、矢であれば自らの魔力を削ることで作成可能。
【宝具】
『震天三箭定(さんせんてんざんをさだむ)』
ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:3人
アーチャーが天山の戦いにおいて、鉄勒の軍勢を討ち破った逸話が宝具へと昇華されたもの。
敵対する突厥軍十万の中から指揮を執る三人の敵将を見定め、射抜いたという三本の矢。
真名開放を行えば、アーチャーと標的を結ぶ因果を確定させ、対象となった三人に対して絶対不可避の射撃を行う。
放たれた矢は必ず標的へと到達し、これを射抜く。
回避するには、射撃によって結ばれた因果そのものを打ち消す幸運、或いは同様の因果干渉をおいて他にない。
また、加護や概念防御といった手段では、武勇を以て因果を引き寄せる必中の一撃を防ぐことはできない。
【解説】
薛仁貴は、唐の太宗・高宗の二代にわたって活躍した武将で貧困の中から身を起こして名将へと上り詰めた人物。
北魏の将軍・薛安都の末裔という名門の出自ではあったが、父を早くに亡くして家は没落し若い頃は耕作で生計を立てていた。
人生の転機となったのは645年の高句麗遠征である。
妻の柳氏に「類まれな才能を活かすべきだ」と諭された彼は、張士貴の募兵に応じて従軍しその勇名を天下に轟かせることとなる。
安市城の戦いにおいて薛仁貴は自らを際立たせるために白衣を身に着け両腰には弓を帯び戟を手に軍の先頭に立って突撃した。
その獅子奮迅の働きは高所から戦場を眺めていた太宗の目に留まり「遼東を得たことよりも、汝を得たことの方が嬉しい」と絶賛されるほどであった。
この功績によって游撃将軍に抜擢され長安帰還後は宮廷の守護を任された。
高宗の代には洪水から皇帝を救うという忠義を尽くし更なる信頼を勝ち得ている。
薛仁貴の功績は多岐に渡り特に対外遠征においてその武勇が発揮された。
突厥との戦いでは迫りくる精鋭騎兵をわずか三矢で三人の将を射殺して退け「三箭で天山を定め、壮士は長歌して漢関に入る」と兵士たちに歌い継がれた。
また高句麗の再遠征でも扶余城を落とすなどその滅亡に決定的な役割を果たしている。
仁貴は単に武力に優れるだけでなく西突厥との戦いでは大義名分を重んじるよう進言するなど戦略的な洞察力も備えていた。
しかしその軍歴は栄光のみではなかった。
670年の大非川の戦いでは部下である郭待封との不和や独断専行が原因で吐蕃に大敗を喫し一時は庶人に落とされるという挫折も経験している。
その後、再び起用されて突厥の侵入を撃退するなど晩年まで戦場に立ち続けたが、683年に70歳でその生涯を閉じた。
薛仁貴の逸話は、白衣の英雄という鮮烈なイメージとともに民衆の間で愛され、後に『薛仁貴征東』などの通俗小説や雑劇の題材となった。
彼の死後もその血統は武門の家として続き、孫の中には後の創作料理や物語のモデルとなる者も現れた。
最終更新:2026年10月24日 05:47