荻鉄博物館(おぎてつ-はくぶつかん)は荻沢電鉄が保有、財団法人荻鉄博物館が運営する企業博物館である。主に、荻沢・愛浜地区の交通史の展示を実施している。

荻鉄博物館
Ogitetsu Train&Tram Museum
設置主体 荻沢電鉄株式会社博物館部
運営主体 財団法人荻鉄博物館
後援 愛浜市・愛浜県バス協会
専門分野 交通
開館年月日 1980年5月15日
前身 愛浜市電記念館(愛浜市が運営)
所在地 愛浜県愛浜市西区錦町4丁目33番地(愛浜本館)
愛浜県河和市河和町2丁目4番地(河和分館)

荻沢電鉄錦町車庫
所属事業者 荻沢電鉄
配置車輛数 電車5両
略号 愛ニホ

荻沢電鉄河和保存検車区
所属事業者 荻沢電鉄
配置車輛数 電車48両
略号 河コホ


概略


荻鉄博物館は荻沢電鉄博物館部が管理運営する企業博物館である。愛浜市内にある愛浜本館では主に愛浜市内の交通史について、河和市内にある河和分館では荻沢地区の交通史について展示を行っている。そよかぜ加盟社局では数少ない企業博物館であり、多くの観光客が訪れる。
なお展示線は愛浜本館・河和分館共に営業線に接続されているため、それを用いて展示車輛の入れ替えを可能としている。一部展示物は動態化されており、荻鉄営業線上で営業運行を実施している。

アクセス


愛浜本館

荻鉄電車

愛浜市内線荻鉄博物館前電停下車すぐ。

バス

おぎてつバス・愛浜鉄道バス・愛浜バス・大鉄バス・県営バス・荻ノ川乗合自動車愛浜市内線荻鉄博物館前停留所徒歩すぐ、錦町四丁目停留所徒歩5分。

徒歩

愛浜駅北口から徒歩約20分。

自家用車

愛浜自動車道愛浜インターチェンジから約5km。
一般車50台、バス10~35台。一般車は500円/日、バスは2000円/日。
駐車場は観光バス優先のため、駐車できない場合もあり。
荻鉄博物館をご利用なさる際には、鉄道・バス・タクシーなどの公共交通機関のご利用をお願いします。

河和分館

荻鉄電車・河田電車

河和駅下車、徒歩5分。

バス

おぎてつバス・田原交通バス河和駅下車、徒歩5分。

自家用車

県道244号線を河和方面へ。
一般車10台、バス6台。ただしイベント開催時には河和検車区の敷地を一部開放。
一般車は500円/日、バスは2000円/日。※要予約
河和分館は特に駐車場が狭いため、お車でのご来館はご遠慮ください。

イベント


12/1~14:特別展 『愛浜市電復興の記録・愛浜市内線開通までの軌跡』愛浜本館のみ開催
12/24・25:クリスマス特別開館
2012.12/29~2013.1/4:年末年始休館

展示内容


愛浜本館

交通史

愛浜市内の交通史、愛浜鉄道から始まったインターアーバンの歴史などを展示している。当時の切符や駅弁の包みなどを展示。
また、愛浜市内のバスについての展示も実施しており、鉄道に限らず交通史博物館としての一翼も担っている。

車輛庫

旧愛浜市電の車輛を多く展示している。なお、動態保存車の多くが営業運転を行っているため、展示線に空きがあることが多い。時折、空きを埋めるために愛浜市内線の営業車が展示されることもある。その際、車内への立ち入りはできない。
  • 展示車両
  • ◎のあるものは車籍を有している。
    • 愛浜市電貨10形(11◎・12◎)※鉄道記念物。
    • 愛浜市電20形(21◎・26)※ただし6月~9月は営業運行停止のため、館内展示。鉄道記念物。
    • 愛浜市電30形(39◎)
    • 愛浜市電60形(64・67◎)※ただし67は車籍上は57。
    • 愛浜市電140形(144)※147・149が営業運行中、ただし展示物扱いではない。
    • 愛浜市営バスN2形
    • 荻ノ川乗合自動車バス(季節により入替え)
    • 雨花市電1600形(1614)※1607が営業運行中、ただし展示物扱いではない。
    • 雨花市電1800形(1804)
  • 展示部品
    • 愛浜市電60形台車(61)
    • 荻沢電鉄200系台車・パンタグラフ(モハ200-44)
      • 上下動作可能。装置により見学者が操作可能。
  • その他
    • 運転シュミレータ
      • 荻沢電鉄200系カットモデル(クハ200-14)《大具知→荻沢間・特別快速》
      • 愛浜市電60形モックアップ(69、架空番号)《愛浜→荻鉄博物館前間》
        • 大具知→荻沢間の方が難易度は下。併用軌道区間を運転する愛浜→荻鉄博物館前は難易度が高く、また上級になると自動車の不意の動きに対応する必要が出てくるため、より実車に近くなっている。
      • おぎてつバスモックアップ《愛浜市内線・愛浜駅~愛浜西二丁目間》

ホール

  • 食堂『荻鉄食堂』(食品事業部運営)
  • ランチスペース
  • 図書室(予約不要、愛浜市立図書館荻鉄博物館分館)
  • Nゲージジオラマ
  • ミュージアムショップ
  • 映写室

河和分館

交通史

荻沢地区の交通史を展示。荻沢地区の黎明期から現代に至るまで。

車輛展示スペース

  • 当日、通常運用の無い車輛が展示されるため、展示車輛は日替わりとなる。なお、愛浜本館とは異なり、すべての車輛に車籍がある。カッコ内は前在籍社。
    • 100系6連(自社内)
    • 100系1000番台(旧・デハ1001型)1連※鉄道記念物。
    • 103系2連(旧品急)
    • 200系2連(荻鉄→旧品急)
    • 257系2+2連(MX)
    • 311系6連(ER静川)
    • 400系4連(旧首都鉄)
    • 800系4連(旧首都鉄)
    • 1000系4連(都市開発)
    • 1000A系(→1000系)4連(旧首都鉄)
    • 1050系4連(旧首都鉄)
    • 1070系4連(旧首都鉄)
    • 3000系4連(都市開発)
  • 展示部品
    • 荻沢電鉄100系台車(モハ101-4)
    • 荻沢電鉄1000系新幹線パンタグラフ(新品、ただし補修部品の関係上現在はモハ1001-102のものと交換されている。)
    • 荻沢電鉄200系車軸(不明)
    • 腕木信号機(ただし、河和下り出発信号として使用されている。)
  • その他
    • 運転シュミレータ
      • 荻沢電鉄200系カットモデル(クハ201-14)《東風ヶ丘本線荻沢→大具知間・特別快速または東浜市内線東浜市→本台間普通》
        • 荻沢→大具知間の方が難易度は下。併用軌道区間を運転する東浜市→本台間は難易度が高いが、併走自動車の数や天候などでレベル選択は可能。
      • おぎてつバスモックアップ《荻沢市内線荻沢駅→美並高校前・架空路線》

ホール

  • 食堂『こうわ亭』(食品事業部運営)
  • ランチスペース
  • 図書室(予約不要、河和市立図書館荻鉄博物館分館)
  • Nゲージジオラマ
  • ミュージアムショップ
  • 映写室

開館時間・料金


愛浜本館と河和分館で料金に差はない。
平日:09:00~18:00(17:40入館締切)
休日:09:00~19:00(18:40入館締切)
休館日:毎週月曜。また年末年始(12/29~1/4)なお学校長期休暇期間中は毎日開館。また臨時に展示品整理のため休館することもある。
入館料金
種別 一般 団体
大人 500円 250円
子供 250円 130円
団体料金は25人以上か、または学校教育法に定められた学校の教員に引率される団体。
また、障碍者手帳所持者、および付き添い一人まで団体料金。
Minacaでの入場、および荻鉄窓口での前売り券販売も実施中。

関連項目


最終更新:2012年11月27日 15:43