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そして
セルドたちは、
ニシルに案内されるまま…街から離れた人気のない山間へと向かうのだった…
ニシル「セルドさ――――――!!(突然、目の前に現れた
カガリに身が硬直する)…か、カガリさん…!…は、はい…っ!あの、みなさん… 一先ず、場所を変えましょう…!私について来てください…! 」
セルド「以前―――(初めて出会った日が脳裏に浮かぶ)―――あぁ……いや、あんなのは人として当然のことをしただけだよ。気にするほどのことじゃ……(たははと苦笑しニシルに) ッ―――――(目の前に立っていたカガリを見て、目を見開いて硬直する)(誰…だ…?ニシルの名を知ってる……?) ……うなされてる…体が弱いのに、きっと無茶をしてさっきの戦闘で力を使いすぎたんだ……(
メモリアの容態を見て顔をしかめる) 」
メモリア「・・・ぅ、ぁ・・・ぅぅぁぁぁ・・・。(目を閉じており、苦痛に悶えるかのような表情になって呻く、何か良くないものを見ているらしい) 」
カガリ「ザッ――――――(いつの間に現れたのか、メモリアを抱えたセルドの前に立っていた)…… …… ……(殆どの面子が傷つき、疲労し、中には気を失っているのを確認し、一息つく)……『ニシル』、彼らの手当てをする。私の家まで案内しろ。 」
結香「わっ!わわっ…!?メモリアお兄ちゃん!?(メモリアの元へまで駆け寄る) 」
ヒロ「……おう、またな………ん?…メモリア……!?…メモリア!(メモリアを見て驚く) 」
ニシル「でも…(しばらく言い渋るが…) …以前、助けていただいたので…(ニシルとセルドの脳裏に、互いが初めて出会った日のことが思い出される)……!!め、メモリアさん…!!(彼が気を失ったのを見て驚愕する) 」
セルド「えっ―――――――メモリア!!?おい、大丈夫か!なあ!!(慌てて駆け寄り、メモリアの上体を起こす) 」
結香「ふわーん… で、でも!今度こそは決めるからね♪(p`・ω・´) q (ヒロに) あ!鰐のお兄ちゃんたち!また会おうね~!今度は、みんなで仲良く遊ぼう~~!!(大きく手を振りながら見送る)」
セルド「ん、わかれば良いんだ。(顔を逸らしたニシルを見て微笑ましく思う) ……うん、お前たちのお陰でこの街がもっと好きになりそうだよ。………。(去っていくバキラ、不良たち、グリズリーを見送る)…………"泣く子も黙る"アリゲーター、か。(そして正志を見送り、彼が話した言葉が脳裏で反響する) 」
メモリア「さようなら・・・あっ、名前、聞き忘れたなぁ・・・。(見知らぬ人から、見知った人・・・になっただけかぁ)さて・・・と、お忍びですし、私は速く戻らな―――(アコーディオンをケースに収納し、そのまま立ち去ろうとした時、突然、プツリと何かが切れるような音がして―――)ドサッ・・・。(気を失い、前に倒れる) 」
正志「(立ち去ろうと足を進めようとしたが、ふとその歩みをとめた)…俺達は、ガキ共が泣き喚くのを見るのが嫌でたまらねェ。馬鹿みたいに笑うあいつらが好きだから… 兄貴も俺達も、守ってやりてえし…もしも泣いているガキがいるんなら、俺達はそいつらの為に何だってやれる。初めは俺達を怖がってた奴らが、関わっていくうちに、自然に笑ってくれる。だから俺達は―――――――"泣く子も黙る"アリゲーターなんだ。(ニッと歯を見せ、片足を引きずりながら連中に続き去っていく) 」
ニシル「ふぇ…っ!?…あ…//ごごっ…ごめんなさ…(わわわと酷く赤面し、セルドから顔を逸らす)……はい…(恥ずかしそうに、握った大鎌を背後に隠そうとしていた)……!(よかった… どうやら、解決したみたい…。)(アリゲーターの面々がたち去っていくのを見送る) 」
グリズリー「おっ…おっ…!(ポケットから硬貨を抜き取り、ぎこちない足取りで連中に紛れて去っていく) 」
不良共『……ガチャ… ガチャ、ガチャ…(大人たちから盗んだ財布や金品を足元に置いて、バキラの後を追うように撤収していった)』 」
バキラ「…… ……(セルドたちにそう言われるが、自分たちの行いが必ずしも正しいことではないことを認知しているが故に、素直に「ありがとう」が言えずにいた)…ケッ…そうだよな…。(結香には相変わらず顔が上がらず、申し訳なさそうに彼女を見つめる)お前たちの事も…よくわかった。初めて来た客に、本当に悪ぃことしちまったな。…俺達もこの街が好きだ。だから、心行くまで楽しんでくれ…。―――――引き上げるぞ、お前ら!…それと、盗ったブツはぜんぶここへ置いていけ。(バサッと特攻服を靡かせ、バイクを回収して立ち去っていく) 」
ヒロ「…根っからの悪ってわけではない…か…やり方はともかく、そういう気持ち、大切だと思うよ(バキラと正志に)…間違いは誰にでもあることさ、気にするな(結香の頭にポンと手を置く) 」
セルド「あと、ニシル。俺はさっき『家に帰れ』と言ったはずなんだけど……(じとーっとニシルへ視線を送る)…今度でいいから説明してくれよ、"色々"。(含みのある言い方をする。おそらく大鎌に関する事) ………お前たち…(目を見開き、唖然とする)……あぁ、ああ。決して褒められたやり方じゃあないが……俺はすごく立派だと思う。…子供達の為とは言え、誰にでもできることじゃない 」
メモリア「ってことは、さっきの人は何かまずい取引でもして・・・(あちゃぁ、あの人は逃がすべきじゃなかったのか・・・)なるほど、確かに汚いですね、けど・・・私はそんな、ちょっとヒールな立場でも子供のために頑張るあなた達のその思いと姿勢、嫌いじゃないですよ。(堅かった表情が俄かに和らぎ、頷く) 」
真庭鳳凰「・・・・・・そうか(←姑息な手を使うクソな大人、その一例) 」
結香「ふぇ…?あ、間違えちった…(えへへと照れくさそうにヒロに笑う)でも、人を傷つけて物を盗むのは めっ! だよ?そんなことしても、ボクは喜ばないよ?(ぷんぷんと頬を膨らませながらバキラに) 」
バキラ「ああ…(頭を掻きながら立ち上がる)もちろん人から金を分捕るのは悪いことさ。だけど俺達は、その金を、自分たちの物にはせずに地域の学校へぜんぶ寄付している。人を騙して稼いだ金が、ガキ共の学校を良くしていくんだ。たとえ俺達が…どれだけ汚ねぇことをする野郎どもだと言われようと… ガキの為なら苦にも思わねえ。(正志の言葉に続けて。その外見には似つかわしくない予想外の発言だが、真剣な眼差しを見せ) 」
正志「よせよ。もう…いいよ。(ぎこちなさそうに笑いながらメモリアに)……この街では汚職に手を染めている大人が、たくさんいる。(突然語り始める)サツもセーフ(政府)の奴もいねえから、みんな平気で詐欺を繰り返し金を儲けてやがるんだ。…んでもって俺達は、そんな姑息な手を使うクソな大人どもをターゲットにして、こうやってカツアゲをしてたんだよ…。 」
セルド「……ッ………。(「土下座なんかよせ」と制止しようとするが、矜持を捨てるという覚悟を無駄にしてしまうことになると思い留まる) ――――――――…お互い、
キュラリアのアイドルには頭が上がらないみたいだな。(苦笑を浮かべ、バキラに) 」
真庭鳳凰「平穏に片付くというのもまた良いものだ・・・。(しみじみ)(←やりすぎた人) 」
ヒロ「い、いっけんらくちゃく、いっけんらくちゃく……(小声で結香に) 」
メモリア「あ、いえ、こちらも突然横っ腹を正拳突きなんかしてしまって、すいませんでした・・・このお詫びはいつか必ず・・・。(参ったな、裁判沙汰になったら私は一環の終わりだぞ・・・仮にも自分は一度も傷害を受けてないワケだし・・・) 」
結香「(一同の様子を見て、うんうんと納得したように何度も頷く)やっぱり、みぃーんな仲良しなのが一番だねっ☆ これで いっけんらくちん だね♪(ちょっと違う) 」
ニシル「ふぇ……??(先まで緊迫としていた場が穏やかになっていったのに気付き、また?を浮かべる)……(で、でも… これでいい…のかな…。) 」
ヒロ「…そ、そうか…よかった…(結香の微笑みを見てホッとする)…あ、アァ…こっちこそ、悪かったよ、土でつぶしちまって(グリズリーに頭を下げる). 」
正志「……(グリズリー、そしてリーダーのバキラがそれぞれのプライドを捨てて謝ったのを見て…)……ちっと…やりすぎちゃったな。…悪かったよ。(隣にいたメモリアに、呟くように) 」
バキラ「……!(結香の発言で、改めてセルドたちの姿を捉える。そして照れくさそうに目を伏せ、ふっと笑った)…お前がそう言うなら、間違いねえんだろうな。(結香の頭にポンと頭をのせ、再びセルドの前に立つ。緊迫とした雰囲気が辺り一面に漂うが――――――)――――――……こちらこそ、悪かった。(一切の矜持を捨て、跪き、土下座をした) 」
セルド「ま、まぁ、結香がそう言うなら……そうなんだろうな。(ばつが悪そうに頬をポリポリと掻く) ……なぁ、アンタ。(バキラの背に声をかける)そのー……悪かったよ、こんな大事にして。 」
グリズリー「ス……(のっそりとヒロの隣に現れる)……ごめん…なさい…。(穏やかな雰囲気を醸し出しながら、ヒロに深く頭を下げる) 」
結香「うーうんっ!そんなことないよー。(ヒロに微笑む)セルドお兄ちゃんたち!『鰐のお兄ちゃん』たちはね…ちょっぴり怖いけど、ほんとはね、とっても良い人たちなんだよ~♪(そう言って今度はバキラの方へ振り替える)鰐のお兄ちゃんたち!セルドお兄ちゃんたちはね…この街に来たばかりだけど、でも本当は、すっごくいい人たちなんだよ~♪(両者に、両者の良きところを告げて障壁を打ち消そうとしている) 」
セルド「……なるほど、なぁ…だから『泣く子も黙る≪アリゲーター≫』………。(正志の言葉を聞き、結香とバキラを交互に見て) 」
ヒロ「…大丈夫だよー!(ニコニコとしながら結香の頭にポンポンと手を置く)結香ちゃんこそ大丈夫だった?怖かったっしょ……?(心配そうな顔で彼女を見る) 」
正志「(後頭部を掻く)…俺たちは、子どもには手を出さねえ…。(セルドに応えるように) 」
メモリア「・・・訳が分からない・・・何なんだ・・・胃が痛くなってきた・・・。(頭の処理が今起こっている事に対して追いつかず、ハイライトのなくなった目で額に手を当てながら困惑する) 」
真庭鳳凰「ふむ、知己であったようだ・・・・。(苦無をしまう) 」
結香「ふんすっ(腰に両手をあてて、バキラを背後に仁王立ちする)ヒロお兄ちゃんたちも…大丈夫…??(いつもと変わらぬ表情で) 」
不良共『…… …… ……』(先程まで気性の荒かった不良たちが、バキラの指示で次々と武器を下し、静まり返る) 」
セルド「スーーーッ………(歯を噛みあわせたまま息を吸い、結香やバキラ、正志たちの反応を見て困惑する)……ええっと、その…だ、誰か説明を……っ(汗) 」
ヒロ「……ん!?…結香…ちゃん!?(遊衣香の方を向く) 」
バキラ「(結香の幼い手に叩かれ、凄まじい覇気を醸し出すかと思いきや――――)…んだ…『お前』か…。(面食らったような顔になり、先程までになかった穏やかな表情にへと一変して、手に嵌めていたメリケンサックを外す)…おい…。(背後の不良たちに武器を下ろすよう合図する) 」
真庭鳳凰「あれは・・・、いや、それよりも・・・。一体どういうことだ? 」
ニシル「はぁ…はぁ……(セルドさん… よかった……)……?(結香と、彼女の登場で場が鎮まり返ったのを見て、不思議そうにその雰囲気に傾げる) 」
メモリア「―――えっ、結香・・・さん・・・?何で、こんなとこ・・・!?(第一にここに来て、臆せず発言したこと、第二に叩いた事に驚愕する) 」
正志「……!!(結香の姿を捉えて、驚き飛び上がる)お前…なんでこんなとこに…!?(あたかも、彼女のことを知っているかのような口振りで) 」
ヒロ「…いいってことよ…(見上げたニシルの髪をかき撫でながら微笑む)…そ、その声は…!(幼い声のほうを向く) 」
結香「はぁ……はぁ……(転がった木箱の山の間に立って、まっすぐに一同を見つめていた)…お兄ちゃんたち… …ケンカはダメだよ…!(そう言って臆することなく全員の輪の中へ突き進む)…『鰐のお兄ちゃん』たちも!こんなことしちゃ、ダメ!(何の恐怖も無くバキラの巨体をぺちんと叩いた) 」
セルド「彼女に怪我でもさせてみろ、次は全力でお前をッ―――――…!!?(幼い叫び声を耳にし、思わず硬直する)こ、今度は何…―――――ん、ん!?(バキラと同じく、その声の主に驚愕する) 」
バキラ「―――――!!(続いて、その投げかけられた幼い声に硬直し、声のした方へと振り返る)…お前―――――!(その声の主を見て、目を見開いた) 」
ニシル「わっ…ふ…!(ヒロに受け止められ、何とか無傷で治まった)……わっ… ひ、ヒロさん…!あ、ありがとう…ございます…。(恥ずかしそうにヒロの顔を見上げて) 」
―――――だめえええぇぇーーー!!(その時、セルドたちに向かって、幼い叫び声が轟いた)
バキラ「…ッ……(ばつの悪そうな顔になる)…クソ… なんなんだ…―――――(退こうとするが…) 」
演奏の手がピタリと止んだことにより、『-the Melody-』の効果が解けてしまう 」
ヒロ「………あっ……!!(吹っ飛ばされたニシルを見る)………うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!(全力で走りだし、吹き飛んだニシルを受け止めんと構える) 」
グリズリー「……!!(突然現れたニシルに驚き、慌てふためく)お…お… 女…。 」
セルド「な、あっ――――ニシルゥ!!(吹き飛んでいったニシルへ声を投げかける)(ていうか、大鎌…!?なんだよアレ、聞いてないぞ…!) おい、無事か!なぁ!! ……アンタ、やってくれたな…ッ!!(事故とはいえ、ニシルへ攻撃を加えたバキラを睨む) 」
メモリア「なっ・・・(突然に入った予想外の仲裁、それがすぐさま吹き飛ばされたのを見て、そこは一般人、動揺してしまい演奏の手が止まる)そんな、ニシル・・・さん?それに、鎌・・・? 」
真庭鳳凰「ほう、あれは・・・・・・!? 」
ニシル「きゃあ…ッ…!!(バキラの一撃に耐えられず、人形のように軽く宙へと吹き飛んだ) 」
バキラ「なゎにぃ――――――― ガ キ ン ッ ! ! (ニシルの突然の出現に仰天するが、吹き抜けた拳の勢いは止まらずそのままニシルの大鎌に一撃を繰り出してしまう) 」
ニシル「―――――ズザザァー…ッ…!!(突然何処からともなく現れ、バキラの攻撃からセルドを守るように、二人の間に横から瞬間的に入り込んだ)これ以上は…やめてください…っ!!(そのか細い両手には、少女には似つかわしくない漆黒色の大鎌が握られていた) 」
セルド「お…らァ…ッ……!!(入った――――っ!!)(鉄パイプを叩き込み、頬に伝う汗が宙へはじける) ッ!!? そんなっ――――――(しかし怯まないバキラに驚愕し、大振りの攻撃により出来た隙をリカバリーできず頭上へバキラの拳が迫る―――) 」
ヒロ「……なんだ……!?(駆け足の音を聞く) 」
バキラ「 ド ッ ! ぐ…ッ…!!!(セルドの一撃が見事に横腹にクリーンヒットし歯を食いしばった苦悶の表情を浮かべるが…)――――テメェの攻撃ッ!!犬の糞より柔らけぇッ!!!!(怯むことなく、再びメリケンサックを嵌めた拳を振り上げ、隙の生じたセルドの脳天目がけ拳を振り下ろそうとするが―――――) 」
タタタタタタ…ッ…!!(騒然とした空気の中で、誰かの駆け足が空を切る)
正志「ぐぐ…(うつ伏せに倒れた状態からバキラたちを見上げ)……!兄貴ィ…!!」
最終更新:2016年01月09日 20:55