【情報文章】セイカグド各国の反応  2007年07月28日

 

サコンです。
 今回の天子様からのご要請ですが、円卓からの回答を受けて

『楓華列島内の各護衛士団は年内を目処に撤退してもらう』と言う事が

正式に決定されたとの通達がありました。
 この件に関するセイカグド各国の反応などについて、幾つか情報が入っていますので

ご報告致しますね。

 まずは、マウサツと親交の深いトツカサの国ですが、護衛士団がマウサツより

撤退する事に反対する意見なども少なからずあったようですが、最終的には

『天子様よりのご要請を蔑ろには出来ない』とのライオウ公の判断が決め手となりまして、

天子様のお言葉に従ってマウサツから護衛士団が撤退する事を促す旨の書簡が

送られて参りました。
 元よりライオウ公と言えば天子様に対する敬愛の心も篤く、天子様の名の元に

トツカサの国を治めていると公言して憚らないような人物なだけに、このような決断を

下したのは仕方のない事なのかも知れません。
 ただ、書簡には護衛士団の撤退後もマウサツの国との関係はそのまま維持したいとも

認められており、政治的な配慮も含めてトツカサの国として出来る限りの誠意は

示して戴けているようです。

 次に、アルガの国ですが、護衛士団の撤退に関しては『是非もなし』とした上で、

全てはマウサツの判断に委ねるとの通達がありました。
 ある意味、日和見的な対応と言えますが、唯一マウサツの国と国境を接している国であり

万一の場合には矢面に立つ事は必至なだけに、慎重にならざるを得なかったものと思われます。
 中には、この機にマウサツとの再統合を図る声などもアルガ国内にはあるようで、

今後も慎重な対応が必要かも知れません。

 最後に、敵対的な関係にあるジリュウの国ですが、現在外交を取り仕切っている

カツシゲ公より護衛士団に対して天子様のご意向に従ってセイカグドの地より早期に

撤退する事を勧めるとの旨の書簡が届けられています。
 現状では『勧告』程度の内容でしたが、ジリュウ側としては謀らずもマウサツ排除を行なう

大義名分を手に入れたも同然となっていますので、油断は禁物でしょう。
 また、ジリュウ、トツカサを始めとしたセイカグド州の各国で、天子様からの

ご要請の内容に関する噂話が民草の間に広まっているらしいとの未確認情報などもあり、

事態は複雑化しそうな様相を呈しています。

 以上がこれまでに入手した情報などを取り纏めたものとなります。
 やはり、大方の予想通り各国共に天子様のお言葉に逆らってまで護衛士団を

引き止めようとする動きなどはなく、撤退を前提に今後の対応を図っている様子です。
 今後も各国と連携を取るなどしつつ、的確に対応して行きたい所ですね。
 
 

 

最終更新:2007年08月03日 21:07