【情報文章】マウサツレポート・その2 2004年12月19日

 サコンです。
 少々遅れてしまいましたが、 【通常業務 ~12/17(24時)】での護衛士の

皆さんの活動の成果や判明した事柄などを取り纏めた物を御報告致しますね。

●砦及びその周辺
 砦の修復ですが、護衛士の皆さんのお力添えのおかげで、石垣及び外壁の

修復は八割ほど完了しております。現状でも多少の攻撃などには

耐えられるかと思われますが、残る箇所の補修も近日中には完了するとの

事ですので、今少しのお力添えをよろしくお願い致しますね。
 ちなみに、現場ではお手伝い戴いている職人さんたちから技術を学ぶ方も

居られるようで、中々活気に溢れているようです。
 そうそう、砦の建物などの作業は殆ど手付かずですので、今後皆さんのお力を

お貸し戴けますと幸いです。
 峠近辺の監視及び警備ですが、増員のおかげで幾つかの成果が

上がっているようですね。
 先の親書が届けられた件のほか、不審な動きを見せていた数名の旅人を

捕えているとの報告が来ております。他国の間諜であるのかどうかは

まだ不明ですが、今後の取調べなどで何か護衛士の皆さんに

ご報告出来る事があるかも知れません。
 また、先の戦いで亡くなられたアルガ兵たちの埋葬及び遺品の回収・整理も

ほぼ完了致しました。
機会があればいつでもお届け出来そうです。

●ドラゴンズゲート周辺
 こちらでは引き続き警護に就かれている護衛士の方が多かった事もあり、

巡回路なども日を追って整いつつあるようです。
 『社』を遠方から確認出来るポイントなどの選定も済んでおりますので、

警備面は一層厳重になっていますね。
 現在の所、不審者などは検挙されておりませんが、この調子で警護を

お願い致します。
 また、屯所を建てるのに適した場所も見付かっておりますが、警備上

一般の方に任せて良いものかどうかが問題になっています。
もちろん、護衛士の皆さんだけで建てると言う選択肢もございますが……
 最後に、利用者のチェックなども滞り無く行われておりますのでご安心ください。

●マウサツの街
 街での警備も特に大きな問題なども無く引き続き順調なようです。
 護衛士の皆さんの地道な活動もあって、住民の方々との交流も活発に

なって来ているようですね。
お年寄りや子供たちへの奉仕活動や、心のカウンセリング、お助け相談などが

好評のようですが、ふとした会話なども喜ばれているとの報告も届いております。
 また、地元文化との交流や伝統行事開催に向けての取り組みなどを行った事も、

街の人々の間で話題になっているようですね。
 一方で、不審人物の検挙もあったと聞いております。こちらについても

今後の取調べに期待したい所ですね。
 最後に、流行の兆しを見せていた風邪ですが、まだ予断を許さない状況です。

炊き出しや食糧の配給、薬草などの調達なども必要になるかも知れません。

●マウサツ郊外
 護衛士の皆さまのお力添えで、話題に上っていた炭焼き小屋の捜索が

成功した事は、マウサツにとって大きな朗報となりました。

地元の木こりさんなどの協力もあり、近々、炭の出荷も始めれると
聞いております。マウサツの燃料不足の解消に向けて一歩前進したと

言えるでしょう。
 砦修復に向けての資材の調達も順調です。この調子で資材の確保に

回って戴けますと、
他方面に使える資材も幾分備蓄出来るかと思いますので、今暫くのご助力を

戴けますと幸いです。
 また、郊外の農家や職人さんなどとの交流も、徐々にですが深まりつつあります。

ただ、この付近には『山師』と呼ばれる類の方は、残念ながら居られませんでした。
 ゲート転送で持ち込まれた様々な生活必需品は、少数ながらも

喜ばれている様子です。
ただ、今後人の流れが活発になる事も予想されますので、取り扱いには

今後ともご注意くださいね。

●その他
 護衛士の皆さんのお力添えもあって兵糧の奪還と関所の撤去が成った事で、
マウサツの経済流通の担い手でもある商人たちからのご協力も本格的に行って

戴けそうです。
 砦に残されていた文献の調査は順調に進んでいるそうで、地元の歴史や

伝承などから得られる情報も多いようです。

そう言えば、ツバキ姫が『社』に関する文献を見掛けた事があるとも言って
おられましたね。現在も残っているといいのですが……
 書物の分類や痛んだ古書の書き写しなどの作業も始まっておりますので、

今後の作業に大きく役立つ物と思われます。
 また、周辺地域の現状把握などによって、他国への道程などが判明した事も

大きな成果となっております。

どう言った事を調べるのかを明確にしておいた方が作業の効率も良さそうですね。
他の作業につきましても同様の事が言えますので、ご参考までに。
 マウサツの特産品などについてですが、幾つか情報が入っています。
 まずは菜種油です。これはマウサツで栽培の盛んな菜種を原材料にして

作られますが、現在の在庫は殆ど無いとの事です。春先の菜種の収穫以降に

生産がある物と思われます。
 次に、マウサツ切子と呼ばれるガラス工芸品です。

これはかなりの高級品として珍重されている品なのだそうですが、

材料不足などから生産が滞りがちになっているそうです。
 取り敢えずは以上ですが、他にも何かありそうですね。

今後の調査のご報告をお待ちください。

 さて、捕えた盗賊たちへのお沙汰ですが、
「鬼どもに荷担し、無辜の民を害した罪、そしてマウサツの平和を乱した罪、

断じて許し難し。よって死罪申し付ける! ……と申したい所でござるが、

今後のマウサツ復興の為に、罪人用の普請場にて労役に就かせる事に

するでござる。改心して恩赦が出るかどうかは、彼の者たちの心掛け次第で

ござろうな」
 との事です。これが『オオオカサバキ』という物なのでしょうか?

 以上が今回のご報告となります。見落としや書き間違いなど、

お見苦しい点もあるかと思いますが、ご甘受戴ければ幸いです。

 



最終更新:2007年04月25日 22:56