【情報文章】マウサツレポート・その6 2005年02月22日

 サコンです。
 【特別業務 ~2/20(24:00)】などでの護衛士の皆さんの活動の成果や
判明した事柄に付いての報告書が纏まりましたので、ご報告致しますね。

●マウサツ方面
 街や砦の警備に関しましては、マウサツ家臣団の皆さんにもお力添え

戴いておりますので、特に滞り無く執り行われているとの事ですね。

ご安心ください。
 砦の耕作地の一部では、地元の農家から分けてもらった種芋の植付けも

行われたとの事です。収穫の時期が楽しみですね。
 マウサツの街ですが、取り敢えずは大きな事件などもなく、いつも通りの

佇まいを見せています。
先の『らんらら祭』での交流などもあり、人々の暮らしにも活気が

出て来たようにも思われます。
 ただ、アルガ方面の話はマウサツの皆さんにとっても気になる事らしく、

見回りをしている最中にも仔細を聞かれる事が多いようです。
 そのアルガへの支援物資の調達などの作業ですが、マウサツの皆さんからの

お志などもあって順調に集り、順次アルガ方面へと送られています。

中には、直接アルガの復興支援に力を貸そうと足を運ぶ職人さんなどもいて、

荒廃したアルガに支援の手を差し伸べようとの風潮が、高まりをみせている

ようですね。
 また、養殖事業の進行具合ですが、条件に合った溜池の確保が出来ました。
稚魚などの調達ですが、鯉に関しては地元の川漁師さんの力添えなどもあり

順調に集っています。
ですが、鱒類などの川魚は、どうやらセイカグドの近辺には

あまり生息していないようですね。
代わりに『ソウギョ』や『レンギョ』と言う川魚ならば、ある程度の数を揃えれると

言っていますが……。
 最後に、マウサツ切子などの地元の名産品などを取り扱う商人との接触ですが、

中々の好感触を得ています。
ただ、地元以外の名産品につきましては、どうやらサイカイ屋さんが一番の

取り引き相手となるようですね。

 また、お待ちして戴いておりましたチキンレッグ領への連絡の件ですが、

バーレルの護衛士団にこちらの名産品や報告書などを持込む許可を得ました。

ただ、形としてはそれらの物品を輸送すると言う事が主任務になり、チキンレッグの

皆さんとの交渉などは、バーレルの護衛士の皆さんに託す形となりますので、

予めご了承ください。

●アルガ方面・その1
 護衛士の皆さんのお力添えを得て、アルガの都を中心とした復興支援活動が

始まっています。
こうした活動が呼び水となって、徐々にですが、アルガの人々の間にも私たちに

対する理解が得られているようです。
 こうした流れを受けて、一部の民間の有力者たちも態度を軟化させて協力的に

なり、アルガ復興の後押しになっているとの報告もあります。
 ですが、まだ根強くマウサツに不信感を抱く者がいる事も事実です。
そうした者たちが集まる集会などもあると言う事ですが、今後の対応が必要かも

知れませんね。
 一部の方の懸念事項でもあった風邪などの病気の流行ですが、現状では

確認されておりません。
ですが、病気予防の呼びかけなどは今後も続けて戴けますと幸いです。
 一方、滞りがちだった地方農村部への食糧の配給ですが、人員の補強によって

業務が可能となりましたので、聞こえていた不満の声などは一先ず収まった

様子です。
 しかし、こちらではまた別の問題が持ち上がっています。先のトキタダ公の

徴発によって、種籾や植付け用に取り置きしておいた種芋などまでもが

持ち去られてしまったらしく、この春の作付けの目処が立っていないと言うのです。
 種籾や種苗、種芋などの確保など、出来るだけ早急に対応したい所です。
 さて、投降されている元アルガ家臣団の方々ですが、

先の【≪門出の国マウサツ≫野武士狩り】の折に投降されたリュウゲンさんの

説得の下、お力添えを戴ける方が増えているようです。
今後の活動の為にも、元アルガ家臣団の皆さんとは、より深く理解し合って

行きたい所ですね。

 最後に。現状、異種族との交流が無かったアルガの地に於いて、

異種族混成部隊である護衛士の皆さんが完全に受け入れられるまでには、

今暫くの時を要するでしょう。しかし、その壁を乗り越えたからこそ、

今のマウサツがあると言う事を胸に、今後も皆さんのお力添えを戴ければ

幸いです。

●アルガ方面・その2
 今回、多くの護衛士の皆さんのお力添えもあり、多数情報の寄せられていた

野武士への対応はかなり進んでいます。
中には、付近の村などを襲い乱暴狼藉をはたらく野武士などもいて、

討伐せざるを得ない状況が多いのですが、先の依頼でリュウゲンさん以下、

4人の野武士たちの投降を許したとの報が各地にも届いているらしく、

説得に応じる者も少なからず出ているとの報告があります。
 しかし、依然行方の知れない元家臣も多くいるらしく、今後の野武士たちへの

対応を推し進めて行く必要がありそうです。
 ジリュウとの国境付近ですが、今の所動きは見られません。

元々、周辺警戒の為に置かれていた館があったそうですが、先のアルガ攻めの

前後で何者かの手によって焼失したらしく、現状では使用不能となっています。
 ただ、周辺警戒を行う拠点として優れた立地にありますので、館の再建も視野に

入れておくのもいいかも知れませんね。


 さて、トキタダ公の捜索ですが、大きな進展がありました。
 潜伏している可能性が高い場所が、3ヵ所までに絞れたのです。
護衛士の皆さんのお力添えでアルガ領内の地形把握が進んだ事も要因の

一つですが、投降した野武士たちの話などから、潜伏していると思われる場所の

絞込みが進んだ事が大きく寄与しています。
 その場所ですが、以下の3ヵ所となります。

1.トツカサとの国境に近い隠し砦のある山
『元々、トツカサとの戦いの為に築かれた隠し砦のある山で、

食糧なども充分に備蓄されていたと聞いておる。

再起を期して潜伏する拠点としては申し分の無い場所だろう』

2.ジリュウとの国境近くにある険しい高峰
『以前より怪異が多く出没する魔の山として知られる高峰で、

地元の者も殆ど立ち入る事はない。しかし、身を潜めると言う事に限れば、

最良の地と言えるかも知れぬな』

3.マウサツとの境界付近にある山岳地帯
『先頃、トキタダ公の命でこの地域に資材や食糧が多数持ち込まれたと

聞いておる。
詳しい事は判らぬが、マウサツ攻めに向けた拠点を築いていた可能性が

高いだろう』

 以上、それぞれの場所の解説はリュウゲンさんでした。
 今の所、その何処に潜んでいるのかを判断するまでの情報は

得られていませんが、有力な情報である事は間違いないでしょう。

このまま、慎重に捜索を進めるのか、
それとも討伐をも視野に入れた強行偵察を行うのか、皆さんの判断を

仰ぎたいと思います。


●ジリュウ方面
 ジリュウの港での食糧の積み込み作業ですが、危険を押して参加した

護衛士の皆さんが細心の注意を払っていた事もあり、ジリュウ側に

察知される事なく、無事に成功したとの報が
届いております。
 作業の効率化を図りつつ、役割分担などを決めておいた事も功を奏したようで、

懸念されていたジリュウ側との交戦も無く、倉に納められていた殆どの

食糧を持ち出せたとの事で、今回の輸送業務は大成功であったと言えるでしょう。
 また、サイカイ屋本店にあった衣料品や毛布、火鉢などの暖房器具の

積み込み作業も合わせて行われたとの事で、アルガ方面への支援物資として

有益に活用する事が出来そうです。
 ジンエモンさんのお話では、サイカイ屋本店の移転作業は秘密裏に

進められていたらしく、高価な商品や資産などについては、既に陸路で

運び出しているとの事です。
 今後はトツカサとマウサツ・アルガ方面を中心に商いを展開するとの事で、

ジリュウ国内での商売は当面の間は見合わせるようです。

 さて、これで当面の間は、アルガ及びマウサツでの食糧問題は解決される

事なります。余剰分に関しては、有益な使用法を検討してみるのもいいかも

知れません。
 
●その他
 クラノスケさんの武勇談ですが、様々な分野に渡ってのとりとめもない話が

延々と続き、全てを聞き及ぶ事は流石に無理だったようですね。

今後の再挑戦をお待ちしています。
 『礼法の指南書』の訳本の複製は、護衛士の皆さんのお力添えで作業が

進められています。
これで、今後の礼法の学習にも弾みが付く物と思われます。

ご協力、ありがとうございました。(礼)
 アルガより持ち帰った文献の調査も多少進んでいます。

航海図はマウサツ近辺も含んだアルガ領周辺の物で、ある意味貴重な資料と

言えるでしょう。ただ、以前より探している外洋関連の航海図などは、

やはり発見されておりません。
 今後も調査を進める必要がありそうです。


 今回のご報告は以上となります。簡略に纏めた物ですので、見落としや

書き間違いなどお見苦しい点もあるでしょうが、今後の活動に活かして

戴く為にも、お手数ですがお目通し戴けますと幸いです。



最終更新:2007年04月26日 00:20