【情報文章】マウサツレポート・その11 2005年11月28日

 サコンです。
 少し遅くなってしまいましたが、【通常業務 ~11/20】などでの護衛士の

皆さんの活動の成果・判明した事柄に付いての報告書が纏まりましたので、

ご報告致しますね。

●マウサツ地方(マウサツの街近郊) 治安A→A
 まずはマウサツの街ですが、治安も相変わらず良好で活気に溢れています。
冬が近い事もありまして、そろそろ冬支度を始められている方も多いようですが、

今年は特に大きな動乱ともほとんど無縁でしたので、比較的余裕を持って冬を

迎える事が出来そうですね。
 商人の皆さんのお話では、今年は食料品をはじめ、薪や炭、油などの燃料も

十分に在庫があるとの事ですので、マウサツでは暖かい冬を迎える事が

出来そうです。
 特に特産品の菜種油はかなりの在庫があって、マウサツ領内だけでは

とても捌き切れないとも聞いていますので、交易用の品として考えても

よろしいのではないでしょうか?
 その交易の要ともいえるマウサツの港では、サンダース号の解体作業が

つつがなく執り行われ、無事に解体を終了致しました。作業に参加されていた

皆さんの活躍(?)ぶりは、港で噂になっているそうですよ。
 また、元サンダース号乗組員の方々ですが、有志の方が手紙や手荷物などの

やり取りを仲介して戴いたおかげなどもありまして、大分落ち着きを取り戻して

来ているご様子です。
現在は、港ではしけの操船などのお仕事をされているそうです。
 港の警備体制を危ぶむ声などもありましたが、マウサツ武士団の目も十分に

光っているとの事で、不審者などが見付かったという報告は現状では

届いておりません。ですが、今後も注意しなければならない事項である事は

確かでしょう。
 今回、有志の皆さんが行なっていたマウサツ武士団との訓練ですが、

実戦訓練を主体にした事もありまして、目に見えて成果が上がっているようです。
とはいえ、まだまだ実力的には護衛士の皆さんと比肩し得るとまでとは

行きませんので、今後もお力添えを戴きたいとクラノスケさんも仰られていました。
 ランドアースの遊びを広めようとされていた方も居られたようですが、

流石に1人で出来る競技ではなかった事もあり、思うようには行かなかった

みたいですね。
次は、ある程度人数を集めてからやられてみると良いかも知れませんね。

●マウサツ地方(農村部) 治安:B→B
 護衛士の皆さんのお力添えもあり、畑を荒らしていたイノシシの被害なども

最小限に抑えられ、秋の収穫はほぼ滞りなく完了したとの報告が届いております。
 収穫量は例年よりもやや大目であったとの事ですが、流石に他国への援助が

出来る程の余剰はなかったようです。
とは言え、この秋の収穫を終えて、マウサツの食糧事情は完全に好転したと

言っていいでしょう。
多少の余剰もあるとの事ですので、万一の事態に備えて備蓄を進めて行きたい

所ですね。
 そろそろ季節は晩秋から冬へと差し掛かっていますが、これから冬場の作物の

作付けなどが始まるようですね。それらの作業を終えれば、

農家の皆さんもようやく一段落といった所でしょう。
 ところで、イノシシの被害についてですが、幾つか追加の報告が届いております。
 今年は特に天候不順などもなく、秋の実りは良好であるとの報告を以前

お知らせしたかと思いますが、これは山の幸に付いても同様であるとの報告を

受けています。
つまり、わざわざ山を降りて、人里近くの畑を荒らす必要はない筈なのです。
 また、『獣達の歌』を使われた方が動物たちから聞いた話では、イノシシたちの

住む山中に、餌場を荒らしている何者かがいるらしいとの未確認情報もあります。
 こうした幾つかの報告から、これらイノシシ被害のあった周辺地域の山中に

何らかの存在がいる事は確定的な様子です。
近々、調査及び問題解決の為に、護衛士の皆さんのお力をお借りする事になると

思いますので、よろしくお願い致しますね。

●アルガ地方(アルガの都近郊) 治安:B-→B
 護衛士の皆さんのお力添えで、アルガ武士団への協力体制を進めた事に

よって、都周辺の治安は好転の兆しを見せています。こちらでの業務に

参加されていた皆さんと武士団の方との交誼もより深まり、友好的な関係を

築く為の下地は出来て来ているようです。
 ただ、材木などの高騰から始まったアルガ地方の物価の上昇は、まだ収まりを

見せていません。
護衛士の皆さんが街中を巡回し始めてからは、値上げの幅は小さくなったとの

事ですが、徐々に住民の皆さんの生活を逼迫させつつあるようです。
 これらの事態に深く関わっていると目されている謎の女占い師に付いての

調査ですが、幾つかの新たな情報を入手しています。
 件の占い師ですが、『託宣の儀』と呼ばれる集会を極秘に開いて、信奉者の数を

徐々に増やしているようです。
この集会に潜入する事が出来れば、神出鬼没を噂される彼の占い師と

接触出来ると思うのですが……。
 現在、集会に参加した事のある人物からの情報などを入手、確認中ですので、

今後護衛士の皆さんにご協力を仰ぐような事態もあるかと思います。
 さて、現在抑留中のトキタダ公に忠義立てしている武士たちへの

協力要請ですが、余り芳しくないようです。
条件面での折り合いというよりも、火急に主の元に駆け付けたいとの思いの方が

強いようですね
 根気良く説得を続ければ、砦の守備などの任務に就いてもらう事も不可能では

ないでしょうが、現実問題としてトキタダ公を見限った現行のアルガ武士団や

マウサツ武士団との折り合いは最悪でしょう。
 彼等を解き放って、他の武士団の方々と同じ任務に就いて戴く事には、

色々と問題がありそうですね。

●アルガ地方(農村部・国境線など) 治安:C+→B
 国境の砦ですが、見張り台や狼煙台などの周辺施設の整備と共に、

周辺地理の確認や警備体制の整備などを推し進められています。
砦には周辺地形の詳細が記された地図なども残されていて、警備体制の確立の

一助となっているようです。
 こちらでの業務に参加された皆さんのご尽力などもありまして、

現状の警戒網はほぼ万全に機能している様子です。
期間中、ジリュウの斥候部隊との小規模な戦闘などもあったようですが、これの

早期撃退にも成功したとの報告も届いております。
 砦周辺では、今後もこのような小競り合いが起こるかと思いますので、

皆さんのお力をお借り出来ますと幸いです。
 また、警備の合間を縫って、アルガ・マウサツの両武士団から派遣されている

武士の皆さんとの鍛錬なども執り行なわれ、それなりに成果が

上がっているようです。

この地は、いわば対ジリュウの最前線にもあたる場所ですので、
今後も鍛錬を続けて実力の向上に努めてもらいたい所です。
 さて、護衛士の皆さんのご協力などもありまして、この地域の治安は

かなり向上して来ている様子です。
国境の砦の接収によって、ジリュウ勢の脅威などの不安が解消されただけ

ではなく、農村部への巡回警備なども積極的に行って戴けた結果でしょう。
 住民の皆さんとの距離も近くなったようで、巡回中に声を掛けられる事も

増えて来たとの報告を受けています。
地元の方の視線から見た問題などをお聞きする、良い機会になりそうです。
 地元の皆さんとの交友を深める為にも、こうした地道な活動を続けて

戴きたい所ですね。
 ジンオウ様もお忍びで視察を行なったとの事で、自らも少なからず関わった

アルガ地方の復興具合を直接確認されて安堵されたと聞いております。

●その他 治安:???
 有志の方が検討されていましたマウサツ近海の警備計画ですが、

アソウ一家との雇用契約が切れた事で立ち消えとなっています。実際の所、

自由に稼動出来る船のない現状では、水上警備網の整備は至難といって
差し支えないでしょう。
 アソウ一家の皆さんを味方に付ける事が出来れば、そうした心配もなくなるかと

思いますので、心強い限りなのですが……。
 また、アソウ一家との航海で得た知識や技術、経験などを取り纏められた

報告書が届いておりますが、
中々の出来栄えで、船上活動の手引きとして十分に使えそうです。
 近々、増刷する予定ですので、興味のある方は今しばらくお待ちくださいね。
護衛士団の置かれています各地域との連絡ですが、護衛士の皆さんの

お力添えもありまして恙無く行なえているようです。
今後も他地域との連絡体制が重要になる事もあるかと思いますので、

よろしくお願い致します。

 今回のご報告は以上となります。今後、業務に関してのご相談や
追加特別業務、
依頼などを執り行って戴きたいと思いますので、護衛士の皆さんの御力添えの程、

どうかよろしくお願い致します。

 


最終更新:2007年04月26日 01:35