情報文章】ジリュウからの要求・改訂版 2006年05月03日

 サコンです。
先日、ジリュウ側より届けられました書状についてですが、トツカサへと

向かっていた護衛士の方から追加の情報が入っていますので、

取り急ぎご報告致します。

 ジリュウのサダツナ公ですが、マウサツだけにではなくトツカサに対しても

使者を送っていた様子で、マウサツに送った書状の内容を明かした上で、

マウサツとの“手打ち”を成立させる為にライオウ公に
その仲立ちの要請を申し出ている事が新たに判明致しました。
 この件に関して、トツカサの王ライオウ公はまだ正式な回答を

出していないとの事ですが、このままではジリュウ側の要請を聞き入れて、

両者の仲立ちに動く可能性もあるとジンオウさまも懸念されているご様子でした。
 ただ、トツカサの重鎮たちの間には今回のジリュウ側の申し出を

訝しむ声も少なからずある為、トツカサ側が結論を出すまでには

今しばらくの時を要しそうです。
今一度、トツカサとも協議の場を持つなどして対応を図る事も

視野に入れるべきかも知れませんね。

尚、意訳した書状の内容を以下に記していますので、各自ご確認戴ください。 
その上で、今後私たちの取るべき道を熟考致されますよう、よろしくお願い致します。


『門出の国マウサツ御中諸兄方

 先日の貴国よりの侵略行為によって、我がジリュウは多大な被害を被る事となった。
 されど貴国マウサツよりいまだに何ら謝罪の言葉はなく、我がジリュウとの国境に

 於いて徒に緊張を高める振る舞いを繰り返し事は甚だ遺憾であり、

 引いてはセイカグドを戦乱に貶めし事にもなりかねぬ愚挙である事を改めて

 勧告致すものなり。

 その上で、先日の貴国マウサツからの理不尽な侵略行為に対し、

 貴国マウサツとの平和裏な関係修繕の為、我がジリュウは以下の5つの条項に

 ついて正式に要求致すものなり。


 ひとつ。
 先の戦乱に於いて、多数の我が国の臣民が安寧の暮らしを乱され、多大な被害を

 被りし事は、全て貴国マウサツが起こした暴挙に拠るものである事は明々白々。

 我がジリュウはこれを断固糾弾し、貴国に誠意ある謝罪と賠償を要求する。

 ふたつ。
 貴国マウサツの我がジリュウに対する諸々の敵対的行動を早急に取り止める事を

 要求する。
 セイカグド全土の安寧の為、引いてはセイカグドの民草の為にも、

 貴国マウサツが再び暴挙に走らぬ事を心より願うものなり。

 みっつ。
 貴国マウサツが我が国内より拉致せし我が良民に対し、その身柄の保証と

 厚遇を要求する。彼の者たちへのいわれなき虐待や冷遇、またはそれらに

 類する非道な行いを貴国マウサツが行なわぬ事を切に望むものなり。

 よっつ。
 貴国マウサツは現アルガ領の支配権を放棄し、新たなアルガの国再建の為に

 尽力せし事を要求する。
 その際には、我がジリュウも第4領を新生アルガに帰属させ、元アルガ難民に

 対しても無条件での帰参を許す事を此処に約定致すものなり。
 尚、先の我が国への賠償については、新たなアルガ国の再建が為、彼の国に

 譲渡致す事を此処に併せて約定致すものなり。

 いつつ。
 貴国マウサツは、トツカサ国と新生アルガ国、そして我がジリュウと共に

 セイカグドの恒久の平和と安寧をもたらす為、【セイカグド王】擁立に向けて

 尽力せし事を要求する。併せて、各国の代表を募っての
 合議の席を準備致す所存なり。色よき返答を望む。


 以上、5つの条項について貴国の誠意ある返答と対応を求む。
 また、各事項についての詳細な説明が欲しくば、説明の場を準備致そう。
 我が言の葉が足らずして貴国マウサツが更なる戦乱を望むのならば、

 我がジリュウは全身全霊を以って戦い、セイカグドに平和と安寧の日々を

 齎さん事を此処に誓わん。
 願わくば、共に手を携えて進む道を望むものなり。

                                    ジリュウ国国王サダツナ』

 


(#゚Д゚)<おまえはどこの将軍様だ!この狸爺!
最終更新:2007年05月12日 02:43