【情報文章】ジリュウよりの宣戦布告 2006年06月04日
サコンです。
先程、ジリュウ側より白装束に身を包んだ使者が到着し、マウサツに対する
宣戦布告の書状が読み上げられました。
布告文を意訳した内容を以下に記しましたので、各自ご確認の上、
今後私たちの取るべき道を熟考致されますよう、よろしくお願い致します。
『門出の国マウサツ御中諸兄方
貴国マウサツが、我がジリュウ領内にて新たな生活の場を築くべく
日々精進致していた
元アルガ難民等を不当なる理由及び手段を用いてこれを連れ去り、
我が国に対して多大なる不利益を与えし事は、セイカグドに住まいし
万人の知る所である。
貴国よりの暴虐なる行為を目の当たりにして、我がジリュウの
勇敢なる武士たちは義憤の心を奮い立たせ、無法なる侵略者に対して
剣を取り矛を振り上げし事は当然の帰結であろう。
されど、我がジリュウは徒に流血を望むものではない。
これ以上の無益な流血を避けるべく、慈悲と寛容の心を以って対話による
平和裏な解決を求めてトツカサの国の尽力によって実現した和議の席に
着きし事は、貴国も周知の通りである。
だが、その解決の場も貴国による不誠実な対応によって蔑ろにされた挙句、
和議への道は閉ざされ、我がジリュウは振り上げた矛を下ろす貴重な機会を
失う事と相成った。
よって、我がジリュウは貴国マウサツに対して、領内での諸問題を他国侵攻の
理由として不当に利用せしアルガ領の支配権の放棄及び諸兄方の
アルガ領内からの撤退を求め、義憤を以って兵を起こすものなり。
貴国がアルガ領よりの撤退を潔しとせず、徒に流血を望むのならば是非もなし。
元より、武による暴虐に対して武を以ってこれを返すは乱世の倣い。
我がジリュウは、貴国マウサツの実質的な支配下にあるアルガ領へと軍勢を進め、
武の力を以って諸兄方をアルガ領内より排斥致す。
されど、貴国が我が勧告を潔く受け入れ、アルガ領よりの撤退を速やかに
終えし時には、我がジリュウもアルガ領への進軍を取り止める事と致し、
彼の地の有力者等と共にアルガの国の再建を目指すべく協議致して行く所存である。
重ねて申し伝えるが、我がジリュウは徒に流血を望むものではない。
願わくば、貴国が流血の道を選ばぬ事を望むものなり。
ジリュウ国国王サダツナ』