読んで字のごとくラリーカーのような車。ランエボ、インプレッサなどのエアロBが該当する。
エボ9、R2はエアロパーツも装着されるが、それ以外の車種は夜間競技用のライトポッドや、
パジェロの場合川に突入する時のためのシュノーケル(搭乗者の為ではなく、排ガスを逃がすための物)等、
基本的にラリーでしか使わない装備が装着される。
尚、エボ9にはWRCに登場したスーパーラリーカーがベースのエアロC、S30にはモンテカルロラリー仕様のエアロB、
2000GTもエアロCがラリー仕様なので、これを装着したものもラリーカー仕様といえるだろう。
ラリーとは?
封鎖した公道などを走り、指定されたタイムや速度にどこまで近づけるかを競うモータースポーツ。
湾岸ミッドナイトで描かれている公道レースと違い、全ての区間で速ければいいという訳でもないのがポイントの一つ。
例えば世界ラリー選手権(WRC)を例にとると、一般車両による下見(レッキと呼ばれる)、競技車両の最終チェックと車検を済ませて出走許可が出ると、本番当日はまず一般公道を通ってスタート地点に向かう(ロードセクション、リエゾンなどと呼ばれる)。この区間では競技車両ではなく一般車両として走るため、スピード違反などで違反キップを切られる可能性もある。ちなみに一発免停をくらった場合は助手席からカーブなどの道案内(要は人力カーナビ)やペース指示を出すコ・ドライバーが代わりに運転するなどの対処がされる。
スタート地点であるタイムコントロールエリアに着いた車は、公道区間での渋滞などによるタイム差をペナルティという形で補正され、いよいよスペシャルステージと呼ばれる競技区間を走る。舗装路だけではなく未舗装路や雪道、あるいはアイスバーンがコースとして指定されていたり、本作でいう箱根のような峠道や、サファリラリーなどでは酷暑の砂漠地帯を走る事もある。そのため横転事故などによるリタイアが発生する事も多々ある。
スペシャルステージを走り終えた車はまた一般公道を走り次のスペシャルステージに向かう。この時に整備を行うが、整備を行った場合にもタイムペナルティが課されるため車をいたわって走る事も重要といえる。
すべてのスペシャルステージを走り終えたらまた一般公道を走り本部に戻って、必要なら整備を行い一日の競技が終了。これを金曜〜日曜の3日繰り返して1戦、16戦で1シーズンとなる。日本では北海道で競技が行われる。
長い説明となったが、F1日本GP(鈴鹿サーキット)同様モータースポーツに興味があるなら見に行ってみるのが一番わかりやすいだろう。
基本的にゴールデンウィークの頃に開催されるようだ(別の国では雪だらけの中を走ることもある)。
最終更新:2016年10月13日 00:09