獰猛なドラゴンを倒したこともある勇者。
自らを
うまい棒に例え、自らの力で増殖させ多くの人々に配った勇者。
浮浪者に惜しみない愛情を送り、定職や住居の心配もした上余った
うまい棒くずを与えた勇者。
罪を犯した女性が石を投げつけられているのを自分以外止めた勇者。
さいたまの救世主として数々の奇跡を成してきた勇者。
そんな勇者も、最終的には太陽賛歌のポーズのエネルギー爆発により
魔王と相打ちになるという偉業を成し遂げ生涯を終えた。
しかし悲しむことなかれ。
彼らは
何らかの奇跡によって
また必ずよみがえることであろう。
半透明になった棺桶がその証明なのである。
最も大事なのは栄光ではなく、勇者の正義の心、そのものなのである。
最終更新:2018年02月13日 01:50