moedra @Wiki内検索 / 「秘湯」で検索した結果

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  • 秘湯
    「ふう・・・ここがこんなに険しい山だとは知らなかったな」 鬱蒼とした森林に埋もれた山の中腹をひたすらに歩きながら、俺は切れてきた息を整えるようにゆっくりと呟いた。 1度山登りを覚えると、いろんな場所の山に登ってみたくなるのが人の心理というものだろう。 俺もそのご多分に漏れず登り慣れた山から離れて新たな頂を求めてみたが、標高が低い割に険しい道程に少し不安を抱え始めていた。 時刻は午後の5時。まだ雪が降るような季節ではないものの、さすがに空は薄っすらと朱に染まり始めている。 「こりゃあ夜は冷えるだろうな・・・」 一応簡易テントと寝袋は持っていたものの、今まで登山は日帰りが多かった俺には山中での宿泊はほとんど経験がないのだ。 分厚く茂った木々のお陰でさほど肌寒さは感じないものの、それでも時折吹き込んでくる風の冷たさに冷え込みを予感させられる。 とにかく、どこか風だけでも凌げる場所...
  • 秘湯2
    「うっ・・・」 相変わらず背中にのしかかるドラゴンの重さに、俺はハッと目を覚ました。 どうやら寝ている間に食われたりはせずに済んだようだが、いつのまにか場所が変わっている。 首まで浸かっていたはずの温泉は跡形もなく消え、いくら辺りを見回しても暗い岩の壁で囲まれているばかり。 「起きたか?」 硬い岩でできた地面の上に俺をうつ伏せに組み敷いたドラゴンが、背後からそっと呟いた。 「こ、ここは・・・?」 「私の住処に決まっているだろう?フフフ・・・貴様が眠っている間に連れてきたのだ」 ドラゴンの顔は見えなかったが、その声にはひどく愉快そうな響きが混じっている。 「ま、まさか・・・いやだ・・・助けて・・・」 知らぬ間に住処へと連れ込まれ、今度こそ食い殺されるかもしれないという恐怖に温泉で温められていた体が内側から急速に冷やされていく。 もぞもぞと必死で巨体の下から這い出そうとす...
  • SS便乗者氏
    ...×♂人間) 秘湯(♀竜×♂人間) ↓真紅の求婚者(♀竜×♂人間) 龍の棲む湖(♀龍×♂人間、捕食) ↓湖の邂逅(♀竜×♂人間、選択分岐) ↓ドラゴン学者(♀竜×♂人間、♀竜×♂竜) ↓子育て(竜×♂人間、輪姦、Transformation) ↓桃竜の願い(♀竜×♂人間、捕食) 秤上に揺れる哀と愛(♀竜×♀人、♂竜×♀竜、流血、Transformation) 氷炎の恋物語(非エロ、ザッピング)[絵あり] 奪われた平穏(♀竜×♂人間、♂竜×♀竜、流血、捕食)[絵あり] 死神と呼ばれた少年(非エロ、Transformation) 焼け跡に残った光(♂竜×♀竜、流血、捕食) 毛鱗の番い(♂竜×♀竜) 紅き大老(♂竜×♂人間、♀竜×♂人間、輪姦、流血、Transformation)[絵あり] 赤月の悪戯(微エロ、流血、ザッピング) 塔上の煌き(...
  • 真紅の求婚者
    ...れば、さぞかし立派な秘湯なのだろう。 いつものように身を屈めたドラゴンの背に登りながら、俺は眩しい陽光に目を細めた。 バサッ、バサッ・・・ 日の暮れ行く空に、ドラゴンが翼を力強くはためかせた。 昼に寄った町を越え、遠くに霞む山々をも飛び越えていく。 朱に染まっていた空が次第に紫の色合いを濃くしていきながら、明るく輝く星々を辺りにちりばめ始める。 そうしてすっかり太陽が地平線の彼方に沈みきった頃、前方に小高い山が見えてきた。 さして標高は高くないようだが、空から見ると鬱蒼と茂った森林がまるで人間の侵入を拒んでいるかのように山肌を覆い尽くしている。 やがて、その深緑の絨毯の一角にぽっかりと口を開けた岩場が見えてきた。 その穴へ向けて、ドラゴンがフワリと舞い降りる。 ドラゴンの背から滑り降りるように地に降り立つと、そこには確かにもうもうと白い湯気を上げる天然の温泉...
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