「……まぁいいじゃろう。だがもう一回挑んでこい!
負けて引退など断じて許さん!」
―――――
―――
―
…ったく、許すのか許さないのかどっちなんだよ。
まぁ間接極められなかっただけましか。片腕ないだけで間接技がこうもかけられなくなるとは。
打撲のほうは……まぁ大したこともなさそうだ。
「ますたー」
「じぃに」
「おこられたの?」
「ないてる?」
「ぼくたちが」
「なぐさめて」
「あげようか?」
部屋の外にいた7匹が聞いてくる。
「……大丈夫、問題ないよ。さ、散歩にいくぞ」
今日はいい天気だしな、せっかくだから街のほうにまでいくのもいいかも―
「ウッヒョオオオオオオオオオオオ!なんというユートピア!ここは桃源郷か!」
……いつぞやで聞いたことのある叫び声。おっかしいなたしか凍死したと聞いて―
「やっぱあんたか……」
「おぉ!いつぞやの交流会の人じゃない―――」
「……?」
「もふもふー!!」
超低空タイブ!目標はガーディ!
「うわぁ!?」
「かぁいい、かぁいいよぅ~」
「「「「「「……(キュピーン」」」」」」
残りの6匹が変態に興味を示した!
6匹が変態に飛びついた!
「うは、これはいいハーレムwwww」
「半分は雄だ……まぁいいけどなんでこんなところに?」
「天国があると聞いて飛んできました」
「そうか、お前らどうする?そいつと遊んでるなら俺は一人で買い物いってくるが」
「んーと」
「そうだね」
「じゃあきょうは」
「このひとと」
「あそんでるよ」
「だからますたー」
「いってらっしゃい」
「了解、帰るときはそいつらは親父に預けといてくれ。
いまケンタロスと素手でやりあってるのがうちの親父だから」
「うは、全員可愛がってやるぜwwww」
聞いちゃいねぇな……まぁまだ仔犬だし変な気もおこさないだろう。
いざとなったらリン姐がどうにかしてくれるさ。
さ~て……せっかくだしあの化け物に挨拶でもしてくるかな。
どのみちまた勝負を挑むことになるしな、確かニビシティから見学用のゲートがあるんだっけ?
そのあとは……またあとで考えよう。
最終更新:2007年12月21日 00:55