新タイプ:ウイルス
現状、
くさ/
フェアリーにしか抜群を取れない
どくタイプの攻め方面を強化する目的で追加した新タイプ。
こおりタイプの貧弱な耐性の強化も考慮した。
簡略化した際の表記は『菌』。
ウイルスタイプの概要
細菌は栄養素さえあれば自分自身で分裂増殖が可能なのに対し、ウイルスは生物の細胞に入り込み、細胞の機能や構造に依存して増殖する。
両者は別物だが、ここでは一つのタイプとして考える。
主にウイルスを中心に記述していく。
全タイプ中で、最も搦手に秀でたタイプといえるだろう。
ウイルスについて
バイオセーフティーレベル(略:BSL)施設で冷凍保管されており、4段階に分けられる。
「BSL-1」:動物に無害な病原体(ワクチン株など)
「BSL-2」:インフルエンザウイルス、マラリア原虫など
「BSL-3」:狂犬病ウイルス、新型コロナウイルスなど
「BSL-4」:エボラウイルス、天然痘ウイルスなど
超低温環境(-80℃以下)でウイルスは不活性化(活動を停止)する。
長期的な保管の際には液体窒素(-196℃)を用いる。
構造が単純なため、変異しやすい。
その他の関連事項
⇒薬はウイルスにとっての毒となる
関与しているケースが多い
⇒ウイルスが別のウイルスと共存する
- 一般的には熱に弱いとされるが、例外は多数あり
- 100℃で4時間の加熱が必要なウイルスも存在する
⇒実現性が低い条件なので『ほのお』技は抜群にならない
ウイルスタイプの特徴
- こおり状態になりやすい(1.5倍)
- あられ以外の天候によるダメージを受けない
- 天候による技の倍率や命中率の影響を受けない
- みがわり状態の相手にも攻撃が当たる
- ポケルスに感染しやすい
ウイルスタイプの特性
空気感染(くうきかんせん)
自分以外のポケモンが『こおり』タイプでない風技(たつまき/ぼうふう等)を使うと、状態異常に掛かっているポケモンの状態異常が全てのポケモンに移る。
※複数のポケモンが状態異常のとき、最初に命中したポケモンの状態異常が適用される
※ダブルバトルで強烈なデバフ撒きが可能
例:「ふぶき」はこおりタイプの技なので発動しない
スーパーパンデミック
自分以外のポケモンが状態異常にかかりやすくなり(1.5倍)、回復効果が3/4倍(0.75倍)になる。
この特性を持つポケモンが倒れると効果が無くなる。
※みがわり状態であれば状態異常にはならないが、回復効果の減少は無視できない
ハイパーパンデミック
自分を含む全てのポケモンがHPおよび状態異常の回復ができなくなり、毎ターン終了時に現在HPの1/8ダメージを受ける
この特性を持つポケモンが倒れると効果が無くなる。
※みがわり状態でも防げない
飛沫感染(ひまつかんせん)
自分以外のポケモンが口技(あくまのキッス/うたう/さわぐ等)を使用すると、自分以外がこんらん/ねむり/まひ/メロメロ/もうどくのいずれかの状態異常になる。
技が命中したかどうかに関わらず必ず状態異常になり、いかなる特性や技であっても防ぐことはできない。
※すでに状態異常になっている場合は上書きできない
※『でんき』タイプはまひ状態、『どく』タイプはもうどく状態が適用されない
※ダブルバトルで強烈な牽制が可能
変異株-α(アルファ株)
自分のタイプ相性(攻め)が反転し、『命中率』が常に1.2倍になる。また、命中率を下げる効果を受けない。
※無効となるタイプは変化しない
※戦闘開始直後に変異のアナウンスあり
例:「○○は様子がおかしい!!」
⬆変異株-ςとアナウンスが同じであるため判別不可
変異株-β(ベータ株)
自分のタイプ相性(受け)が変化して技の追加効果を受けなくなる。
また、『こおり』以外の状態異常にならない。
※イメージとしては耐性菌のようなもの
※戦闘開始直後に変異のアナウンスあり
例:「△△は不気味なオーラを放っている!」
変異株-ς(ファイナルシグマ株)
攻撃した相手の耐性を1段階下げた状態で判定し、与えるダメージが1.25倍になる。
ただし、毎ターン最大HPの1/8を消費する。
※より攻撃的になったが寿命は短いウイルス
※無効耐性には効かず、抜群の倍率は変化しない
※等倍⇒抜群(2倍)にした上で1.25倍補正が掛かる
※戦闘開始直後に変異のアナウンスあり
例:「□□は様子がおかしい!!」
⬆変異株-αとアナウンスが同じなので極めて危険
変異株-ω(オメガ株)
毎ターン開始時、『静菌状態』と『暴走状態』がランダムに変化する。
また、持ち物と技の追加効果および変化技を受けない。
『静菌状態』・・・全ての能力が元に戻る
『暴走状態』・・・防御と特防が3段階下がるが、
攻撃と特攻が最大まで上がる
※幻/禁止伝説の専用特性
※戦闘開始直後に変異のアナウンスあり
例:「☆☆は遺伝子が壊れている!!!」
ウイルスタイプの相性
攻め (ウイルスタイプが相手に攻撃する場合)
抜群:ノーマル、みず、くさ、かくとう、フェアリー
半減:じめん、ひこう、ゴースト、はがね
無効:こおり
攻め (特性『変異株-α』)
抜群:じめん、ひこう、ゴースト、はがね
半減:ノーマル、みず、くさ、かくとう、フェアリー
無効:こおり
⬆5タイプに半減、氷に無効と全体的に通りが悪いものの
地面/霊/鋼に抜群をとれるので採用価値は高い。
受け(ウイルスタイプが攻撃を受ける場合)
抜群:こおり、どく
半減:ノーマル、ほのお、いわ、あく、フェアリー
無効:じめん
受け(特性『変異株-β』)
抜群:でんき、こおり、じめん、むし
半減:みず、かくとう、ドラゴン、はがね
無効:ほのお
相性が良い複合タイプ(通常)
『こおり』に打点があるかどうかが重要だろう。
抜群:みず、どく
半減:ノーマル、くさ、むし、あく、はがね
激減:ほのお、フェアリー
無効:じめん
⬆炎タイプが苦手とする地面が無効になり耐性面が強化。
菌が無効となる氷に対して一致技で弱点をつける
抜群:かくとう、どく、はがね
半減:ノーマル、あく、フェアリー
激減:-
無効:じめん
⬆ウイルス技を無効にできる唯一のウイルスタイプ。
氷複合なので『こおり』状態にならず、霰ダメージも
受けないため天候関連の影響を一切受けない点が◎
抜群:かくとう
半減:くさ、ひこう、エスパー、むし、ドラゴン、
あく、はがね、ウイルス
激減:ノーマル、いわ、フェアリー
無効:どく、じめん
⬆半減以下が13タイプもあり、うち激減が3タイプ
特に鋼と菌がそれぞれの弱点を互いに相殺した結果、
抜群が格闘だけになったにも関わらず、その格闘に
対して菌打点を持つというトンデモナイ耐性を誇る
相性が悪い複合タイプ
ウイルスタイプの技
イミュニティブレイク
(物理) 威力:300 命中:50 PP5
免疫を破壊して、あらゆる物体を機能不全に陥らせる。
相手の持っている道具を破壊する(効果も発動しない)。
ただし、攻撃を外すとひんしになる。
※きあいのタスキ等の効果を無視できる
※技「まもる」などで防がれた場合はひんしにならない
ワームウイルス
(変化) 威力:- 命中:85 PP12
相手の体内にワームを侵入させる。
自己増殖して被害を急速に拡大させてワーム状態(状態異常)にする。
《ワーム状態》
毎ターンダメージを受け、最大HPの1/10、2/10…と増える(最高9/10)。
『はがね』タイプの場合は受けるダメージが最大HPの1/4、2/4…と増える(最高3/4)。
BSL-5バイオハザード
(変化) 威力:- 命中:- PP5
最凶のウイルスを撒いて、自分以外のポケモンをカウントダウン状態(2)にする。
ターン終了時にカウントが1減り、0になるとひんしになる。
交代するとカウントダウン状態が消える。
※技「ほろびのうた」の上位互換
※技「まもる」「みきり」「みがわり」を貫通
※ダブルバトルでは極めて強烈な牽制技となる
議論所
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最終更新:2025年10月27日 20:38