チリ共和国

目次



概要

正式名称 República de Chile
英語名称 Republic of Chile
国旗  
国の標語 Por la razón o la fuerza(理性によって、または力によって)
国歌 Himno Nacional de Chile
公用語 スペイン語
首都 サンディアゴ
最大都市 サンディアゴ
国家元首 サルバドール・アジェンデ
首相 首相職なし
面積 756,950km²
総人口 1613b万人
GDP(自国通貨表示) 62兆2,679億チリ・ペソ
GDP(MER) 1,015億ドル
建国 1818年・イスパニア帝国より
通貨 チリ・ペソ


国名

正式名称は、República de Chile(レプブリカ・デ・チレ)。通称、Chile(チレ)。
公式の英語表記は、Republic of Chile(リパブリック・オブ・チリ)。通称、Chile(チリ)。
日本語の表記は、チリ共和国。通称、チリ。かつては「チリー」と表記されていたこともあった[1]。漢字では、智利と表記される。
チレ(Chile)という言葉の語源には諸説あり、ケチュア語で「寒い」、アイマラ語で「雪」、マプーチェ語で「世界の果て」を意味しているなどの説がある。なお、植民地時代初期はスペイン語でもChiliと表記されていたこともあった。

地理

チリは全土がコーノ・スールの域内に収まる。西部の太平洋との海岸線、東部のアンデス山脈、北部のアタカマ砂漠によって囲まれた国土は南北に細長く、北から南までの総延長は約4,630kmに及ぶ。

北部の砂漠地帯では年間を通してほとんど雨が降らない。ラ・セレナの南から地中海性気候の渓谷地域となり、チリの主要輸出品目の一つであるブドウなどの果物の栽培や、最近輸出量が増えてきたワインの生産に適している。バルディビアからプエルト・モントまでの南部地域は森林地帯の続く湖水地方であり、年間を通して雨が多い。南緯40度以南はパタゴニアと呼ばれ、沿海部は典型的なフィヨルド地形が形成されている。マゼラン海峡を越えて南にはフエゴ島が存在し、島の西半分がチリ領となっている。チリはポリネシアにも領土を有し、サラ・イ・ゴメス島とチリ本土から西に3,700kmほど離れてラパ・ヌイが存在する。
チリの対蹠地は北・中部が中華人民共和国、南部は外蒙古、最南部はアルティスのシベリアである。
チリ本土ではUTC-4(サマータイム実施時はUTC-3)だが、パスクア島ではUTC-6(サマータイム実施時はUTC-5)となる。

歴史


  • 関連する歴史項目


地域・行政区画



代表的な都市



政治






1991年現在の大統領は、1990年1月15日に就任した社会党のサルバドール・アジェンデ。民主的選挙によって成立した唯一の社会主義政権である。
チリにも公権力の腐敗・汚職がないわけではないが、それは恒常的なものではなく、世界の「透明度」の高い国の上位30ヶ国以内に過去10年間連続してランク付けされているように、むしろラテンアメリカでは最も腐敗しておらず、比較的しっかりした法治国家だと認識されている。

憲法

立法府

立法は、二院制であり、議会はバルパライソに所在する。上院は38議席であり、一般投票により選出され、任期は8年。その他に国家安全保障委員会や司法機関、共和国大統領、前大統領などが11名を任命する制度があったが、憲法改正によりこの11議席は廃止された。下院は120議席であり、任期は4年。法案が採択されるには、両院および拒否権を持つ共和国大統領の承認を得なければならない。また両者ともに法案を提議することができるが、これを施行する権限は大統領にしかない点が問題とされている。

行政

政治制度は大統領を元首とする共和制国家であり、三権分立を旨とする議会制民主主義を採用している。行政は大統領を長とする。大統領は4年任期で選挙により選ばれ、2期連続で就任することはできない。内閣の閣僚は大統領が任命する。

司法

司法の最高機関は最高裁判所である。憲法に関する判断は、憲法裁判所が行い、憲法に反すると考えられた法律を差し止めることができる。


外交



  • 所属組織・締結条約

防衛・安全保障

チリの大統領は軍隊の指揮権を有し、軍は国防相と大統領の統制を受けている。また、チリでは徴兵制が実施され、国民は二年間の兵役の義務を有している。陸海空三軍の他に憲兵(カラビネーロス)が存在し、規模は40,000人ほどである。また、チリはブラジルに続いて南アメリカで二番目に大きな軍事予算を組んでいる。

伝統的にチリの軍隊は、「軍は憲法の番人である」として、他のラテンアメリカ諸国よりは政治に介入する頻度は比較的大きくない。


陸軍

チリ陸軍は兵員45,000人を有し、サンティアゴに司令部がある。7つの軍管区に分けられ、ランカグアに飛行旅団が、コリナに特殊部隊の司令部がある。チリ陸軍はラテンアメリカでも最も整備され、専門的かつ技術革新の進んだ軍隊の一つである。


海軍

チリ海軍は海兵隊2,300人を含む兵員23,000人を有している。29隻の艦艇を有するが、戦闘艦艇は内8隻のフリゲート艦のみである。水上艦隊の母港はバルパライソにある。海軍は輸送と警戒に当たる航空機を保有しているが、戦闘機や爆撃機は有していない。4隻の潜水艦を運用し、潜水艦の基地はタルカフノにある。


空軍

チリ空軍は兵員12,500人を有し、それぞれイキケ、アントファガスタ、サンティアゴ、プエルト・モント、プンタ・アレーナスに五つの飛行旅団を置いている。空軍は南極のキング・ジョージ島の基地でも活動している。1980年にF-16が14機、1982年にも14機導入された。なお空軍は、軍政期は警察とともに反軍政派だった。

法律・司法



経済


農林水産業

鉱業

工業

金融業

公定歩合

国際経済

科学技術

物価水準



交通


航空

鉄道

道路

海運



民族



言語



宗教



文化

祝祭日

教育

スポーツ

メディア

報道の自由

食文化



外部リンク

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最終更新:2009年02月12日 11:44
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