目次
国家設定
国旗 |
金と血の旗 |
国の標語 |
A antes de un paso.(一歩前へ。) |
国歌 |
国王行進曲 |
公用語 |
イスパニア語、バスク語、ポルトガル語、ミランダ語 |
国家元首 |
皇帝・グスタフ11世 |
首都 |
マドリード |
最大都市 |
バルセロナ |
面積 |
597,183km² |
総人口 |
53,721,829人 |
公式略称 |
イスパニア |
英語国名 |
Kingdom of Spain |
通貨 |
ペセタ |
国名
正式名称は特に定められていないが、スペイン語で、Reino de España(レイノ・デ・エスパーニャ)、España(エスパーニャ)やEstado Español(エスタド・エスパニョル)などが用いられる。
歴史
建国記念日
アセリア暦1989年2月27日
建国1年1月1日(1989年2月27日)、サラゴサ公爵グスタフがイベリア半島にイスパニア帝国を建国。
旧ポルトガル領であったマディラ諸島の領有権を、憲法で放棄。
建国1年1月2日(1989年2月28日)
神聖アルティス帝国貴族院の爆破事件が勃発。
建国1年1月3日(1989年2月29日)
建国1年1月4日(1989年3月1日)
建国1年1月5日(1989年3月2日)
建国1年1月6日(1989年3月3日) 大日本帝国と国交樹立交渉開始。
政治
国家元首
イスパニアの憲法を構成する慣習法(憲法的習律)の一つ「君臨すれど、統治せず」の原則により、皇帝は実質的な政治権力を保持していない。名目上はイスパニアの三権の源とされるのは、グスタフ11世である。
本来は、少し前は、憲法院・貴族院の議員かどうかに関わらず、イスパニア国民であれば誰でも首相に選べる事になっていたが、現代では、慣習法(憲法的習律)に従い憲法院の第一党の党首を首相に任命する。
さらに皇帝は議会が可決した法案を裁可(承認)する。これも名目上は皇帝は裁可しない権限を持っている。しかし慣習法(憲法的習律)により、裁可を拒否することはなく、儀礼的に裁可する。
皇帝は首相の助言に基づき議会(憲法院)を解散する。これも名目上は好きな時に解散して良い事になっているが、実行に移すことはない。その他の権能は皇帝大権と呼ばれ、他の大臣の任命や宣戦布告などがあるが、これらの権能も慣習法(憲法的習律)により首相および内閣により行使される。
今日では皇帝は本質的には慣習と民意により権力の行使を制限され、儀式的な役割をはたすに留まる。“首相の相談を受ける権利”、“首相に助言する権利”、“首相に警告する権利”の3つの基本的な権利のみ行使するとされる。これは首相が毎週皇帝に非公開の面会をし(大日本帝国で言う“内奏”)、アドバイスなどを受ける時の事を指す。皇帝の在位期間が長くなるほど経験や知識も積み重ねられ、面会による首相へのアドバイスの重要度は増す。これらの制限からイスパニア皇帝は君臨すれども統治せずという原則に忠実に従っていると言える。
以上のように実質的にはイスパニアの政治の長は首相であり、首相は憲法院議員の多数派に支持されている必要がある。
首相
首相の任期は4年で、憲法院において選出される。
またイスパニア帝国憲法では憲法院においての罷免は、信任案議決に過半数の否決と、また憲法院において過半数の賛成を要して代わりの首班指名を行って、初めてその旨を皇帝に宣言し罷免できるとされている(建設的不信任)。
内閣を構成し、行政権を司ることが憲法で明記されている。
憲法第1115条では、防衛事態であると憲法院が認定した場合、イスパニア帝国軍の指揮権は国防大臣から首相に移行することとなる。
なお、憲法院の解散権は皇帝に与えられているため、帝国憲法では皇帝に解散の提議をして賛同を得られたときのみ皇帝が行えるとされている。また解散を提議できるときは憲法院において信任案が否決された時のみとされている。
議会
イスパニア帝国議会は帝国の立法機関である。議会を構成するのは皇帝、上院(貴族院)、下院(憲法院)である。帝国を構成するアンダルシア州、バレアレス諸島、バスク国等はいずれも議会に代表を持つ。しかしながら、1982年8月8日に閉鎖されるまで、バスク国はバスク国議会を擁していた。その後も1982年から1986年までは限定された議会を運営していた。
議会の召集と解散は皇帝が行う。しかしながら皇帝の権威は形式的なものである。
議事運営は、議長・与党院内総務・野党院内総務の三者の協議により運営されている。
憲法院(下院)
約650人の普通選挙(直接選挙)によって選ばれた議員からなる。選挙権は18歳以上の男女、被選挙権は 21歳以上の男女にある。議員定数はアンダルシア24人、バレアレス諸島38人、バスク17人である。これら4地域は、人口が均等に近くなるように境界委員会が定めた選挙区に分割され、それぞれの選挙区を代表する議員を一人ずつ選出する。つまりイスパニアは小選挙区制である。憲法院では、過半数を一つの党が確保することがほとんどである。
今年度新たに制定された議会法によって、慣習となっていた「憲法院の優越」が法律に明記された。
憲法院は、首相を決め、政府を監視する場でもある。憲法院は首相を指名し、儀礼的にそれを承認するのは皇帝だが、憲法院は皇帝演説(政府の施政方針を皇帝が朗読する)の後の採決や、政府不信任案の審議などで首相を信任するかどうかを決定し、不信任とされた場合は首相は辞任するのが慣例であるため、現実的には首相が過半数を占める政党の党首であることが要求される。この例外は、選挙の結果過半数を超える政党が無かった場合と、戦時下などで挙国一致内閣をつくる場合に限られる。
近年では首相と野党党首が憲法院議員でなかったことはない。
議会が解散された場合を除き、普通選挙は5年おきに実施される。
貴族院(上院)
貴族院はかつては世襲の貴族の議院であった。大規模な改革が部分的に完了し、現在はローマ・カトリックの高位の聖職者、世襲貴族の議員、任命された議員(一代貴族と呼ばれ、その子孫が議員の地位を受け継ぐ権利は与えられない)の、3種の議員が混合した議会となっている。
現在の貴族院は憲法院の立法の審査を行っている。そのための手段は修正案提出権と、法案を拒否し棚上げする権利(可決しなかった法案の成立を12ヶ月先延ばしにすることが出来る)である。しかしながら、拒否権の行使は慣習と議会法により制限され、貴族院は“金銭法案”(税金の支出をともなう法案)や公約に掲げたものは拒否できないとされている。しつこく拒否を続ければ、議会法の規定に基づき憲法院がそれを覆すことになる。しかし、成立の遅れや、貴族院との対立が悪印象になるのを避けるために、与党(憲法院の多数派)が修正案に同意することがしばしばある。
貴族院は、常任上訴貴族(通称 法律貴族 または 法官貴族)と呼ばれる一部の議員だけが参加するものではあるが、イスパニア国内の最高裁判所としての役割も持つ。しかしながら法制改革でその役割をイスパニア最高裁判所(El Hispania la Corte Suprema)に移管する計画の概略が定められている。
政党
旧イギリスに倣って、二大政党制が採られている。
イスパニア民主政治党
略称は「民政党」
中道右派、保守主義の与党である。
現在、アントニオ・サラザール総裁兼首相が国民の圧倒的人気を誇っている。
イスパニア社会民主党
政治思想的に言えば中道左派、民主社会主義、社会民主主義というスタンスに立つ政党である。
党首は現在国家警察庁長官も務めるジェラルド・ウサンディサーガである。
政党の機関紙
Democracia(デモクラシア(民主主義))
イスパニア民主政治党の機関紙
親神聖アルティス帝国の論調
Liberta(リベルタ(自由))
社会民主党の機関紙。
上のスタンスに立ち、なおかつ、反神聖アルティス帝国、親
インド共和国、親
アメリカ合衆国、親大日本帝国(親満州国)の論調。
非合法政党
以下の政党は非合法政党であると国家警察庁に指定されている。
マディラ自由党
マディラ奪還戦線の政治部門ともいえる政党。
リスボン地方裁判所から、解散判決を出され、即刻、リスボン高等裁判所に控訴した。
帝国憲法裁判所
帝国憲法における抽象的規範統制、具体的規範統制、憲法異議、連邦制的紛争を取り扱う裁判所であり、この裁判官は、憲法院と、貴族院から選出されて構成される。
内閣
内閣閣僚は次の通りである。
職名 |
所属院 |
所属政党 |
氏名 |
首相 |
憲法院 |
民政党 |
アントニオ・サラザール |
内閣官房長官 |
憲法院 |
民政党 |
ジェラルド・アロンソ |
内務大臣 |
憲法院 |
民政党 |
アルフレード・エチェベリア |
外務大臣 |
貴族院 |
民政党 |
侯爵エルナン・デ・べラルカサル |
財務大臣 |
貴族院 |
民政党 |
子爵ヘルマン・デル・オルモ |
国防大臣 |
憲法院 |
民政党 |
セサル・ウルキアガ |
法務大臣 |
貴族院 |
民政党 |
男爵マウロ・カレスティア |
文部科学大臣 |
憲法院 |
民政党 |
ヴァシーリィ・セア・シューレルゲイト |
宮内大臣 |
貴族院 |
民政党 |
子爵トマス・イバルリ |
農務大臣 |
憲法院 |
民政党 |
ホセバ・ペレイラ |
衛生労働大臣 |
憲法院 |
民政党 |
アレハンドロ・ララインサル |
国土開発大臣 |
憲法院 |
民政党 |
オズバルド・テラダス |
環境大臣 |
憲法院 |
民政党 |
ホアキン・ベルナベ |
商工大臣 |
貴族院 |
民政党 |
男爵アンドニ・リョベート |
国家警察庁長官 |
憲法院 |
社会民主党 |
ジェラルド・ウサンディサーガ |
皇族
皇太子・皇女らは出生順
氏名 |
地位 |
皇帝 |
グスタフ11世 |
皇后 |
カルロッタ |
皇弟 |
アロンソ |
皇太子 |
クリストバル |
皇女 |
クリスティーナ |
皇子 |
アルフォンソ |
皇女 |
ガブリエラ |
皇子 |
エンリケ |
皇女 |
マルガリータ |
皇子 |
カルロス |
皇子 |
ラファエル |
外交
レントラー王国が存在していた時期には、レントラー・イスパニア両国(イスパニアはレントラーの属州であった)に領土の境界線問題が存在していたが、レントラー王国の崩壊によって境界線問題は解決した。
近く、神聖アルティス帝国との間に国交を開設する予定がある。
経済
中央銀行
領土内に建物が残っていた旧レントラー中央銀行のマドリード支店を利用して、イスパニア銀行(ハイメ・バルカルセ初代総裁)として発足したばかりであるので、特記事項はない。
貿易
長らく鎖国政策を続けていたためか、貿易に関しては不得手であるという声もあったが、インドとの貿易協定を締結する事となった。
物価水準
今のところ、物価統制法によって、物価水準は以下の如くとなっている。
1ペセタ―日本円では、3厘程度。
総合雑誌:2ペセタ
新聞月額購読料:50ペセタ
映画館入場料:12ペセタ
小麦10キロ:10ペセタ
小麦100グラム:6ペセタ
食パン一斤:5ペセタ
ビール一缶:10ペセタ
日雇い労働者の時間給:31ペセタ
公定歩合
未だ、設定作業中である。
企業
イスパニア航空
国営航空会社。
社長は、カロリーナ・クレスポ(35歳の女性)。
コルテス航空
民間航空会社。
社長はセルヒオ・ムニョース(65歳)
代表的な都市
次の10都市は旧イスパニア(スペイン)帝国の代表すべき都市である
1. マドリード
2. バルセロナ
3. バレンシア
4. セビリア
5. サラゴサ
6. マラガ
7. ムルシア
8. ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア
9. パルマ・デ・マリョルカ
10. ビルバオ
住民
イスパニア人、ポルトガル人、バスク人がおり、それぞれのコミュニティを侵さないように強制的区画整理が行なわれ、静かに生活を行なっている。
報道機関
イスパニア放送協会
イスパニア放送協会法により運営されている国営放送。
会長は、貴族院議員から選出される事になっており、アレハンドロ・ムリーリョ男爵(18歳)がその任にある。
マドリード新聞社
マドリードに本拠地を置く新聞社。
イスパニア放送
イスパニア帝国唯一の民間放送
軍事
旧レントラー王国の旧ポルトガル州内の地方都市・ポルトに拠点を置く反政府勢力のマディラ奪還戦線の政府転覆運動に備えて1万人規模の国軍の本部が、ビルバオに設置されており、国防省の指揮の下にある。
国軍司令官は、セルヒオ・グレンデス(65歳)。
治安
国家警察庁が設けられているが、この長官職は憲法によって公選制での選出が定められ、4年に一回国民投票が行なわれる。
初代長官は憲法院からの選出のジェラルド・ウサンディサーガ(72歳)である。
首都のマドリードの治安は良いとされているが、バルセロナとリスボンは、マディラ奪還戦線による爆弾テロが行なわれているため、まだ国内の治安が格別良いとは言えない状況が続いている。
反政府勢力
マディラ奪還戦線
旧ポルトガル領であったマディラ諸島を機会あらば、軍事力で侵略して自領にせんともくろんでいる一団である。
代表者はラウル・トルエバ。
旧ポルトガルの領土の港町・ポルトに本拠地を置く。
そのため、国交を開設する予定の神聖アルティス帝国とイスパニア帝国に対して、「神聖アルティス帝国は、マディラ諸島の領有権を放棄するように我が国の元首らに教唆(きょうそ)した。イスパニア帝国の腰抜け連中も同罪である。よって、彼らは聖ヤコブの手によって滅ぼされるべきだ。」として、イスパニア帝国領海上でのテロと神聖アルティス帝国の貴族院の爆破を予告していた。
神聖アルティス帝国貴族院の爆破予告を行なったとして、警察は、構成メンバーであるエドモンド・セダカ容疑者(28)を逮捕した模様であるが、マディラ奪還戦線は未だ、この爆破予告を撤回する様子を見せていなかった。
神聖アルティス帝国貴族院が爆破され、議員12名が重軽傷、うち2名が死亡するという惨事となった。
海賊
陽気なロジャー
ジブラルタル海峡からバルセロナ近海までをも縄張りとしている海賊集団。
他国の商船や軍艦などを所構わず襲撃している。
集団名の由来は、彼らがいつも掲げている旗から。
首領はクインシー・リンチ。
首領の名前から解る通り、この海賊集団は、イスパニア帝国国民の主要人種・イスパニア人ではなく、なぜかイギリス人紳士の集団であり、旧英国領のジブラルタルに拠点を置いていた英国特殊部隊SASの成れの果てである。
なぜか軍隊の編成で編成されているため、イスパニア帝国を悩ませる最凶の海賊であるともいえる。
首領のクインシー・リンチは、ジブラルタル自治警察によって、逮捕されたが、首領なき今も彼らは、ジブラルタル海峡を通る船たちを所構わず襲撃している。
外部リンク
最終更新:2008年12月04日 14:42