大量投棄 4黒黒
コストの重い手札破壊というものは、使用できる頃には相手の手札が少なく、折角キャストしても《
精神腐敗》と大差無い効果しか得られない、ということがよくある。また、その時点で手札を多く持っているような相手は大抵青がらみのコントロールデッキであり、そんなのに重い手札破壊が通るはずもない、という構造矛盾を抱えている。
このカードもそのジレンマから抜け出せてはいない。《機知の終わり》より1マナ軽くなったのは評価できるが、それでも6マナ。ハンデスは相手が使いたい呪文を使う前にキャストしなければ意味がないということを考えると、このコスト設定はあまりにも厳しい。
自分の手札もなくなってしまうので、《機知の終わり》のように大量マナを生み出せる
コンボデッキの補助に使ったり、<<精神ヘドロ>>のように黒コンの決戦兵器にしたりするのも難しい。あえて採用するならばあまり手札をため込まないビートダウンデッキが適切だが、そういうデッキが安定して6マナを生み出せることは非常に少ない。
《
暗黒の儀式》があればまだなんとかなるかもしれないが、それでも《思考の粉砕》の方が便利だろう。
最終更新:2008年06月07日 23:30