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ロックオン×ティエリア(ふたなり)


ロックオンは愛機の整備を終え、自分の割り当てられた部屋へ帰る道すがら、頼まれ事を済ませようとしていた。
ティエリアの忘れ物という、細長いポーチのようなもの。
ヴァーチェのコクピットに置き忘れられていたらしく、ティエリアが自室に帰った後に整備班の男に渡されたものだ。
マニュアルどおりミスすることなく全ての事を進めるティエリアが、よりにもよってヴァーチェに忘れ物をするとは、珍しい事もあるものだ。
この際なので中身を見てしまおうかとも思ったが、さすがにティエリアに対して失礼だと思い直した。
ロックオンも大人の良識を持っている。だからこそ幼い刹那や、刹那をよく思っていないティエリアがいてもうまく四人の仲を取り持つことができるのだ。
しかし今夜、ロックオンの中にあったその自信は揺らぐ事になる。
ロックオンはポーチを放り出し、無重力の廊下に浮かせて呼びかけた。
「ティエリアー」
インターホンを押しても応答が無い。留守か?いや、ティエリアはこの時間に自室から出ない。
アクの強い性格のマイスターを仕切るためには、ある程度メンバーの生活を知っていなければならなかった。
ロックオンはマイスターの行動パターンを熟知しているのだ。
もしかしたら、地球と宇宙を行き来することが多かったせいで体調を崩したのかもしれない。
ロックオンはただ心配で、緊急時のみ使うカードキーを通しドアを開けた。
「ティエリア?」
中は暗かった。只外出しているだけなのかと、ほっと息をついたその時。部屋の奥から、うめき声のようなものが聞こえた。
「……は、………ァ……………ッ…」
ざっと血の気が引く。気づいたときには、その扉をロックオンは乱暴に開いていた。
「おい!」
「ッ、う、ぁ…あ!………っはァっ……ぁあうぅっ…!」
そこは浴室だった。ロックオンはただここの扉を開いたことで自分の中のティエリアの認識がこうまで変わるとは思いもしなかった。
それはティエリアの射精の瞬間だったのだ。
白い精液が、拭き取ろうとして準備していたのだろうタオルに吸収されることなく玉になって宙に浮いていた。

ティエリアも男なら、自慰くらいはするだろう。しかし、ロックオンはそんなことでは驚きはしない。驚いたのは、むしろ違う点であった。
平らな筈の胸に、ふっくらとした乳房があったのだ。
そして下を見ると、男の性器のその奥で、愛液が溢れ出してきているのも見える。見られる事の羞恥に震えたティエリアは、両足の太ももを擦り合わせ、腰をくねらせた。
薄々と、女であるとは感づいていた。ただティエリアが隠そうとするなら、気づかないふりをしてやるのが優しさだと思った。
しかしこれはどういうことだ。それなりに性体験もあるロックオンとしても、この事態は異常であると受け取らざるを得ない。
女であるどころか、男女両方の性器を持っていたティエリア。
その身体は浴室のほの暗いライトに照らされて影をつくり、今までロックオンが見てきたどんな女や男よりも、よほど淫猥な雰囲気を纏っている。
ごくりと生唾を飲み込み、何を言うべきか迷ったロックオンは思い出したようにティエリアに話しかけた。
「…忘れ物だ」
引っ掴んできたポーチをティエリアに投げる。ティエリアは、緩慢な動作でそれを受け取った。
「ありがとう…」
「ごめんな。誰にも言わないから。気にするなよ」
それきりロックオンは黙り、部屋から出ていこうとする。しかしその腕を、ティエリアの細く白い指が掴んで止めた。
「お前は…気にしないのか?」
「…ティエリア」
ティエリアが両性有具である事に対して、偏見を抱いたと思っているのだろうか。
自分はそんなことはない。むしろ逆だ。ロックオンはバイであった。
「…いや…すごく、色っぽいと思ったよ。」
「!」
少しだけティエリアの顔が歪んだ。そして、少しの間俯く。赤い瞳が潤んだように見えた。
「………」
「ティエリア?」
「…じめ…………」
「え?」
「初めてだ…。お前は、嫌そうな顔をしなかったな」
「…あ…ああ」
「ありがとう…とても、嬉しい」
そうか。両性の身体を持つとは、そういうことなのだ。ティエリアはその身体に両方の性を宿す故に、恋愛が出来ない。
ティエリアはゆっくりと顔をあげると、ほわりと柔らかく、初めてロックオンの前で笑った。そして。
「………ん」
キスをしてきたのだ。薄いが柔らかい極上の感触が、自分の唇から感じられた。その感覚に酔う。
ロックオンは自分の興奮のままに、ティエリアの乳房を掴んだ。その途端に嬌声があがる。
「ひゃぅっ……!」
その声にはなんともいえない、男とも女とも付かない色気があった。
そのままもう片方の手でくりくりと乳首を摘んでみたり、つつくようにしてみたりすると、ロックオンの首に腕を絡み付かせて耐えるように反応している。
「ん…ん……、んんっ」
びくびくと性感を全身で現している様がいやらしい。
足を股間に擦り付け、睾丸をかるく押すようにすると、その奥のヴァギナに膝が擦れる。
「ぁんッ!そ…な、いっぺんにしたらァ……!あ、あ、あ、だ、だめぇ、イっちゃ…!」
とろりと暖かい液体が、ロックオンの膝を濡らした。
ティエリアはまたイってしまったのだ。さっきの自慰の余韻が残っているのだろうが、感じやすい身体をしているようだ。
身体を堅くし、しばらくして弛緩する。まだ立ち上がっているペニスからは、カウパーが次から次へと排出されてゆく。
最終更新:2008年01月03日 02:26