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アレルヤ×ティエリア
@痴漢


「…ぁ」
身動き一つ取れない満員電車の中、唐突に上がった声に、
アレルヤは自分の前で人込みに押し潰されながら立つティエリアを見下げた。
「どうしたの?」
「っ 誰かが、俺の」
「?」
「…や、やんっ!」
始めは嫌悪を示していた声が、何故か甘みを帯びる。
何事かと慌てたアレルヤに、ティエリアは頬を染めて告白した。
「だれかが…撫でて、その、あっ」
「撫で?」
わからずに繰り返すアレルヤに、尻を撫でられてるんだ、と、
ティエリアが切れ気味に怒鳴る。しかしその声は吐息に似て、
最も近いアレルヤの耳にやっと届くほどだった。
「え、ええっ?」
「あっ、やだ。やあっ」
ぴくん ぴくんとしなるティエリアの背と喉に、アレルヤは呆然とした。
気が付けば、ティエリアの足が自分の足に絡み付いている。
正確には、ティエリアの股間が、太股あたりに押し付けられていたのだ。
くにくにとした動きは淫らで、ティエリアは何処の誰とも知らぬ手の動きに
完全に翻弄されているようだった。
「あっ やだ、撫でるな…っ」
「ティエリア…」
どうにかしたいのは山々だが、此々は満員電車の中だ。
身動きどころか首を動かすのが精一杯で、痴漢を捕まえる事も出来ない。
お尻はティエリアのウィークポイントの一つだ。いつも軽く撫でるだけで
悲鳴を上げるのに、こんな所で好き放題にされるなんて。
「いや…」

ぐっと太股を擦ったティエリアのモノに、アレルヤは絶望した。
熱いそれは硬さを持ち始めていた。しかも、ティエリアの意思で擦るように
動き出している。快楽を追い始めたのだ。
「あっ、だめ、だめ…」
後ろだけではなく前からの刺激を求めて、ティエリアの腰が淫らに蠢く。
まるで幼い自慰と同じ。それを、アレルヤは肌だけで感じていた。
目に映るのは、潤み始めたティエリアの瞳だけだ。
がたんっ 大きく電車が動く。
ティエリアの体が、アレルヤにしがみつく様に倒れてくる。
アレルヤは咄嗟に抱きとめようとして、するりとそのカーディガンの中に手を滑らせた。
「あっ!」
「あ」
指に触れたのは、つん、と立ち上がった乳首だ。シャツの上からでもわかるほど、
そこは硬くしこっている。きっと可愛らしく淫らな色になっているだろう。
とくんっとアレルヤの足に押し付けられていたティエリアのペニスが脈打つ。
泣き出しそうなティエリアの顔は、アレルヤからの直の刺激に潤みきっていた。
「ここ、いいの?」
「やめろアレルヤ…」
「こんなにしてて、ほっといていいの?」
「いや… あんっ。またおしり…」
揺れが落ち着いたと同時に、痴漢もティエリアへの責めを再開したらしい。
前後左右に小さく揺れるティエリアの腰が本当に淫らだ。
きゅっと乳首を摘むと、ティエリアの赤い舌が覗いた。
「ふ…ん」
「まだ撫でられてるの?」
「あふっ。あ… あ、だめっ! 奥はだめ…」
「!」

かちゃ、と小さく鳴った音は、ベルトの音らしかった。
アレルヤの足にティエリアのベルトの先が触れる。
「直はいや… あっ そこはだめ。いや、そこはアレルヤの…」
余りの恥辱に我を忘れかけているティエリアの言葉に、アレルヤは驚いて
乳首を弄る手を下に滑らせティエリアの腰を探った。
緩められたズボンの中に指を入れると、痴漢の手に触れる。
それは下着の中にまで入り込んでティエリアの尻を堪能していた。
あまつさえ、言葉どおりなら指を…
「ふっ… 痛…っ」
苦しげな声を漏らして、ティエリアの顔がアレルヤの胸にうずまった。
ぷつんと、アレルヤの何かが切れた。
ティエリアの滑らかな尻を弄る、その手を渾身の力で握り潰すと、
ティエリアの背後から悲鳴が聞こえた。
それに向かって一言。
「テメエ、ぶっ殺すぞ」
思い切り睨まれて、痴漢が蒼褪め、運良く開いたドアの向こうへと逃げて行く。
腕が折れたかもしれないが、知った事ではない。
「ゆび、入れられた…」
ティエリアの呟きが悲しい。
が、その他にも問題は残っていた。
快楽に順応過ぎるティエリアの体が、その象徴たるペニスが
完全に勃起してしまったのだ。直に触れる熱さに、アレルヤは自分自身も追い込まれる。
「ティエリアの、淫乱…」
「っ」
「お尻触られてこんなにして、腰まで動かして」
「…」
ぷるぷると震えながら、ティエリアは何も言い返してこない。
お尻から動かした手に、濡れた感触とこもる熱気が触れていた。

「イキたい?」
「こんなところで、そんな…」
「ぐちゅってしてるけど」
先端をぐりぐりと親指で押すと、待ってましたとばかりに体液が染み出してくる。
アレルヤは意を決すると、ティエリアのパンツをびりびりと引き裂いた。
「あっ」
そのまま、イキたがるペニスにあてがい、大きく手を上下に動かす。
胸にうつぶせたままのティエリアの嬌声が熱い。
腰の動きが更にいやらしくなる。
淫乱。もう一度、その耳に囁いた。
びゅるびゅるっと勢いよくほとばしる精液が、引き千切られた下着に染みを作る。
「やぁあ…」
「おしりも、きゅうってしてる。こんなところで我慢できないなんて」
「ふ…」
「人込み、少しゆるくなったかな」
「! 早くそれ…捨てて…」
「捨て場所が無いよ」
言って、アレルヤはぐじゅぐしゅになった布切れを、きゅうきゅうと閉まった
お尻の奥に突っ込んでやった。硬直するティエリアとは逆に、そこはとろりとほぐれて
まるで誘っているようだ。
「少し、ハレルヤがうつったみたい」
「何を…んんっ」
「ベルト、してあげるね」
重く湿ったそれを全部飲み込ませて、アレルヤはティエリアのズボンを直してやった。
そろそろ、次の駅だ。
「下りようね」

全身が性感帯と化したティエリアに、ノーパンで歩く事がどれ程の苦痛であるか。
それはまだ、誰も知らないことだった。
最終更新:2008年01月03日 03:50