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「星よりもこっちを見てくれよ」
腰に手を回してそう言ったら、平手打ちを喰らった。
「煩い。少しは黙っていられないのか」
「はいはい」
「はいは一回でいい」
「はーい」
「伸ばすな!」
ティエリアはちっともこっちを見ない。つまらん。俺が知ってる星座なんて、
あそこに3つ並んでいるのが目印のあれだけなんですけど。
退屈なのでティエリアの背中から手を回した。俺のコートの中に包むように、
そっと抱き寄せる。さらさらの髪が顎にあたる。
嫌がるかな、と思ったのに、ティエリアは動かなかった。
「……」
「ん?なに?」
「このまま」
「……え?」
「……あったかい、から」
そして、ゆっくりと、ティエリアが俺に体重を預けてきた。

風が冷たくてよかった、幸せでのぼせそうだw
最終更新:2008年02月09日 01:38