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海難救助に赴きます


ガンダムの秘密基地にしている小島で、ティエリア達は先日のテロ組織特定のための
待機活動を継続していた。
スメラギ達女性陣があたたかい日差しの下、きれいなビーチで、のんきにも水着で
水遊びに興じているのを、ティエリアは苦々しく感じていた。
外部へのカムフラージュというスメラギの言葉には一理あるから許してはいるものの、
やはり緊急事態の緊張感のかけらも無い彼女達の姿勢には憤りを覚えずにはいられない。
そんな折コンピューターの画面を確認した水着姿のスメラギが、ティエリアに話し掛けてきた。
「実は、この島南西約1.5キロに、どうやら人間らしき熱源をとらえたの。」
「1.5キロ?すぐそこではありませんか。」
「そうなの。もしかしたら、誰か遭難して漂流しているのかもしれないわ。
生きてるか、死んでるかは不明だけど、わずかでも熱源が出ている以上放っては置けないわ。」
「…。」
「このあたりは船舶の往来が多いわけではないけれど、それでも万が一、
遭難者に気付いた漁船あたりがこの島に気付かないとも限らない。
上陸でもされたらさすがに大事よ。ティエリアには現地に向かってもらって、
誰か浮かんでいるようなら生死の区別無く回収し、向こうの岸に送り届けてもらいたいの。」
「…承知しました。」
ふざけて見えてもさすがにトレミーの重役である。
理路整然と善後策を練り上げたスメラギに、素直に従うことにした。
早速スメラギの指示で小型のモーターボートが用意される。

「…とは言っても、そのカーディガンで海上をうろつくのはあまりに目立ちすぎるわね。」
スメラギが、脇のクリスに視線を送る。
「は~い。お任せを♪」クリスがうれしそうにロッカーに走り去り、すぐ荷物を抱えて戻ってきた。
「はい。」ティエリアに、荷物を渡す。
「それ着てたら絶対不審に思われないから。頑張ってね♪」
「…。水着…?」
明らかに女ものと思われる、セパレートの水着を手にして、ティエリアは不満げな声を出した。
「仕方ないでしょ?あなた達はその私服の他はパイスーしか用意してないんだから。」
「ぐ…っ。」
「はやく…しないと…。危険が…。」
フェルトの呟きで、この際しょうも無いプライドなど、重要なミッションの前では何の役にも立たないのだと、自分に言い聞かせた。
「いいでしょう。行きます。」そう言って、更衣室で素早く水着に着替えた。

「わー可愛い!!」「ほう、なかなかじゃないか。」「へえ、似合うよ、ティエリア。」
着替えて現れたティエリアをクルーが取り囲み誉めそやした。
ティエリアは上下セパレートのピンクの水着を身に付けていた。
「やっぱり本人が好きな色は良く似合うわね。クリス、ご苦労様。」
スメラギがクリスのコーディネート力を褒め、みんなが力いっぱい同意した。
「…しかし、このスカートは何とかならないだろうか…。」
ティエリアは小さい女の子がよく身に付けているような、同色のスカートを水着の上からはいていた。
「あんダメよ!それがポイントなんだから。ほら、この赤いベルトが可愛いでしょ?
ブラとお揃いなんだから。」
クリスが熱く語った。確かに上の水着には赤い肩ひもがついており、
胸元には同色の細いひもで、可愛らしくちょうちょ結びがしてあった。
「…まあ、いいでしょう。女性のふりをするのは確かにこの場合有効かもしれません。
絶対に身元が割れないようにしなければいけないし…。
そうなると、股間を隠すスカートは重要なアイテムと言える…。」
真面目に論証するティエリアに、クリスがまだ水着の素晴らしさを語りかけてきた。
「それに、下の方はもっとカワイ…」
「とにかく、ミッション遂行はお任せください。では、行きます。」
自分の頭の中でミッション遂行のプランがほぼ固まったティエリアが、
クリスの言葉を遮り、ボートに向かおうとした。
「ああ、ちょと待って。」
スメラギが呼び止めた。
「昨日のミッションで、世界には不穏な空気が満ちているわ。
どこで危険があるかわからない。十分、気をつけてね。」
そう言うと、フェルトから麦藁帽子を受け取り、優しくティエリアにかぶせてやった。
赤いリボンの巻かれた、可愛い麦藁帽子だった。
スメラギの言葉に、フェルトが祈るような目で頷いた。
「お任せを。」ティエリアは居並ぶクルー達に、クールに告げると、ボートに乗り込んだ。

「じゃあ、いってらっしゃ~い!!」
陸で大きく手を振って自分を見送るクルー達を背に、ティエリアはエンジンを
かけると、颯爽と大海原に漕ぎ出した。
体に粘つく潮風は、心地悪いものでしかない。
重力だけでも負担に感じるティエリアにとって、地上は色や匂いに溢れかえりすぎていた。
しかし、ミス・スメラギから与えられた緊急ミッションだ。
なんとしても成功させなければ─。
ティエリアは使命感に燃え、遮るものの無い青の中を疾走した。
─数分後。
やがて、破損した部品のようなものにしがみついて海面を漂流する人物の影が、
まるで釣具の浮きのように浮き沈みしながら、眼前に現れた。

遭難者が、ティエリアに目ざとく気がついてよろよろと手を上げるのが目に入った。
「あれか…。生きている…。…面倒だな。」
ならば、さっさと回収し、島から遠く離れた砂浜まで届けるしかない。
ティエリアは迷いなくボートを駆り、遭難者のすぐ近くで停止した。
遭難者が、おそらくMAの右翼の残骸かと思われる金属製の浮遊物につかまりながら、
ふらふらと顔を上げた。どうやら、パイロットスーツを身につけているようだ。
金属片の片隅に、「AEU」と書いてあるのが目に入り、緊張が走った。
(軍属か…!!厄介だな…)
「……。た…すか…った…。かみさま、かん…しゃ…する…ぜ…」
男が息も絶え絶えに十字を切り、海水にぐっしょり濡れた赤い髪が、青い海に不自然に映った。

「遭難者を発見。生体反応あり。AEU軍のMAパイロットと推察されます。
指示をお願いします。」
男に聞えないように距離を取り、通信機に向かうと、小声で指示を仰ぐ。
「……。軍から捜索隊が派遣されている可能性があるわ。
予定通り、安全な場所まで移動させなさい。」
スメラギの言葉に、溜息をついた。
(どうせ敵なのだから殺してしまえばいいのに…。甘すぎるな、彼女は。)
しかし、命令なら従う義務がある。早速男に近寄り、手を伸ばして救助しようとした。
「ありがてえ…!やっぱり俺は選び抜かれたスペシャルな人間だぜ…!
よりによって天使が助けに来てくれるとは…」
ピンクの水着を身に付け、可愛い麦藁帽子をかぶった美少女が、
自分に向かって太陽の光を浴びながら手を伸ばす光景は、
一晩漂流し続けた男にとって神々しい以外の何者でもなかった。
(まったく、軍人の癖に精神もまともに保てないとは…。AEUもたかが知れている。)
ティエリアはともかくも、男をボートに引き上げてやった。

男がげっそりした表情で、荒く息をし、ボートに転がった。
小さいボートが男の体で一杯になる。
救助を決めた以上、ティエリアは迅速に救護活動を開始した。
男のパイスーを脱がし全裸にさせると、持ってきた厚手のタオルでくまなく体の水分を
拭きとり、タオルケットで包んでやった。続いて、常温水を与える。
男がごくごくと飲み干すのを確認して、今度は栄養補助ドリンクを差し出した。
これだけでも、随分体力は回復するはずだ。
自分の任務は遭難者を島から離れた場所まで移動させる事。
後はどうなろうと、知った事ではない。
一応心拍と呼吸を確認しながら、目指す砂浜までのルートを思い描く。
男の冷え切った体にわずかに熱が戻ってきた。
「名前は?」念のため、聞いてみる。
「パトリック・コーラサワー…。AEUのスペシャルなエースパイロットさ…。天使さん…。」「………。」
よぼつく体を震わせながら、それでも精一杯かっこつけて親指を立てるコーラサワーに、絶対零度の冷たい視線を浴びせた。

そのままさっさとハンドルに向かい、エンジンをかけて発進させる。
「へへ…。天使さんはやっぱりお堅いってか…?ツンデレってやつかな…。」
後ろからコーラサワーがぼそぼそ呟いているのが聞えてくる。
(錯乱か妄想か良くわからんが、とにかく治療が必要なようだ。
この程度の人間がエースだとは全く信用できないが、
一番叩きやすいのはAEUかもしれない…。スメラギさんに進言してみるか…。)
そんな事を考えながら、ティエリアは予定の砂浜目指して舵を切った。

コーラサワーはボートに横たわって、海原をまっすぐに見据えて舟を進ませる
天使の後姿を眺めていた。ふらつく頭で見る彼女は、ぼーっと霞がかかったようで
夢かうつつかの判断にも戸惑う不可思議さだった。
少女は決して後ろを振り返ろうとはしない。
それどころか、自分の存在に気を留める事もなく、ひたすら操縦に専念している様子だ。
麦藁帽子が風に打たれ、赤いリボンがひらひらとなびいている。
それだけで、少女の美貌が普通ではない事を想像させるに十分だった。
改めて、少女の肢体を上から下まで、じっくりと観察した。
細く長い手足に、華奢な腰のライン。
熱帯の海水に似合わぬ、透けるように白い肌がまるで淡い光を放っているようで、
コーラサワーは混迷した。
「俺…、もしかしたら…死んじまったのか…?」
ぴくっと、天使が聞き耳を立てたのがわかった。
「そうなのかな…?天使さん…あんた実は本当の天使なんじゃないの?
この俺のために、天界随一のエース天使のあんたが、迎えに来てくれた…。
そう言うことか?」
「…。」返事はなかった。
ボートが風を切り、熱い潮風が耳元で唸る。
「へへ…っ…。やっぱ、そうなのか…。」コーラサワーは完全に勘違いした。
涙声になって、ボートに仰向けになると、眩しい太陽に目を細めた。
「太陽も潮風もちゃんと感じるってのに…。へへっ・・。しょうがないな…。
ま、あの世もこんな極楽世界なら、全然アリってもんか…。」
コーラサワーは悟りを開いたかのような心境になった。

現世に思い残す事は何もない─。
涙の滲むまぶたをぐいっと拭って、生前の自分を回顧してみた。
AEUのスペシャルエースパイロットとして、世界を股に駆け回ったあの頃…。
そうだ、俺は確かに世界で一番輝いていた…。
次の瞬間、場面がくるっと変わった。
ん?真夜中、ベッドに無言で座っている自分の後ろ姿がフラッシュバックする。
暗闇の中、大型テレビに映るのは最近デビューしたばかりのAV嬢だ。
テレビの中でくんずほぐれつ喘ぐ彼女をオカズに、
しこしこと手を動かしている、まるで猿のような自分…。
「ひいいいっ!!」大声で叫んだ。
ティエリアがびくっと硬直し、後ろをそろそろと振り返った。
コーラサワーはやつれた表情のまま虚空を睨んで、なにかブツブツ独り言を繰り返している。
(完全に、錯乱しているな。まあ、ちょうど良かった。
この様子では俺の事も思い出せないだろう。)
ティエリアは早くもミッションの成功を予感した。再び前を向いて舟を走らせる。

(一番重要な事を忘れてたぜ…!この天才パイロットの俺様がよりによって童貞のまま
あの世行きなんて、あっちゃいけない事じゃねえか…!!そうだろ?みんな。)
思い出の中の兵士や観客が、満場一致で頷いた。
(そもそも俺様が童貞なのはなんでだ?モテないからか?この最高傑作2000回の俺が?)
コーラサワーが両手を大きく開いて、観客に語りかける。観客が大きく首を横に振った。
(その答えはただひと~つ!!このスペシャルゴージャスなパトリック・コーラサワーにふさわしい、ウルトラビューティーな女神を待ってたから…!!それしかねえ!!)
観客が勢いよく首を縦に振った。
(故に!!生前ひたすら清廉に禁欲を保ち続けたドリーマーな俺は、
その努力にふさわしい見返りを受ける価値がある!!)
その通りだ~!!ブラボー!!
コーラサワーがびしっと人差し指で一点を指した。
(神が与えた答えが、これだ!!)
指の先にはピンクの美少女の後姿があった。
(この天使こそ、冥土の土産に神が下さったありがたいスペシャルギフト!!)
いいぞ!パトリック!!
(ありがたく頂いて、来世につなげるぜ!!)
いいぞ~!!お前は俺たち童貞の星だ~!!ワーワー!!!

コーラサワーは節々痛む体に力を入れ、なんとか腕をついて起き上がった。
ボートがぎしっと揺れたが、ティエリアはそれを波のためだと誤認した。
風に、ピンクのスカートがひらひら揺れる。もともと水着仕様の短いスカートだ。
その下の水着のパンツがちらちら簡単に覗いた。コーラサワーの体に力が漲ってくる。

「……。」タオルケットを手放し、無言でティエリアの背後ににじり寄った。
全裸のコーラサワーの下半身が、もうすぐ童貞とおさらば出来る期待に、
むくむくと持ち上がってきた。
潮風が全体に絡み付いてくる。風の動きがまるで誰かに触られているようで、
ますます淫欲が高まってきた。
(おお神よ…!ありがたい思し召しです…。あなた自ら慰めていただけるとは…。
清貧を保ち続けたのは、まさにあなたのためでありました…!)
ティエリアは近づいてくる男の欲情に全く気がつかない。
コーラサワーが背後から急に抱きついた。手に力をこめて、ぎゅうぎゅうと抱きしめる。
「───!!!」
ティエリアは突然の事態に混乱した。
コーラサワーの荒い息が耳にかかり、潮に濡れた肌がねっちょりとくっついてきた。
完全に勃起した下半身が、水着ごしにぐりぐりと押し付けられてくる。


「天使さん…。俺が相手でよかったな…?神様も人選には気をつけてるらしいぜ…!」
ティエリアはあまりのおぞましさに全身の毛が逆立った。
「なにを言って…」
「あんたもよっぽど優秀なんだろうな…。
何といってもこの俺様の筆おろしが出来るんだから…!!」
コーラサワーが腰を押し出してペニスをスカートの中に入れ、水着の上から押し当てると、尻の割れ目に沿うように軽く上下に擦った。ぞわぞわっと寒気が全身を通り抜ける。
「やめろ…っ!!」
ティエリアは振り向いて一撃食らわそうとしたが、ハンドルがぶれ、
ボートが大きく傾いてしまい、ハンドル操作に戻るしかなかった。
再び前を向いたティエリアの腰を、コーラサワーがぐいっと後ろに引っ張り、尻を突き出させた。
まだボートが左右に大きく揺れて、ティエリアは手を離すことが出来ない。

次の瞬間、「はあ…っ…!!」一瞬、快感が走り、ティエリアが思わず声を出した。
コーラサワーがティエリアの股で自身をはさむように、後ろから擦りつけていた。
コーラサワーの意外に長い肉棒が文字通りティエリアの蟻の橋を渡っていた。
そのまま前後に腰を動かす。
水着ごしにティエリアの性器の下を、コーラサワーが往復して、
想定外の快感がティエリアを襲っていた。
「あ…っ…あ…っ…」ティエリアの顔が歪む。
ハンドルを持つ手が小刻みに揺れ、ボートが違う方向に大きく旋回した。
コーラサワーが腰を揺らしながら、ティエリアの尻を撫で上げた。
びくっとティエリアが奮えた後、体に力が入ったのがわかり、
コーラサワーは自分の体内に男性ホルモンが充満していく様子を、ありありと感じた。
大きくなった自身がさらに膨れ上がっていくのがわかる。
はやく中に入れたい─。熱くたぎった下半身が力いっぱい叫んでいた。

よっしゃあ、やってやるぜ!!そう思って引き抜こうとしたその時、違和感に気付いた。
今まで女性器という物は視覚でしか拝んだ事がない。しかもいいとこ裏ビデオだ。
だが、目の前の天使の股間は自分の想像とあまりに違っていた。
なんでこんなにもっこりしてるんだろう…?
肉棒を股に擦りつけながら、天使の股間の感覚を確かめてみる。
明らかに異物感があり、しかもどんどん大きくなっているようだ。
(まさか…)コーラサワーは右手を前に伸ばしてみた。
「あうっ…!」ティエリアがさらに刺激を受け、大きくのけぞった。
確かめるように前の膨らみを探る。
「あ…ん…っ…あ…う…!」ティエリアの喘ぎにさらに淫らなものが混じる。
ハンドルはもうぶれっぱなしで、いまやボートは迷走していた。
「これは…」コーラサワーが本能的に察知した。「オトコ…か…」
一瞬で体から力が抜け、膝から崩れ落ちそうになるほど、落胆した。

(なんてこった…。神よ…。あんまりです……)
しかし、落ち込んでいる余裕はなかった。
コーラサワーの手に押し付けるように、ティエリアの腰が、妖しくくねり始めたのだ。
どんどん、水着ごしにモノが大きくなっていくのがわかる。
「は…あ…ああ…ん…あ…ぁあ…」
いやらしい声を出しながら、ティエリアが遂にハンドルに突っ伏して、腰を前後し始めた。コーラサワーの少し曲げた指に絡みつかせるように、下半身を動かしていく。
(あ…う…きもちいい…なんだ…この感覚は…?)
ミッションの事が頭から離れないのに、どうしても体が疼いてしまう。
いままで自慰も知らずにくそ真面目だったティエリアにとって、
初めての性的快感は抗う事の出来ない、あまりにも刺激的なものだった。
そのまま、ぐいぐいっと腰を前後し、コーラサワーの前に延びたペニスに、
性器全体を擦りつけていく。
水着の上からでも十分に気持ち良く、これをやめる事など不可能に思えた。

コーラサワーは、急に積極的になったティエリアにとまどっていた。
相手が男だと知った以上、いくら見た目が良くても本能的に萎えてしまう。
──はずだった。
なのに、自分の下半身はさらに興奮の度合いを高めていることに気付いた。
擦れあう刺激のためか、ティエリアの淫らな喘ぎのせいか、はたまた自分に意外な趣味があったのか─。一瞬頭で考えようとしたが、すぐに回路は停止した。
「まっ…どうでもいっか。そんな事…。天使はもともと男も女もないしな…!!」
思い切りの良さと勘違いに掛けては天下一品の男、コーラサワーである。
言い聞かせるように頷くと、早速動きを強めて、ティエリアを責めはじた。
ティエリアの尻をさらに引き寄せ、自身の腰を跳ね上げるように動かし、
水着越しに強く性器を擦り合わせる。
前に回した手の平でティエリアの膨れたペニスを水着の上から掴むように圧迫し、
くねくねと指を這わせてやった。ティエリアの腰ががくがく揺れ、声が切羽詰ってきた。
「ぁああ…ああんっ…やあぁ…ああぅ…」
麦藁帽子で表情は伺えないが、声だけでもどんな顔をして喘いでいるのか、はっきりわかった。ティエリアの体がのけぞり、全身がぴくぴく震えだした。

「気持ちいいか?」
コーラサワーの問い掛けには答えず、喉をそらして刺激に耐える。
麦藁帽子のリボンが、コーラサワーの顔にまとわりついた。
そのまま腰に力を入れて、感度を高めていく。
ずり上がった麦藁帽子が今にも脱げ落ちそうだ。
ボートが岸とは反対方向の大海原を疾走していく。
「ああぅぅ…あああ…」ティエリアの声がますます大きくなってきた。

その時、胸元で通信機が作動した。
「ティ…」
スメラギの声が響いてきて、ティエリアはなんとか理性を保ち、
背後の男に余計な情報を与えまいと、音量を絞った。
コーラサワーが、指を小刻みに震わす。
「ひ…あぁああ…!!」
通信機から届いた予想外の音に、スメラギは戸惑った。
「ちょ…大丈夫?」「あ…く…ッ…。」「ティエリア?」
「も…問題…あり…あう…んッ…!ませ…ん」「ティエリア!!」
「直ちに、う…ミッション遂行…のための…進路を…く…取ります…」
何とかそう答えて、完全に通信機の主電源を落とした。
(邪魔されたくない…。)もっと快楽が欲しかった。

ぐいっ!!
その時コーラサワーが手と腰に力をいれ同時に圧迫した。
「ひゃあああんんっ…!!」
ティエリアがか細い声をあげ、麦藁帽子が遂に風に飛ばされ、あっという間に遠ざかった。ティエリアの髪があらわになって顔にかかり、コーラサワーの鼻先でいい匂いがした。
後ろからティエリアを抱きしめる。二人とも、がっくりと膝を折った。
操縦者を失ったボートが速度を緩め、慣性だけで水面を走った。
コーラサワーはスカートの中でティエリアの水着に出してしまっていた。
一方のティエリアは、水着の中で果ててしまったらしい。
ティエリアは夢精以外のはじめての射精の快感に、完全に酔っていた。

二人はしばらく心地いい風とお互いの体のぬくもりに身を任せていた。
やがて、コーラサワーがティエリアを振り向かせ、正面からはっきり顔を見た。
「…おお……」眼鏡をかけていないティエリアは、想像以上の美しさだった。
先ほどの行為に照れているのか、少し顔を赤くして、うつむいてしまった。
(ピンクの天使だ…。やっぱり天国はいいところだぜ…!)
素直に神に感謝した。
天使のスカートに目をやると、自分の白濁が中からつーっと太ももを伝っていくのが見えた。
(天使の太ももを俺のスペルマ君が…!!ていうか、まだ筆おろししてねえ…)
目的を思い出し、再び欲がもたげてくる。
そのままがばっとティエリアに抱きついた。

「や…っ!!」ティエリアが抵抗する。
押さえつけるコーラサワーには、遭難者とは思えないほどの力が漲っていた。
暴れるティエリアを狭いボートの端に押し付け、正面からスカートに手を掛けた。
ベルトが締まっているとはいえ、所詮水着に附属のお飾りスカートである。
たいした抵抗もなく、あっという間に脱がされてしまった。
「ふ……」露わになった水着のパンツに、コーラサワーの目がギラギラ光った。
前と後ろ、三角形のピンクの布の端から出た赤い紐が、横の肌でちょうちょ結びになっていた。いわゆる、ひもパンである。
「わかってんじゃねえか…っ!!さすがにスペシャルエンジェルだぜ!」
コーラサワーにめらめらと男の欲情がたぎって来る。

水着の股間部分に、コーラサワーの白濁がべっとりこびり付き、
中からはティエリアの液が滲み、布の端からつーっと零れ落ちていた。
ティエリアは羞恥心で消え入りたい気分だった。
ミッション…ミッション…そう繰り返すが、再び持ち上がってきた半勃ちのコーラサワーから目が離せない。
コーラサワーがひもに手をのばす。
「だめだ…っ」
戸惑いと恐れで、ティエリアが身をよじって逃げ、勢いをなくしたボートが、大きく揺れた。
ティエリアが無意識にバランスを取ろうと、その場で静止した。

「あっ…!!」その瞬間、コーラサワーの手が、ティエリアの濡れた股間を掴んだ。
そのまま、揉むように扱かれ、ティエリアに強い快感が走った。
コーラサワーが両手で全体をゆっくりと愛撫した。思わず足が開く。
「ん…あっ…あっ…や…め…ああ…ん…っ!」
手が軟体動物の様に動き、たまらずティエリアの前が形を変えてくる。
その様子をじっくり眺めていたコーラサワーが、がばっと覆い被さると、
「いいんだろ…?」と耳元に低い声で囁いた。
さっきまでのオラオラ調と違い、成熟した大人の男の雰囲気が漂っていて、
ティエリアは一瞬支配された感覚に陥った。



最終更新:2008年02月09日 01:21