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*気筒(きとう) **&aname(A1)(1) →「[[シリンダー]]」 ---- 同義語「[[シリンダー]]」 関連語「[[エンジン]]」「[[燃焼室]]」 **&aname(A2)(2) [[シリンダー]]の数を表す一種の[[単位>単位#A2]]。 現在の[[バイク]]で使われるのは以下の気筒数。 ***&aname(A21)単気筒 [[シングル]]。[[シリンダー]]1つ。これを1気筒とは呼ばない。総排気量が同じ物と比べて最高出力は劣るが、1気筒当たりの排気量は大きいので[[低速トルク]]に優れる。構造が単純でメンテナンス性が高く安価な利点もあり。通常[[ロングストローク]]な設計をされる点と、気筒やクランク同士の打ち消し効果のが期待できない点から、振動が大きくなりがち。それを1つの味とするむきもある。[[低速トルク]]を生かす[[オフロードバイク]]に多い気筒数。サイズが小さいので、搭載場所に制限のある[[ビッグスクーター]]にも多い。また、125[[cc]]以下の[[バイク]]は、ほとんど単気筒。これは、[[小排気量>小排気量車]]で[[多気筒]]にしても[[トルク]]が薄すぎて乗りにくいからである。 ***&aname(A22)2気筒 [[ツイン]]。[[バイク]]用[[トルク]]重視[[出力特性]][[エンジン]]の安定点。適度な構造の単純さから製造メーカーが多く、レイアウトも排気量も多彩である。あらゆる[[カテゴリー>カテゴリー#A2]]の[[車種]]に使われる。[[WSB]]の[[レギュレーション]]の関係でポッと[[レース]]、[[SS]]業界をにぎわせたこともあったが、基本的には実用寄りの特性を狙う[[エンジン]]。[[排気量]]当たりの[[出力]]が大きい[[2ストエンジン>2ストロークエンジン]]では、250[[cc]]クラスが基本的に2気筒だった。 ***&aname(A23)3気筒 [[トリプル]]。特性は2気筒と4気筒の中間。広い[[トルクバンド]]と乗り心地のバランスに優れる。多くの[[軽自動車]]と同じ気筒数で、排気量も似るため、わりと似たような排気音がする。採用例は非常に少ないが、[[TRIUMPH]]がこだわって市販用に製造している他、[[レース]]用の[[V型>V型エンジン]]としてまれにお目にかかる。また、[[2ストエンジン>2ストロークエンジン]]では[[HONDA>ホンダ]]製「NR400」、[[KAWASAKI>カワサキ]]「[[マッハ]]」系などが3気筒。 ***4気筒&aname(A24) [[マルチ]]。[[バイク]]用[[最高出力]]重視[[出力特性]][[エンジン]]の安定点。なめらかな回転と、高い排気音も特徴。やや構造が複雑なため、製造は実績のあるメーカーが中心。特に[[中排気量>中排気量車]]以下の4気筒[[エンジン]]は日本のメーカーの独占である(他国の需要も少ないが)。かつて4気筒 = 高性能であることがステータスだった名残は、今も残っている。 ***5気筒&aname(A25) [[HRC]]製[[MotoGP]]クラス用[[レーサー]]「RC211V」が[[V型>V型エンジン]]5気筒を採用している以外は見ないかなり限定的な気筒数。[[レプリカ]]の登場が一部熱望されているが、噂以上になったことはない。特殊なので量産ベースのコストに落とすのが困難なのではないかと推測される。 ***6気筒&aname(A26) [[HONDA>ホンダ]]製「ゴールドウイング」「ワルキューレ」が採用する[[水平対向>水平対向エンジン]]6気筒エンジンは、モーター的と言われるほど[[多気筒]]としての回転のなめらかさを持つ。[[四輪車]]で言う所の[[V型>V型エンジン]]12気筒の様な存在。他に[[並列>並列エンジン]]6気筒1100[[cc]]の[[HONDA>ホンダ]]製「CBX」が1979年に登場しているが、これは後が続くことは無く事実上一発屋状態。どうしてもサイズ・重量・コストで不利なので、これら以外の目立った採用は無い。 ***8気筒&aname(A28) [[バイク]]向けに設計された8気筒[[エンジン]]は無く、自動車の[[V型>V型エンジン]]8気筒エンジンを流用した[[BOSS-HOSS]]が存在するのみ。また、[[楕円ピストン]]の4気筒は8気筒相当の能力を持つと言われる。 ***その他の気筒数 かつて(1950~1960年代)は、[[レーサー]]用としてさらに気筒数が多い[[エンジン]]も存在した。 ---- :関連語|「[[エンジン]]」「[[シングル]]」「[[多気筒]]」「[[ツイン]]」「[[トリプル]]」「[[マルチ>マルチ#A2]](2)」 &date(j)
*気筒(きとう) **&aname(A1)(1) →「[[シリンダー]]」 ---- :同義語|「[[シリンダー]]」 :関連語|「[[エンジン]]」「[[燃焼室]]」 **&aname(A2)(2) [[シリンダー]]の数を表す一種の[[単位>単位#A2]]。現在の[[バイク]]で使われるのは以下の気筒数。 ***&aname(A21)単気筒 [[シングル]]。[[シリンダー]]1つ。これを1気筒とは呼ばない。総排気量が同じ物と比べて最高出力は劣るが、1気筒当たりの排気量は大きいので[[低速トルク]]に優れる。構造が単純でメンテナンス性が高く安価な利点もあり。通常[[ロングストローク]]な設計をされる点と、気筒やクランク同士の打ち消し効果のが期待できない点から、振動が大きくなりがち。それを1つの味とするむきもある。[[低速トルク]]を生かす[[オフロードバイク]]に多い気筒数。サイズが小さいので、搭載場所に制限のある[[ビッグスクーター]]にも多い。また、125[[cc]]以下の[[バイク]]は、ほとんど単気筒。これは、[[小排気量>小排気量車]]で[[多気筒]]にしても[[トルク]]が薄すぎて乗りにくいからである。 ***&aname(A22)2気筒 [[ツイン]]。[[バイク]]用[[トルク]]重視[[出力特性]][[エンジン]]の安定点。適度な構造の単純さから製造メーカーが多く、レイアウトも排気量も多彩である。あらゆる[[カテゴリー>カテゴリー#A2]]の[[車種]]に使われる。[[WSB]]の[[レギュレーション]]の関係でポッと[[レース]]、[[SS]]業界をにぎわせたこともあったが、基本的には実用寄りの特性を狙う[[エンジン]]。[[排気量]]当たりの[[出力]]が大きい[[2ストエンジン>2ストロークエンジン]]では、250[[cc]]クラスが基本的に2気筒だった。 ***&aname(A23)3気筒 [[トリプル]]。特性は2気筒と4気筒の中間。広い[[トルクバンド]]と乗り心地のバランスに優れる。多くの[[軽自動車]]と同じ気筒数で、排気量も似るため、わりと似たような排気音がする。採用例は非常に少ないが、[[TRIUMPH]]がこだわって市販用に製造している他、[[レース]]用の[[V型>V型エンジン]]としてまれにお目にかかる。また、[[2ストエンジン>2ストロークエンジン]]では[[HONDA>ホンダ]]製「NR400」、[[KAWASAKI>カワサキ]]「[[マッハ]]」系などが3気筒。 ***4気筒&aname(A24) [[マルチ]]。[[バイク]]用[[最高出力]]重視[[出力特性]][[エンジン]]の安定点。なめらかな回転と、高い排気音も特徴。やや構造が複雑なため、製造は実績のあるメーカーが中心。特に[[中排気量>中排気量車]]以下の4気筒[[エンジン]]は日本のメーカーの独占である(他国の需要も少ないが)。かつて4気筒 = 高性能であることがステータスだった名残は、今も残っている。 ***5気筒&aname(A25) [[HRC]]製[[MotoGP]]クラス用[[レーサー]]「RC211V」が[[V型>V型エンジン]]5気筒を採用している以外は見ないかなり限定的な気筒数。[[レプリカ]]の登場が一部熱望されているが、噂以上になったことはない。特殊なので量産ベースのコストに落とすのが困難なのではないかと推測される。 ***6気筒&aname(A26) [[HONDA>ホンダ]]製「ゴールドウイング」「ワルキューレ」が採用する[[水平対向>水平対向エンジン]]6気筒エンジンは、モーター的と言われるほど[[多気筒]]としての回転のなめらかさを持つ。[[四輪車]]で言う所の[[V型>V型エンジン]]12気筒の様な存在。他に[[並列>並列エンジン]]6気筒1100[[cc]]の[[HONDA>ホンダ]]製「CBX」が1979年に登場しているが、これは後が続くことは無く事実上一発屋状態。どうしてもサイズ・重量・コストで不利なので、これら以外の目立った採用は無い。 ***8気筒&aname(A28) [[バイク]]向けに設計された8気筒[[エンジン]]は無く、自動車の[[V型>V型エンジン]]8気筒エンジンを流用した[[BOSS-HOSS]]が存在するのみ。また、[[楕円ピストン]]の4気筒は8気筒相当の能力を持つと言われる。 ***その他の気筒数 かつて(1950~1960年代)は、[[レーサー]]用としてさらに気筒数が多い[[エンジン]]も存在した。 ---- :関連語|「[[エンジン]]」「[[シングル]]」「[[多気筒]]」「[[ツイン]]」「[[トリプル]]」「[[マルチ>マルチ#A2]](2)」 &date(j)

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