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ベーパーロック現象 - (2006/05/23 (火) 13:51:26) のソース

*ベーパーロック現象
ベイパーロック現象とも。

[[ブレーキ]]が高温になることで
[[ブレーキホース]]内の[[フルード>ブレーキフルード]]が沸騰して、
気泡が発生してしまう現象。
気体は液体よりも変形しやすく圧力を逃がしてしまうため、
すなわち[[ブレーキ]]をかけようと操作しても
[[ピストン]]に力が加わらず、[[ブレーキ]]が効かなくなってしまう。
[[ブレーキレバー]]や[[ペダル>ブレーキペダル]]を操作しても
何の手応えも無くなってしまったら、この現象が発生している。

下り坂を速度の遅い状態で、
弱い[[ブレーキ]]をダラダラと長くかけ続けながら下っていると、
放熱が間に合わずに発生しやすくなる他、
高い速度からの[[急制動]]を行った時に発生することもある。
特に設計の古い[[大排気量車]]では注意が必要。

一度気泡が発生すると、
走行中では運以外の要素で取り除かれることがないので、
[[エンジンブレーキ]]やまだ効く方のブレーキ、
もしくは退避場所などを利用して強引に停止するしかない。

ベーパーロックは「vapor lock(英語)」。
蒸気で塞がるという意味。
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関連語「[[エア噛み]]」「[[エンジンブレーキ]]」「[[ダウンヒル]]」「[[フェード現象]]」「[[DOT]]」
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