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圧側減衰力 - (2006/02/23 (木) 16:13:06) のソース

*圧側減衰力(あつがわげんすいりょく)
前後の[[サスペンション]]の[[ショックアブソーバー]]が
縮む方向に動く時に働く[[ダンパー]]の性能。
つまり、どれだけ縮む速度を落とす、または止めるかを決める。
強めれば、強いショックを受けても余計な動きをしなくなる。
弱めれば、弱いショックでも良く反応して吸収してくれるようになる。

なぜか縮み側減衰力とはほとんど呼ばない。
**一般的な[[セッティング]]論
***[[フロントフォーク]]の場合
||強める・かける|弱める・抜く|
|大きな、または高速で[[ギャップ]]を踏んだ場合|適当に強めれば[[ハンドル]]が[[振られ>振られる]]にくくなる|急激に動き過ぎて[[ハンドル]]が[[振られる]]|
|小さな、または低速で[[ギャップ]]を踏んだ場合|[[ハンドル]]にいつもゴツゴツと衝撃がくる|小さな物もよく吸収して乗り心地が良くなる|
|強い[[ブレーキング]]|沈み込みすぎず[[コントロール性]]が上がる|急激に[[ノーズダイブ]]しすぎて[[コントロール性]]が下がる|
|[[バンク]]開始から[[旋回]]中の姿勢|積極的に[[荷重]]をかけないと前上がりになって[[切れ込む]]|車体なりに乗っても前下がりになってコントロールしやすい|
|[[コーナリング]]中の[[グリップ]]|[[フロントタイヤ]]側が下がる、押さえないと抜ける|[[フロントタイヤ]]側が上がる、押さえ込める|
***[[リアサス>リアサス]]の場合
||強める・かける|弱める・抜く|
|大きな、または高速で[[ギャップ]]を踏んだ場合|後ろは安定する|後ろが不自然に[[はずむ>ホッピング]]|
|小さな、または低速で[[ギャップ]]を踏んだ場合|神経質に[[はずむ>ホッピング]]が、路面状態が良く分かる|[[はずま>ホッピング]]ず[[乗り心地]]が良くなるが路面状態が分かりにくくなる|
|強い[[ブレーキング]]からの[[リリース]]時|姿勢変化が少ない|前上がりになってしまい[[バンク]]しにくい|
|[[コーナリング]]中の[[グリップ]]|[[リアタイヤ]]側が下がる、荷重が足りないと抜ける|[[リアタイヤ]]側が上がる|
|[[リアタイヤ]]が滑った時|コントロールしやすい|コントロールしにくい|
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対義語「[[伸び側減衰力]]」
関連語「[[イニシャル]]」「[[ショックアブソーバー]]」「[[サスペンション]]」「[[サスペンションセッティング]]」「[[ダンパー]]」「[[ダンピングアジャスター]]」「[[バネレート]]」「[[プリロード]]」「[[フロントフォーク]]」「[[リアショックアブソーバー]]」
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