七月十二日
七月十二日
「わあ、もうこんな時間!」
今日はめずらしく早起きをしたはずなのに、気がつくとすっかり夕方だった。
夢中になって見ていたお菓子づくりの本を閉じる。
亮に隕石と言われたクッキーの雪辱のために、お母さんに買ってきてもらったものだ。
「硬かったのは、バターが足りなかったからなんだね」
すこし遅くなってしまったけど、せっかく原因がわかったのだ。
さっそく作り直そうと思って、私は部屋のドアを開けた。
ガチャ
「うわっ」
「あ、あれ?」
そこには亮が立っていた。
「あぶねぇな!」
「ご、ごめん」
「このまえといい…注意力散漫なんじゃねぇの?
ブスでひきこもりで落ち着きすらないなんて救いようがねぇな」
「ひどい、そこまでいわなくても……」
「だったら少しは周りに気をつけろ
そんなだからクッキーが隕石になるんだよ」
「う、うん……」
【選択肢】
→でも、クッキーの作り方は勉強したんだよ
→ごめんね……
最終更新:2009年09月08日 12:58