【妄想属性】オリジナル
【作品名】
とある本の話
【追加説明】
宝典の根の実体である「祈願の宝典」には、ありとあらゆることが書かれている。
その中に、人間にとって災いとなる存在の定義として、以下の4つが宣言されている。
「魔王」……人がその存在を知りえた事実を前提に出現し、人の根底を捻じ曲げるような不幸をもたらす。
「魔獣」……人が生まれる以前よりその存在を確定していたもの。人を己の意のままに操ることで弄ぶ。
「狂気」……人の心が焼き付けて生み出したもの。多くの人々の尊厳を失わせる。
「魔物」……独立した個体として、人の恐怖となるべく生まれたもの。
上記4つの定義には、以下の法則を用いる。
「魔王」……宝典そのもののありようを捻じ曲げるほどの力を持ち、実体を失わせることは通常は不可能。
「魔獣」……宝典の権限をすり抜ける統べを身に付け、なんらかの理由で人間が干渉するのを極めて困難にしている。
「狂気」……宝典の権限下だが、世の道理としてあり得る「負」をよりどころに実体化する。
「魔物」……実体化は狂気と同じ理由だが、狂気と違って人間が力をつければどうにかなる相手。
なお、「魔王」に定義されているものは、グレブザケードも含めて10~20程度いる。
【名前】グレブザケード
【属性】負の意味
【大きさ】厳密には量れない。通常、その存在を認知することはできない。
【攻撃力】相手のいる世界を捻じ曲げて絞り潰すことができる。世界の規模は相手をけしつぶのように見られる大きさに同じ。
【防御力】そもそも知覚したところで、具体的な大きさが測れないため、単純な攻撃では倒せない。「消去する」ためには、全能クラスの認識が必要。
【素早さ】宝典の根と違って時間を渡り歩くことは不可能だが、時間の経過や逆行そのものが彼には無きに等しく、
時間から算出される「速さ」という概念が意味をなさない。
大きさの具体性が無いため、どんなに距離を離してもすぐそこに「いる」ことになる。
【特殊能力】
以下は戦闘に扱える特殊能力である。
負の感情:
相手のすべての負の感情をいじることができる。
感情を持つものの気力を萎えさせて、戦闘意欲を失わせて負けさせることが可能。
死の反転:
相手の士気を死気に入れ替えて、自殺願望のみ感情に植え付ける。
ほぼ強制的に対象は自殺を試みる。
生命の捻転:
相手にありうる生命という絶対性を捻じ曲げて永遠に死ぬ意味を与える。
死の反転とかぶるが、これはあくまで「殺し方」を楽しんでいるためである。
【長所】認知しても理屈以上の消去能力が必要。
【短所】実はそれほど絶対的ではない。
【説明】
宝典の根の構成要素である、宝典の冥の同位体。
人の負の要素にまつわる部分に関して、宝典の3軸を逸脱したコントロールができる。
それはあらゆる生命(それは心のあるなしを問わず、対象に備わるものとされる)に作用する。
宝典の根自身が手を焼いたのは、自らとほとんど変わらない宝典の冥の同位体であるため。
ただやはり本物とは比べようも無い絶対性であったために、練りこまれた「生まれていない意味」
や「存在しない意味」で消された。
宝典の冥を具現化させられない理由が、グレブザケードの残虐なやり口から証明されている。
【備考】
グレブザケードはもっとも人間に近い「魔王」といえる。
その能力のうち、自らが用いることはできないが、人間に関わらせた力は以下のとおり。
ケードの四肢:
人間の手足に自らの欠片を植え付けることで、破格の能力と、不老不死を与える。
右腕は怪力を、左腕は比類無き魔力を、右足は比類無き固さの盾を、左足は韋駄天の俊足を得られる。
四肢を植え付けられたものは体の一部が欠損しても元通りに再生する。
なお、ケードの四肢は一部分あるいはいくつかの部分を持つことが出来るが、2つ以上の部分を持つと性格が残虐化し、
3つで意志そのものがグレブザケードそのものを思わせる豹変を起こし、4つで世の中が「グレブザケードの負」で埋め尽くされる。
ケードの四肢を持つと性的な自由を奪われ、常に虐待的な行為を強要され、望み愛し合った場合はケードの放出を暴発させ、対象を強制的に死亡させる。
故にその苦しみを逃れる方法として、他の四肢を持つ者に殺されるか、他の四肢を集めきる、のどちらかが必要になる。
四肢の分割:
ケードの四肢を切断し、四肢を欠損する者に与えると、その相手の欠損部分を補いつつ、その相手にケードの四肢を植え付ける。
肉片体:
ケードの四肢をもつものが自らの9%以上の部分を切り取って、誰か(自分も含めて)の体の一部をくっつけることで、その誰かの複製ができる。
ケードの放出:
四肢を持つものは時として常人には超えられない領域を越えた力を使い、対象の生命を捻じ曲げて強制的に失わせることが可能になる。
この生命を失わせるものは「意味的」であり、「概念的」である。
520 名前:格無しさん 投稿日:2006/07/09(日) 07:14:02
グレブザケートは
ネオ・デビルゴクウに特殊能力も攻撃も通用するとは思えないが、ネオ・デビルゴクウの攻撃もグレブザケートには効きそうにないので引き分け
絶対勝者の男は、理屈を超えた何かが勝手に起こってグレブザケートに勝つだろ
最終更新:2021年04月20日 11:38