●このページでは、
MR研究会ができるまでの経緯をまとめたページである。
※BGMとして、「地上の星」や「ヘッドライト・テールライト」などと一緒に聞くと、臨場感が増すかもしれません。
(必要に応じて、加筆訂正を加えてください)
序 ~Good Morning! PUK~
平成20年8月5日
午後2時30分
前期試験終了日
熊本県立大学 某所に
当時1年生の6人が、集められた。
K、
M、
ゆっきー、
愛、
R、
時香
皆、何故、自分がここに呼び出されたのか、あまりわかっていなかった。
そんな中、
Mの口から、「突然だけど、放送部を作りたいと思う」と話しだした。
その後、
Kから
ジョイフル事件で定めた凡その内容をメンバーに告げた。
残りのメンバーは、驚いた。
それもそのはずだ。
誰も、生まれてから今まで、放送部とは無縁の世界で生活してきたからだ。
これは、誰もが「無謀だ」と確信した
MR研究会設立プロジェクトを、全員の力でスタートさせた、6人の物語である。
第1章 ~集まれ、MRのパイロット~
設立意図について説明をした
Kと
M。
当時、
Kと
ゆっきーは、
愛に対して全く接点がなかった状態でのスタートであった。
その中でスタートした設立会議。
この件について、
愛は、「何故、私がMRに呼ばれたのか、わからなかった」と後日振り返っている。
設立会議で話し合われたのは、会の名称についてと、代表者(
会長)の選任。
名称については、「放送部」「報道部」など様々な案が出たものの、「ありきたりで、面白くない」という
Mの一言で却下された。
また、「普通のことはしたくない」という全員の意思もあった。
皆、悩みに悩んだ。そんな中、誰かが「あっ!」と声をあげて、案を述べた。
運が自他ともに強いと言われる
Rの名前にあやかり、
MR研究会という名称にしようというのだ。
当然それを否定する
Rであるが、周りは「これだ!」と食いつき、一斉に電子辞書を繰り出し、略称を決定した。
※現在のMRは Media and Radio の略称であるが、Media Radio と言われても特に訂正しないのは上記の理由が原因である。
続いて、代表者については、特にサークルにも入っていなく、放送部経験者で、仕事も早いというイメージより
Kとすることで全会一致。
MR研究会はこのようにして、組織が出来た。
しかし、ここで大きな問題が立ちはだかった。
ジョイフル事件で
Mが調べたサークル設立条件によると、
顧問が必要だったのである。
※
顧問は規約上、熊本県立大学に常時勤務する教授・准教授・講師といった教員である必要があった。
その日より、皆で顧問を探す旅に出る。
しかし、夏休み期間に入り、顧問探しは難航を極めることとなった。
そんな中、家で研究者情報を何気なくみていた
Mが、ある教員の情報を見つけた。
ピンと来て、すぐに
Kに連絡をとった。
「この先生ならば、話を聞いてくれるかもしれない」
すぐにアポイントを取り、後日会ってもらえる約束を取りつけることに成功した。
MR、最初のターニングポイントである。
第2章 ~WELCOME TEACHER~
8月も後半になった、ある暑い日の午後のことだった。
Kと
Mは、教員研究室の前に立った。
MRとして、初めての交渉である。
一息ついて、ノックをする。
程なく、アポイントをとった先生と会うこととなった。
MRの目的について熱く語った。
熱意に負けたのか、顧問就任を引き受けてくださった。
今に至るまで、MRに大きな力を与えてくれる
顧問が誕生した瞬間である。
※
顧問の先生は、MR設立の年に熊本県立大学に赴任されたばかりだった。詳しい情報は、
顧問の項目参照
第3章 ~モノは、試しだ~
8月初旬に設立し、8月後半には顧問が決まり、MRのパイロットは揃ったことになる。
とりあえずの目標は、「NHK全国大学放送コンテスト」(大学放送部の全国大会、以降Nコンと表記)の出展と定めることとなった。
Mは機材の確保に、他のメンバーは作品のネタ探しに奔走することになった。
ミキサーを探しに熊本市内の店を探すが、これ!というものが見つからない。
彼は色々なサイトを物色しながら、3日3晩悩み続けた。
同時に、
Kは自室を
スタジオに改装すべく掃除に励んでいたという。
そんな我々に、大きな問題が立ちはだかった。
Nコン要綱には次のような一文がある。
「大学・短期大学・高等専門学校公認の団体であること」
その頃、サークルは、設立1年にならなければ認定されないという規定があるため、「同好会」という扱いでしか活動できないという情報が我々の元に入ってきていた。
「同好会は、大学公認ではないのか?」
Kは、大学の事務局へと足を進めた。
第4章 ~条件付承認~
「
Kさん、やはり無理ですね」
既に数回目の大学事務局で告げられた言葉は冷たいものであった
1度目の訪問から事務局と文化委員室をたらい回しにされた挙句の結論は「不可」
必要書類は全部揃っている。
人員も、顧問も、機材も全て。
足りないのは実績。
ここで”大学の公認”が無くてはNコンへの出展の道は事実上閉ざされる。
「まぁ、しかし」
職員は
Kと
Mが作成した書類を捲り、少し笑いながら顔を上げた。
「問い合わせがあれば、大学が認めている同好会として回答してもいいですがね、何かの時は同好会なんですからご自身の責任でお願いしますよ」
話は終わりだとばかりに書類をまとめる職員に儀礼的に頭を下げながら、
「こいつら、見てろよ」と心の中で呟いた。
この日から、パイロットの目が変わった。
第5章 ~出発待機~
9月に入ったある日、パイロットは、全員
Kの家に召集された。
理由は、Nコンの収録のためである。
マイクの前で話すのは、
Kと
愛の2名。
部門は、DJ部門と音声CM部門である。
ところが、ディレクターとしてミキサーを起動しようとした
Mが疑問の声をあげた。
「あれ?これ、コンセント違うんじゃね?」
普通の家庭にあるコンセントは2つ穴があるのだが、ミキサーからは3つの棒が突き出されている。
つまり、1つの棒がつっかかり、コンセントにささらないのである。
皆の目が痛い。
Mは自分のチャリで走り出した。
まず行ったのは、○○電器。
なかった。
次に行ったのは、○オ○オ。
ここにもない。
ベストを尽くせ、という言葉の通りの○○○電器。
ここにもない。
途方に暮れた
Mは、飲み物を買いにダ○ソーに入った。
その時、とんでもないアイディアが彼の頭に生まれた。
(注:このアイディアはあまりにも危険なので、公開できません)
最終更新:2010年07月01日 23:35