トールギスⅢ



機体名:トールギスⅢ
型式番号:AMX-201-3
所属:ネオ・ジオン
建造:ネオ・ジオン
生産形態:試作機
頭頂高:17.4m
本体重量:8.2t
ジェネレーター出力:不明
スラスター総推力:不明
センサー有効範囲:不明
装甲材質:ガンダリウム合金
武装:
ビームサーベル×2
バルカン×2
ヒートロッド
メガキャノン

 ネオ・ジオンが独自に開発した高性能MS。
 アナハイム・エレクトロニクスを中心として進められるMSの大型化。その方向性に疑問を抱く一部の研究者は、より効率的なMS運用の方法としてMSの小型化を叫んだものの、時代を先行しすぎたその意見は連邦内にて受け入れられることは無かった。
 しかし、経済・物資の面において確固たる基盤を持たぬネオ・ジオンはこの意見に着目し、その実用性を検討しはじめる。MS運用の効率化による軍事力の強化と、MS一機あたりの生産にかかるコストダウンの双方を実現できるこのプランは、実現すればネオ・ジオンにとって見れば夢のような話であったからである。
 数度の試作機の生産、実験の後、ネオ・ジオンは「MSを小型化した場合何処までその最高性能を保てるか」の試験に着手。
 その試験の一環として作られたのがこのトールギスであり、分類するのならば第一期MSから第二期MSへの過渡期の機体に当たる。機体サイズも、おおよそその両者の中間である。
 しかし、技術的な円熟を待たずして製作された機体である為問題点は多く、機体がこのサイズとなったのも単に予定の性能を実現した結果、小型化が予定値へと達さなかったに過ぎない。
 結果としてこのプランはまだ時期尚早であると判断され、ネオ・ジオンのMSもまたアナハイム主導の大型化の流れを主流とすることになる。
 しかしながら、最新の技術を結集して製作されただけあり、機体性能そのものは他のMSに勝るとも劣らぬものとなった為、テスト・パイロットを勤めたオットー・A・レクシオードはこの機体を愛機として使い続けている。

 制作に当り、まず3機分のパーツがロールアウトされ、順次組み上げ、実地での試験を行われてきた。機体名に入れられたⅢの文字は、この機体がその最後の一機であると同時に、一機目、二機目のデータを下地に組み上げられた完成品の機体であることを示す。
 エースパイロットの搭乗を前提として汎用性を完全に無視して組み上げられた機体である為、操縦には卓越した操作技術と後述の理由から超人じみた体力が必要とされる。また、当初は青系統のカラーリングが検討されていたものの、ネオ・ジオンの根強いエース信仰から赤系統のカラーリングへと変更された経緯を持つ。

 装甲と運動性、その両者を高いレベルで実現する為、サイズに比して厚過ぎる程の重装甲に、過剰なまでの大推力を与えられた機体であり、コンセプトとしては別組織の機体ではあるもののAIC-01のソレに近い。
 しかしその結果、予定の性能を得ることこそ出来たものの、パイロットの身体に最大で15Gもの負荷をもたらすこととなり、その性能を100%引き出すことは強化人間の体力でも無ければ不可能と言われている。

 主武装であるメガキャノンは、技術的問題からサイズの大型化を招きはしたもののヴェスバーとほぼ同等の性質を持つビーム兵器であり、砲身を上下に分割、スライドさせることによりビームの収束率、及び出力の調整が可能となっている。
 また、副武装にはビーム・サーベルの他にグフ以来廃れていたヒート・ロッドを採用。ブースターの出力に拠り大気圏内でも単独での飛行が可能である反面、ファンネルを始めとするサイコミュ兵器は搭載されていない。


(*注:この設定はMS-AIC独自のものであり、本来のトールギスⅢとは関係ありません。)




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最終更新:2007年09月21日 12:44
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