二つ名:緑目の勇者
名前:
詳細:
古代の遺跡から見つかった魔導人形。魔族が作ったものなのか、人間が作ったものなのかは定かではないが、ある日意思をもち動き始めた。今は人間の感情の勉強中
身長: 175cm
体重: 160kg
髪色: ライムグリーン
瞳色: 緑の蛍光色
魔導人形の為、魔力が主な動力源となる。統治する魔王の世界の魔力の性質により適応しやすいもとしにくいものがあり、それによってコンディションも異なってくる。
活動している間は魔力を少しずつ消費し続ける。
体内に貯蔵している魔力がなくなると活動が停止してしまうが、補填出来れば再び活動を再開する。魔力が特別に濃い場所に居ることで、魔力を補充できる。
魔導回路と呼ばれる、魔力を全身に行き渡らせる脈のようなものが至るところにあり、その中心となるのが胸の緑色の宝石である。これは勇者の証としても機能し、緑目の心臓部とも呼べる場所である。
しかし普段は硬い透明の膜で覆われており、基本的にどんな攻撃も通さない。
中心部からは、緑色の宝石のみ感応する特殊な波長の魔導を発生させる事ができる。これにより魔導機の鍵をどこからでも呼び出す事が可能だが、凄い勢いで飛行して緑目の所に飛んでくる為、置き場所よっては屋根を壊して飛んでくるなんてことも。
更に剣に装飾されてある宝石と胸の宝石を合わせて魔導の波長を増幅することにより、魔導機を召喚することが可能である。
内部は空洞となっており、普通の人間のように消化器官も持ち合わせていない為、食物から栄養をとれない。液体を摂取しようとすると体から漏れ出てしまう。
身体の一部(首や腕など)は分離可能だが、特にメリットはなく、寧ろそのまま放置しておくと魔力が行き渡らなくなり、残ってる魔力が放散されるので分離した箇所だけ機能停止する為ややこしい事に。
力に関しては、他の追随も許さない程の性能を誇る。大きな岩や大木でも軽々しく持ち上げる事が可能だが、力が大きすぎる故に繊細な動作は苦手である。
魔術に関してはてんで駄目で、魔力を圧縮爆発させるくらいしか使用する術を知らない。
だが知識の記録は正確であり、言語解析なども知っている物であればお手のものである。
体が頑丈に作られている為に体重は重いが敏捷性はそれなり。ただし軽やかに立ち回れるわけではない。
一人称: 僕(ぼく)/私(わたし)
覚醒時と通常時で一人称が変わる。
普段は僕で、覚醒時は私。
寡黙だが、どこか抜けた感じがする天然系女子。
戦闘経験は豊富だが、他人との交流が極端に少ない為、見知らぬ人に対しては警戒心が強い。
まだ感情表現に関しては乏しい為、会話の中にも無機質的な部分が見られがちだが、本人なりに普通の人間に似せて会話している。(らしい)
残忍だが、情緒不安定な状態に陥る。話す言葉も途切れ途切れで不可解な発言が多くなり、まるで言葉が通じない。が、活動限界を迎えるにつれ助けを求めるような発言が多くなる。
ただ誰とも問わず魔王だけを殲滅する事を考え、行動しているがその真意は不明。
分類:大剣
形状は大剣のそれとはあまり変わらず、岩石のプレートに、柄の先から剣の根元にかけて装飾されているエメラルドから、脈のように緑色に光る線が所々張り巡らされている。
無骨な印象を受けるが、ちゃんと戦闘に使用できるように切っ先も鋭く、戦闘用に魔力を爆発、排出させる魔導機構も搭載されている。
また、周囲の魔力を吸収できるようになっており、使用しないときは装備することで魔力の電池となる。緑目自身に魔力補充が可能。
魔導の力で動く対魔王用戦闘大型兵器。緑色に光る脈が至るところに張り巡らせた岩石の巨人のような見た目をしている。
起動時には目が緑色に光る。
高濃度の魔力を直接神経に取り込み、魔導機の脈と繋ぐ仕組みのため常人であれば神経が焼き切れ、残滓として残った魔力、精神エネルギー(魂や思念など)を糧にして自制を失ったまま暴走してしまう。
復活できない事を代償に容姿が変化したり等して能力が大幅に上がるというもの。
緑目の場合は、魔導機の搭乗により戦闘能力のリミッターが外れた状態。
見てわかる大きな変化というと、目が緋色になり、性格が変わるという点である。
この時、人形の活動限界も早くなり、魔力の補填が不可能になる。そのそして同乗者の魔力、精気を著しく消耗する代わりに、破壊力、機動力、感知力が絶大的に増幅される。
また魔導機自体の破壊力も凄まじく、力を込めれば小さな大陸さえも破壊しかねる程の力を有するが、更に消耗が激しくなる。
覚醒状態は自分で解除することは不可能で、解除するには何らかの切っ掛けで魂を人形に呼び戻すか、強制的に生命活動を絶つしかない。
緑目の勇者の素体となった人物。
簡単に言えば、人間だった頃の緑目の勇者。
魂と心を無理矢理引き剥がされ、肉体は魔導人形へと改造されてしまった過去がある。
今では心は憎悪で浸食され、魔導機に封印され、心を失い感情が持てなくなった魂は人形へと宿り、不安定な存在となっている。
〈「アルカ」と「緑目の勇者」の性質、目的〉
緑目は失われた心の存在を「アルカ」と呼んでいる。
アルカは魔導機を通じて直接、対象の精神へ干渉し魂や魔力、思念等の様々な精神的要素を喰らう。特に緑目の魂は元の魂というのもあり彼女が特に欲しがる故、緑目自身は無意識にそれを拒絶する傾向にある。
心が魂を完全に浸食し尽くすと「アルカ」としての人格が完成し、魔導機を身体として定着させる。すると自らの意志で動く事が可能になり、魔力の糧とする為に様々な生物の魂を喰らいながら活動する、最悪の兵器と化してしまう。
アルカの目的は「世界の破壊」。に魔王の世界、聖界関係なく緑目の勇者の開発者ごと破壊する為の復讐を目論んでいる。
緑目の目的は、アルカとしてではなく1人の人間として生きる事。感情の勉強をしているのは、アルカに浸食されようとも、負の感情に負けない「強い心」を手に入れる為にある。
魔導機を破壊し、アルカを解放する事も一つの目的である。
緑目が「恩人」と慕っている人物。
彼女の世界を襲撃した時、暴走していた緑目を説得して我を取り戻し、瀕死の状態から救ってくれた過去がある。
それからと言うものの、緑目は彼女を守る事を信条に世界に留っている。
何らかの次元転移で、玻の世界に降り立ち、(ガラスの華に自ら飛び込んで)血まみれで倒れていたのを目撃してしまった。(緑目談)
自分の帰る場所が見つかるまで緑目同様、玻の魔王が保護してくれている。
緑目から見て不可解な発言(フォイエー!等)が多いため不信感を抱いているが、憎めないようである。
神々の戦争については無頓着。
魔王を滅ぼそうとも思っておらず、寧ろ人の心に触れる為、自分のまだ知らぬ知識に触れたい、という事で色々な世界を回りたい、という願望がある。