ここには公式アカウントにより不定期に行われる「#ムゲンwarsの世界観を広げる話」にてつぶやかれたものなど、世界観に関する設定をまとめてあります。
基本的には情報が出た順。生物・場所・伝承など様々でバラバラ。
必ずしもここに書かれていることが正式採用された事柄でないことをご留意ください。
各項目の下にあるリンクは関連作品、wiki内関連項目など。
※関連作品にて取り扱われている内容も、必ずしも全てが公式的に決定されたものではありません。あくまで「要素として取り扱われたことがあるもの」を関連項目としています。二次創作の感覚でお楽しみ下さい。
全国各地わりといろんなところで見る魔物。草原や森ではスタンダードなたまいもを見ることができる。 ちなみにけっこう美味しいらしい。
一番初めの竜族は、1匹の七色に輝く鱗を持った竜だったという。
強く気高かい七色の竜は、その強さゆえに現在の竜族よりも寿命が短かった。
七色の竜は命が尽きる前に、魂を9つに砕いて9体の竜に変えた。それが、現在の竜族の原型であるという。
昨今増え続ける混血種に関して、それを一個の種族として認めるべきか否かの議会を行った。
そもそもが一魔界につき同一種族が居住しているケースが多く…
と話したところで「個々の判断に任せる」という結論を出された。
レポート終了。
ゲートを通る際にいつまでもゲートを抜けられず、ゲートとゲートの間に取り残させることが極々稀にある。
そのとき、空間を裂いて小さな子犬がやってくるという。
まるで導くかのように間でさまよってしまった者を誘導し、気付くとゲートに入る前の場所にもどっているという。
洞窟などに生息し、冒険者に寄生する粘体の蟲。寄生といっても肉体に寄生するものではなく、冒険者の身に着ける鎧や剣などの鉄製品に小さな穴をあけ、鉄の内側に入り込む。
鉄を食用としているわけではなく、冒険者についていくことによってより安全な場所まで移動するのが目的である。
全身がストライプ模様の猫、名前はチェシャア。富豪に飼われるこの猫は頻繁に行方が分からなり、捜索依頼が貼りだされる。
若い冒険者や新人の勇者が、たかが猫探しと気楽に受けるのだが、
この猫、魔物の巣はもちろん危険地帯、果ては野良のゲートをくぐり魔界に行くことも。
目の前に現れたストライプ模様の猫は、貴方の世界では見ない顔だ。これは聖界の生き物だろう。
しかしその目は雄弁に語る。迷い込んでしまった私を元の世界まで案内するのだ、と。
無視するのも手だろう。その猫の所為で貴方の世界にゲートが開きまくることを無視するのならば。
聖界の南に位置する広大な海には舟を飲み込むほどの巨大な鮫が、
対して北に聳える雪山には城壁を薙ぎ倒すほど巨大な熊が住むという。
一説には、かつて魔界からやって来た巨大な魔物を勇者が両断し、二つをかの地に封印した。その化身が彼らなのだという。
竜とは誇り高き魔族である。しかし、近年の若い竜族は、相手より強くあろうとする、高い地位にいようとする意欲が低く、所謂誇り離れかわ懸念されている。
勇者が魔界に出入りが多くなるうち、人間との交流が多くなったことが原因とも言われ、老竜会の幹部たちは頭を悩ませている
鬼族は力こそが正義であり、魔法は弱者の扱うものだと見る思考にあったが、近年の鬼族は魔法という手段も力のひとつであり、力を誇示する鬼族だからこそ魔法も極めるべきなのではと主張するものがでてきている。
魔法を特化として派生した吸血鬼の数が増えた影響もあるかもしれない
聖界で始めに国を作り、始めに王となったものの血族を示す。始まりの王は勇者であったとも女神の子であったともいわれているが、もはやおとぎ話の域であり、その血族の繁栄もまた、長続きはしなかったようだ。
数センチの小さな淡水魚。雑食。
メスは鮮やかな銀色だが、オスはなんともいえない灰色の地味な魚。
だが、オスは食べたものにより体の色のみならず体の形まで変化していく。
最近では魔物の素材を与えて変わったモルフィッシュを育成するのがブーム
魔界由来の狼。背骨がでるほどやせ細っているように見えるがこれが標準体型である。
腹は空かせているが主に家畜、それも子供ばかりを狙うグルメ。時に人間の子供を襲うこともある。
食用:毒はないが適さない
素材:赤い牙⇒そこそこ
爪⇒適さない
毛皮⇒あまり価値はない
骨⇒そこそこ
主に日の入らない森に生息している。銀色の羽と祈るように手を合わせているのが特徴。
メスは無害だが、オスの鱗粉には催眠作用のある毒が含まれている。
オスの鱗粉によって眠らされた生物にメスは卵を植え付ける。
食用:オスは毒有。メスは毒はないが適さない
素材:羽⇒価値有
本体⇒あまり価値はない
非常に凶暴な魔物。同族以外の生き物にはたとえほかの魔物であろうと襲い掛かる。
突進攻撃は岩をも砕く威力があるが、直進攻撃しかできない。
大きいものでは5メートルを超える物が発見されている。
食用:問題ない
素材:牙⇒価値有
角⇒価値有
毛皮⇒価値有
大きさは5センチに満たないほど。
主に人が作った像や鎧などの中に空洞があるものに侵入し、内部で増殖、寄生した物体をあたかも生きているように操る。
最近では屍にも寄生することがわかっている。
食用:適さない
素材:採取が困難
夢に現れる象のような鼻をもつ獣
白いものは悪夢を喰らい、よい眠りに導いてくれるが、悪夢を食らうほどに体は黒くなり、黒い獣はよい夢でさえ喰らい始める。
次第に夢の中の人物を、思いでの場所を、そして最後には夢の主でさえ喰らい、廃人にしてしまうという恐ろしい魔物
名前の由来は、年中雪で覆われた峰でも雪に負けない白金色の穂を出すことから。その名の通り、寒さや日照不足にはめっぽう強く、雪のなかでも立派に育つ。植物研究家ビアランタにより改良された魔界植物との混合品種である。
とある漁村の近海に住む大きな鮫。500年生きているといわれており、大きな口をあけて魚の群れを一飲みにすることから豊漁の象徴として、また恐ろしい海の体現として崇められている。温厚な性格で、人間や船は襲わない。
掌に乗るぐらいの小さなビンで飼うミニラビという大きさ3センチぐらいのウサギのような生き物の育成キット。とある商人が持ち込んだ魔界の生物らしいが、1日1粒の穀物で餌は十分で、手軽さと愛らしさから市民に流行が広がっている。
ミニラビはコケも食べます。キットの中でコケを栽培すれば餌はいりません。
ですが栄養が偏るので時々穀物をあげてください
ミニラビは狭いところが好きです。必ず隠れられる場所をつくってあげてください。
ミニラビはビンの向こうに大きな世界があることを知りません。
砂漠地帯で見かける魔物。猫の形状ではあるが、体は乾燥しきっており、まるでミイラであるよう。常に水分を欲しており、獲物を見つけると噛みついて体液をすする。
水分を十分に接種すると、普通の猫のようにふわふわになる。
みると幸運が訪れるとされる金色のたまいも。
その験を担いで、お土産屋でストラップなどが販売されている。
しかし、魔物学的にたまいもが金色になることはないとされており、その存在は疑問視されている。
地を這うように成長する野草。引っ張っても抜けないほどに根を強く張るため、濁流に流されたものが掴んで助かったという逸話から手綱草と名付けられた。
が、非常に生命力が強く、根の欠片でも残っていれば次の年にまた生えて増えるため、農家からは畑食いと呼ばれて嫌われている
魔力汚染の強い地域に発生するキノコ状の物。実際は菌糸類ではない。
汚染された魔力を吸収する特性があり、初期は汚染を軽減させる手段とされていたが、昨今の研究で、汚染を内部に貯めて凝縮し、再び放出してより汚染を強めるものだと判明した。
絹を採るために育成される家畜化された虫のこと。しかしその歴史を紐解くと「おかいこさまのこえ」「おかいこさまとのやくそく」などまるで虫に意思でもあるかのような記述がみつかる。これは遥か昔おこかいこさまは魔族であった可能性が高く、人間の生活に巧みに入り込む魔族が(略)
かつて世界は4つの大国を巻き込んだ大戦争が起きていた。
その巨大な戦争を終わらせたたった一人の男こそ、一番最初の勇者だといわれている。
彼はたった一本の剣を携え、その言葉と心、そして剣技によって戦争を終焉へ導いた。
だが戦争後、その勇者の姿を見た者はいないという。
ある木こりの男が森で背を血まみれにした少年を拾った。まるで背の皮を削いだようなひどい怪我だったが、木こりの介抱が良かったのかすぐによくなった。少年は自分は天使であり、翼を魔物のようなものたちに奪われたという。
救われた恩を返すため、少年は木こりのもとで働いた
しばらくたったある日、少年が木こりの小屋に帰ると、木こりは血まみれで倒れていた。
心配して駆け寄る少年に、木こりは消え入りそうな声で言う。
にげろ
その言葉が終わる前に、少年は背後から肩を掴まれる。
「まだ解剖が終わっていないよ、天使くん」
その楽団は元は普通の楽団だったという。
音楽を極めていくうち、楽団は人の強い感情のこもった声こそ究極に人を引き付ける音なのだと悟り、ついにはその境地へと至る。
彼らの持つ楽器はすべて、生きた人間でできている。
聖界に大きな城を構えている魔王を名乗る人物。並外れた魔力を持ったその人物は、配下はおらず、城に一人。そして、まるで人々の危機感を煽るように侵略と撤退を行っている。
しかし、魔術師曰くその人物の魔力は魔物のものではなく、人間のものだという。
今日はおとうさんがむかえに来る日。
今日でぼくのなつやすみはおわってしまう。
家にかえればあたらしいかぞくが待ってる。
おとうとかな?いもうとかな?
今日は8月32日。
これは未来を拒否して今を繰り返す少年の話。
処刑の悪魔は現在無数に分裂しているとされている、ので本人に現在何人なのか聞いてみると、
32の魔物に近い簡単な分身と、30の狩り取る者、4の大きな個体に分かれているらしい。
男曰く、初めは猫で
死したのち、魂の選別場所に潜り込み転生を果たして30回目だという。
男曰く、死ぬと魂は光を下り、眩さののち黄昏と朝焼けの光に惹かれ、真っ白な星の海にたどり着くのだという。
死を恐れることなかれ、我々があるべき場所に帰るだけなのだと。
"死神"と呼ばれる者に仕える者たち。勇者と魔王を殺すことを目的に動いており、そこで一般人を巻き込むことになろうと気にも留めない。基本的に無慈悲で、苦しむさまを見るのが好きなものが多い。身元をたどると、すでに死亡した人物ばかりであることがわかる
聖界にある巨大な組織の一つ。聖界中の製薬、工業など様々なジャンルにその根は伸びている。
しかしその深層では、勇者という人間の突然変異体の究明、魔物ないし魔王と呼ばれる存在の根絶、そして神の否定を行うことを主軸とした研究を行っている。
木も草も木の実も赤く、年中生い茂る深い森。
その赤い森に入ると、己の中の狂気を表に引き出され、まともな精神ではいられないという。
森を抜けると赤い海があり、海の先には財宝の詰まった古城があるらしく、挑むものは少なくない。
赤い森を抜けた先にある赤い海。
とても広大で、島などの影が見えないほどの霧に包まれている。
海は渡る者が海に飛び込むように心の隙をついてくる。そしてまた赤みを増していく。
海であるが、森を迂回してもそのような海はないため、異世界ではないかと思われる。
聖界で3本指に入る巨大な学院。
始まりは創始者アルラ・フラウが始めた小さな学び舎。そこから勇者が現れたことが起点となり大きく発展していった。
今でも多くの勇者がこの学院から現れることから、女神に愛された学院としても名高い。
聖界にあるゲートが開きやすい危険な森にあるとされる泉。
美しい水だが、覗きこむものを人なら魔族として、魔族なら人としてうつしだすという。
汲んで持ち帰るとそのような現象はないことから、水そのものの効果ではないらしい。
巨大な門のような建築物が残る遺跡。
魔力の残滓からおそらくゲートがあったと思われるが、天使たちはそのゲートを管理しておらず、魔界から繋げた、つながっていたという話も聞かない。
魔界でも聖界でもないまったくの異世界とつながっていた説が現在有力である。
見た目はごく普通の自然豊かな山だが、
そこで山賊だの魔物だのが悪さをしようとすると、どこからともなく獣の咆哮が聞こえて襲われているものを助けるという。
その山にある洞窟には試練を与え、試練を越えると力を授けるという獅子が住んでいるらしく、その獅子の咆哮だと思われる
持ち主のいないとある洋館。そこには無数の時計が並んでいた。
誰かが言った。その時計の中には世界の終焉を刻むものがあるのだと。
誰かが笑った。そしてそれを確かめに洋館に行き、無事に帰ってきた。
ある日洋館の時計の一つが止まった。
笑った彼はその日動かなくなった。
かつて大魔道士と呼ばれた魔道士がいた。彼は己の生涯をかけた研究と財産を、塔の天辺に保管して、塔を登り切ったものにすべてやる、といって死んだ。
その塔は見た感じ20階ぐらいの塔だが、謎解きに失敗したり、意識を失うと1階下の階へ戻されるという心折設計であるそうな
かつて使われていた古いトンネル。
使われなくなったのは、そのトンネルをくぐったものが次々と行方不明になることが多発したため。
後の調査で、特定の条件がそろうとそのトンネル自体がゲートになってしまうことが判明
いまでも肝試しと称して子供たちがいなくなることがある
女神の間でしか使えないのは不便という勇者たちのニーズにこたえるため設営された天使ファクトリー2号店。勇者の証を持った者、またはとても強い力を持っている者にだけ見えるよう特殊な結界が張ってある。人数も少数で本店ほどとはいかないものの、高品質を提供する
天使ファクトリーの新事業、訓練迷宮vol1。
死地へ赴く勇者たちに安全かつお得に訓練をしてもらうため作られた人工ダンジョン(一回銀1枚)
中では人工たまいもが現れるため(おかわり無料)臨場感もあり、気温や湿度も変更できる(+銅3枚)ため、初心者にもってこいである
人工たまいも:天使の迷宮で初心者用モンスターとして栽培される白いたまいも。普通のたまいもより一回り小さく、皮や葉もやわらかい
魔物食家曰く、甘みが強いが煮崩れしやすい。手頃ではあるが、やはり自然種本来のうま味とは違っているとのこと。
ごく稀にたどり着ける何もない真っ白な四角い場所。何かが作られる予定だったのか、そこからなにかが始まるはずだったのか、部屋の中央には積木で作られた小さな囲いの中に、指先ほどの小さな芽が生えている。
とある5人組の冒険者パーティが魔界にたどり着き、広大な敷地があまりにあまっているという現状を嘆いて「ここに村を作ろう」と言い出したのが始まりでできた、魔界にある人間の村。
村と言っても5人と幾何の家畜魔物しかいないが、周囲の魔族の村には受け入れられている。
薔薇の生け垣の迷路を正しい順で進んでいくと行けるなど様々な話があるが、共通するのは「迷路のような場所を」「特定の道順で進む」「灰色の花が一面に咲く庭に出る」ということ、そして「死者に会った」ということだ。そこにいったものは、その庭を「虚空の庭」と呼んだ
見るだけであれば、それはただの海である。
だが、潜ってみるとそこに沈むのはたくさんの星形の石。それは海に差し込む光を反射して、まるで海に夜空が沈んでいるようである。
しかしこの星形の石が、夜空を生きる星形の魔物の亡骸であることを人々はしらない。
魔物とは人々にとって脅威と畏怖の象徴である。いや、あった、というべきであろう!
このコロシアムでは魔物は欲望と情熱を向けられる対象である。
魔物対人間で行われる血湧き肉踊る戦いは、闘う側も賭ける側も熱狂間違いなし!
さあ!今宵勝つのはどちらか!
すべてを踏破したものはいないが、魔界と違い、聖界には果てがないと言われている。しかし、世界の果てと呼称される場所が存在する。
ある谷を越えると、底の見えない、また先の見えない巨大な断崖絶壁があるという。しかし、赤い森同様迂回してもそのような崖は存在しないともされる
船はおろか飛行でも制覇したものがまだいないどこまでも広がる海。
これを渡りきるために何人もの海の男が旅だったが、みな諦めて帰るか二度と帰らなかった。
かつて魔王侵攻で魔王が残した迷宮とされている坑道。奥にいくほど希少な鉱石がある。
しかし、非常に迷いやすく、不定期に道が変わってしまうため鉱石目当てに奥まで行ったものが帰ってこない者が後を断たない。
欲張りは身を滅ぼすという子供向けの絵本の題材にもされた。
と、名を打って実は女神の間の勇者用の部屋に会議室があるのだが、誰かが使う様子はない。
「女神の膝元では話しにくい」「人が集まらない」「殺風景」など様々な理由が挙げられており、どこか別の場所での開催を求める声が強まっている。
毎年この時期にだけ星型の実がなる大きな木。
この木の実に願いを書いた短冊をかけると、願いがかなうという願掛けがある。
前に僕が道に迷ったときに、見たことない入江に出たんだ。青く澄んだ海は素晴らしかった。何人か水着をきた人影があったんだが、あまりのことで驚いて、僕はすぐにそこを立ち去ったんだよ。
だってその人影のなかに、明らかに人外がいたんだから ー嘘つき少年の証言
なにもない荒野のど真ん中にある谷。
まるで継ぎ接ぎのように複数の地質が重なりあい、場所によって全く違う植物が自生する。
大昔は大きな森だったが、魔王が全くの『無』に変えてしまい、それを勇者が魔界から取り上げた土地を切り貼りして今の土地になったという噂
剣と鞄を背負ったきつねさんマークの冒険斡旋所、トラベルフォックスです。
弊社では1日1日の稼ぎを大切にする冒険者や一定の職につかない方々に向けて地域や得意分野に合った依頼を斡旋致します。
店舗数は150に及び、各所で皆様のお力になりたく存じます。
ある男が死にかけたときの体験談だ。
なにもない場所に、真っ黒な川が流れていた。
よく見れば、それは大量の古い血のようで、沢山の恨みの声が響いていた。
その川の行き先が気になった男は下流へと歩き出したが、真っ白な仮面をつけた影に腕を引っ張られ、気づくと病院にいたという
精霊の森の奥にひっそりと佇む小さな遺跡。
精霊の住みかとなっており、その起源は人間が文明を持つ遥か前とされる。
しかし、その時代に作られたにしては精巧で、人間の大きさにあわせて作られていることから、神が人のために作り、そして忘れ去られたものではないかと噂される
増築に増築を重ねて巨大になった城。
中では非合法な品物を扱う店や、表でいきられなくなった人間などがあつまり、独自の法が生まれており、聖界の吹きだまりと呼ばれている。
聖界の吹きだまりと言われる巨城、百重城のなかにある店。
店名通り、扱う品は生物の目玉。
どの生物に置いても目には力が宿るとされており、魔術の触媒や儀式の素材、果ては観賞用やら食用やらに使われるために売られている。
普通に視力検査とかもしてくれる。
我々聖界探索隊が今回遭遇したのは一面の赤い大地だ。なにもないその大地だったが、地図に書き込んでいくと驚くべきことがわかった。
なんと、その赤い大地は帯状に延びており、まるで境目のように世界を横断していたのだ!
拡大を続けているという聖界にはこのように境目の(文字数
かつて聖界の大空に巨大なゲートが開いたことがあった。
それから現れたのは、見たことのない魔物と、それらを束ねる邪竜で、人間の国を襲ったが、そこに居合わせた勇者の手によって退けられた。
しかし、その魔物たちは魔界の生き物ではなく、まったく異世界のものであったそうな。
この街ではみんなが幸せです。
働く必要はありません。
領主様が必要なものはなんでも用意してくれます。
領主様は魔王らしいです。
でもそんなことの何が悪いのでしょう。
領主様がいてくれるから僕たちは幸せなんです。
とある魔界にある泉で、もっとも大切なものを投げ入れると二倍になる、あるいはよりよいものになって戻ってくる魔法の泉。
だが、投げ入れたものがもっとも大切な物でない場合は、二度と戻ってこない。
聖界のどこかにある美容施設。無駄毛の処理、髪のお手入れ、まぶたを二重にしたりとありとあらゆる美の処理を金さえあればなんだってやってくれる。魔法のような手法に店主は魔王ではないかという噂があれど、美のためならば目を瞑るものは少なくない。
とある魔王の侵略によって滅びた風車の街。魔界の影響か風が流れない土地となってしまっており、空気は淀み、腐敗した土地を、近隣の街では風の墓場と呼んだ
聖界のある建物にたくさんの画家が集められた。食うものにもこまった売れない画家たちは、ここでとある神話について描かされたという。しかしいつまでたっても画家たちは出てこなかった。一人の画家の友人が心配して建物に入ると、絵画や彫像であふれた異世界と化していたという
ようこそ、ここはちいさいものランド!
手のひらから膝丈までの小さい魔族たちのための小さい遊園地!
小さいコーヒーカップや小さいジェットコースターが公園サイズにぎゅっと詰まって遊び放題!
おおきいものはちいさいものに気を使って楽しんでね!
聖界にある広大な密林。かつて魔王との戦いがあり、現在に至るまでゲートが開いたままで、魔界から漏れでた魔力や動植物によりここまで広大な森になったと言われている。最奥付近では木がそのまま琥珀と化しており、魔王との戦いがあった年代の特定ができるのではと学者たちは(文字数)
聖界魔界問わずどこにでも現れ知らぬ間に消えている、先が見えないほど高い塔。
中は迷宮のようで、魔物や罠が蔓延るが宝までおかれている。登るのは大変だが降りるときは1階層降りればすぐに出口。登りきったものには無限の富がとか神に謁見できるだとか。
とある森の奥にある孤児院。魔王の侵攻により被害を受けた国の孤児を引き取り育てている。
立地が森なだけにやや不便だが、自然に囲まれた穏やかで広い場所で子供たちは自由に過ごしている。
…広大な森の地下では「天使を作る実験」をしているとどこかの酒場で酔っぱらいが噂していた
東の国の結界術師と、西の国の大魔法使いが総力を挙げて作り上げた、それほど広くはなく、密室にできる状態の個室を一時的な完全非戦闘区域に変える魔法具。
条件さえそろえば、たとえ魔王の居城であっても展開が可能。
お値段今ならなんと158900G!!
※注意
・こちらの商品はお客様の安全を完全に保証するものでありますが、
室外の安全を保障はしかねますのでご注意ください。
・結界の効果は展開後約1時間程度となっております。
魔界の一部で売られているすごくおいしいものをあつめて固めて作ったバー。
なにがはいっているかっていうと美味しいものが入っている。
すごくおいしいけど何が入っているかわからないという理由で売り上げが伸びないが、何も知らなければ美味しいのに何で売れないんだろう
見た目はまるで石膏で精巧に作られた子供の右腕の肘から下。
それは天使の腕であり、かつて魔物と勇敢に戦い、人々を守って死んだ天使の腕だという。
石膏でありながら、魔の者が近づくと、知らぬ間にそちらを指さしているらしい。
ほかにも同じ天使の目と、翼が保管されている。
純白の神とともに世界を作ったとされる漆黒の神の話が書かれた経典。
相当昔に書かれたもののようで、ほとんどが読めないほどに劣化している。
また、同じものが発見されないため、宗教として成り立っていたかすら定かではなく、
純白の神が女神を指すものであるのかもわからない
死した魔王の灰の中に残る小さな宝石。その魔王の瞳と同じ色をしている。
形も大きさも様々だが、とても強い魔力を宿している。
魔王が生きていたころに体内にそのようなものがあるわけでもなく、死した後にだけ残され、また灰を漁る様なものもいないため存在があまり知られていない。
どこにあるともしれない魔術書。なんでも、一人、あるいは一つ、あるいは一匹の存在をこの世から完全に抹消する魔術が書かれているという。使用した者の記録は一切残っていないにも関わらず、この本が存在するという記録ばかりが残っている。
拡大、増加を続ける聖界の国々へ歩いて渡った勇者が天使ファクトリーの力を借り作製に至った観光本。
各国独自の催し物、伝統、入国の際の注意点、国民性など見やすくまとめられている。
しかし、次号を出そうにも聖界はあまりに膨大であったため、第1号で生産が止まっている
魔法の類を跳ね返す力を持った魔物の涙が結晶化したもの。魔物本来の反射の力こそないものの、魔法の類を浴びた際それを無効化して砕け散る。そのため冒険者や勇者に非常に好まれている。
だが、それゆえに模造品も多く、偽物をつかまされたという悲鳴も後を絶たない
とある国で厳重に保管されている、万病を治すという秘薬。もとは美しく透き通った青色であったのだが、最近になって血のような赤色に変色するという事件が起こっている。
材料:
▼麺
小麦粉、かんすい、魔力水、ロック鳥の卵、幻海の塩
▼スープ
魔力水、にんにく、骨豚の骨、たまいも、乱闘牛の背油、燃豚の肉、地獄鳥の卵、メン魔、赤葱
以前魔王との激闘によって大穴が開いた事は記憶に新しいが、そこから地質学者アノワール氏が竜と思わしき化石を発見した。
曰く一億年前の地層から発見したとし、これが証明されれば、一億年前には魔王の侵攻があった、あるいは聖界に竜がいたことの証明となりえ、物議を呼んでいる
魔界の魔族、地獄鳥。その生態は聖界の鳥と良く似ている。
無精卵を作ることもあり、その卵は非常に濃厚で美味であると魔物美食家は語った。
しかし、相手は魔族であり、温厚ではあるが安全な相手ではない。そう簡単にありつけない素材ほど美味なのである、と彼は言った。
魔法技術が進んだ現社会だが、魔法技術が科学技術に叶わないのが乗り物である。
どんな魔法を積んだ乗り物でも「だれでも」「安全に」「比較的安価に」を備える乗り物は作れずにいる。それを可能にしているのが科学技術だ。
船から車まで、魔法製よりも科学製が好まれている。
とある廃墟と化した洋館に放置されている棺。
中身はなにもない。
だが毎夜その棺は蓋を開ける。
夜の間に棺に近づくと、空っぽのその中へ閉じ込められてしまう。
そしてまた、次の朝には空っぽの棺がそこにある。
大昔、ある勇者が殺した魔王をその棺にいれたらしい。
一年に一度天使さんたちが作る特別なカップケーキ。スポンジは雪小麦粉で作り、スポンジの中には干した飴林檎の実を混ぜ、上に乗せるクリームは白雲牛からとれる特別な牛乳で作られる。誰かの誕生日を祝っているらしいが、誰の誕生日なのかは誰も知らない。
青く透き通る宝石でできた鍵。
どこの扉の鍵かはわからないが、この鍵を使うと、今自分が一番必要とする人物のところへ行ける。
かつて宝石の名を冠した勇者が作ったもので、そのとき危機に貧していた自らの故郷に一瞬で赴き、危機から救ったと言う
酷い魔力汚染のあった土地や、魔法実験の失敗作としても出来上がる赤黒い色の結晶。大地が血を流したかのように思われた故にこの名になる。魔石ではあるのだが、内包する魔力がネジ曲がっており、どう扱おうとも周囲に被害が出るように魔力が暴発する、自然にできる爆弾のようなもの。
その年で一番良い米を使い、もっとも腕の良いとされた酒屋が作る、水のように澄んだ特別なお酒。神に捧げるために作られ、年の終わりには感謝と共に皆で分けあう。
元は、破壊の神に一年の安全を願うため、月の光のもと作られたという逸話がある。
小瓶に入った透明な液体。
その香りは、あるものは収穫前の小麦畑の香り、あるものは太陽が照りつける砂漠の香り、あるものは遠い遠い海の香りと、故郷の匂いを感じるという不思議な香水。
この世の終末を描いたという本の写本。元本は、女神の意向に反するとして女神教の教徒により焼かれ、失われている。
内容は、女神がすべての人間を見捨て、世界をやり直すと言った内容になっており、著者も不明である。
錬金術師としては不死を求めたい
ある男はそう言った。
勇者が不死だから目指す意味もないと罵られても、
ついには魔王の心臓を手に入れて作った薬を自ら飲んだそうだ。
え?その男はどうなったって?
今も研究室で腐り続けているらしいよ。
今回ご紹介するのはこちら!太陽から放たれる火の魔力に長時間さらされると肌が焼けてしまいお困りの夏の必需品!しかし!これはさらに上を行く!なんと火の魔法からも身を守る!さらにはなんとこれを塗った足で溶岩に突っ込んでも…わお!火傷ひとつありません!※個人差があります
いつしかそう呼ばれるようになった何者かの腕立て腕の剥製。
願いをこめて月にかかげると願いが叶うとされているが、
善なる願いは滅びの願いに、悪しき願いはより邪悪なかたちになって叶えられる。
本当は勇者か魔王の腕だったという噂。
赤だけの村があった。特殊な信仰が強く根付く村では何もかもが赤かった。
しかし禁止されればそれを破りたくなるのが人の性。赤い廃屋の地下では秘密裏に「青」が製造されている。
青くドロリとした液体はひっそりと百重城に運ばれる。
女神様が宝石をちりばめて作った夜空はきらきら輝いていました。あるとき悪い海賊が現れて、夜空に大きな網を投げ込みたくさんの星を奪ってしまいました。海賊は船の上一杯の宝石をみてガハハと大喜び。ですが宝石が重すぎて、海賊船は暗い海の底に沈んで行きましたとさ
魔力を通すための紋が刻まれた特殊な茶器を使う伝統的な飲み物。
茶葉や水はわりとなんでもよいのだが、この茶器に通す魔力によってお茶の風味が変わるというもの。
お茶をいれる人によって味が変わることから七色茶とも呼ばれる。
それが魔力の味なのか、魔力によるお茶の変質なのかは謎。
世界一有名な抽象画。作者のサインだろうか、絵の後ろに「不明」と書かれている。
特別凄い絵だとか、特に物騒な話は無いのだが、「なぜか世界中で知られている」。
聖界は技術の伝達も間に合わないほどの広さがある、魔界など世界すら違う、だが聖界魔界関係なく有名なのだ
魔界から一番最初に魔王が侵攻してきたときのものと言われる史料。
たくさんの都市、たくさんの人々が犠牲になったと記載されているが、
どんな魔王だったのか、どんな魔族だったのかなどははっきりとは描かれていない。
魔族、とりわけ強い力を持つものがかかる病。
月に2度、狂月と呼ばれる日があるが、この病にかかったものは月の上る夜になると理性を失い、あたりを破壊するだけの存在になる。
原因が分かっておらず、治療方法もないが、月が上る前に意識がなければ良いらしく、早寝が求められている。
ちなみに狂月と別に衰月という魔力が弱まる日もある
年に一度のお祭り。その夜はたくさんの流星が降る。
星に乗って天に昇った死者が帰ってくる日と言われており、死者を想い、次の生が良いものになるよう願う儀式だったものが現在まで残っている。
星を模した小さな砂糖菓子がこの日はどこの屋台でも売っている。
冬の月、鳥の形をした星座の目のあたりから青い尾の流星が落ちることがある。
それを見た者は次の年必ず良いことが起きると人の間では言われているが、
魔界からみたそれは赤い尾の流星で、不吉の前兆であるといわれている。
魔王だって忘れたい年ぐらいある。
これは誰が始めたか、魔王議会の一室を(無許可で)貸し切って行われるお祭り事である。
料理はだれかが作るだろう、と魔王たちは自らの世界の特産を持ち寄って料理ができるやつに押し付ける。
終わったあとの片付けは議長に押し付ける。
【勇者受験】
勇者は人々の憧れで希望である。だからこそ、我が子を勇者にと張り切る親は少くはない。勇者となる人間を育てる学校の受験は勇者受験と呼ばれ、とても高いハードルをもって受験者をふるい落とす。
近年では勇者育成を謳った学校の詐欺も横行しているようである。
たまいも畑の収穫期には多くの冒険者が集められる。
それは、たまいもの旬はたまいもが一番暴れる時期だからだ。
多きな畑では尚更、戦闘に覚えのあるものが必要とされるというわけだ。
しかし同時に身に傷をつけない技術も求められるため、注意が必要だ。
太陽が遮られ、昼間なのに暗くなる日。定期的に来るこの日は女神の力が弱まるといわれている。
また、魔界の神の力が強まっている故に光を奪われると考える女神教の信者もいる。
月が太陽のように輝く夜のこと。
女神の力が強まり、闇すらも飲み込む祝福された夜であるとされる。また魔術的な要素が強まる日でもあり、この日にしか作れないポーションもあるそうだ。
大昔の儀式に、人の命を他の人間に与えるものがあった。
然るべき魔方陣を血で描き、その上で生け贄の心臓を生きたまま取りだし、絞り出した血を飲み干すという原始的な儀式。
それを応用して、永遠の命を作ろうと機関が動き、大量の子供が誘拐された事件が起きた。
年に一度、聖界のとある地域では魔族の仮装をして町を練り歩く行事がある。
昔その地域で魔族のふりをすることで魔族を退けたことからこの行事が始まったらしいが、
いまではごく普通に普段と違う服装で楽しむお祭りとなっている。
何てことはない、ごく普通の平日だが、人々はその日に世話になってるものや愛するものに感謝を込めて花を送る。
起源はわかっておらず、古代ではその日が女神様への奉納の日であっただの、異世界の誰かが広めただの諸説ある。
だが、一部の魔界にさえ伝わっている不思議なイベント。
たまいも農家連盟が毎年行っているたまいもの豊作を祝うお祭り。
会場では様々なたまいも料理が振る舞われ、魔物食への理解を広めるためにも大々的に行われていた。
しかし大々的に行っていたのが悪く、魔物食反対派による過激な妨害が行われて以来開催は不定期になってしまった。
勇者の出現によって、人間を勇者という存在に突然変異させる女神と呼ばれる存在が肯定された。
それはつまり、観測できる神の存在でもあった。しかし神たるもの観測できるということがあってよいのか、それに疑問を持ったものたちによる研究がある。
それは、観測できる=干渉できる=制御できるという理念のもと、女神という存在をエネルギー体であると考え、利用しようとする、まさしく神を否定する行為である。
とある学園で女子高生の間で流行る魔法。
お菓子作りの仕上げにかけることによって甘味と美味しさ、さらには見た目も整え、食べた人を虜にする
ということを願って作られた魔法だが、実際に効果があるのかどうかは未検証である。
それは何もかもが終わる日の夢。星は落ち、世界は砕け、永劫の闇に包まれる。
誰かの手が貴方をつかむ。その手はまるで死者かと思うほどの冷たさを貴方は覚えている。
だが優しい声でそれは言うのだ。掴め、と。
その夢を見た日から、その人には勇者に似た特殊な力が備わるという。
ごくごく稀なことだが、聖界魔界を問わず赤みかかった虹と、青みかかった虹が現れることがある。大気中の魔力濃度による変化だと言われている。
だが誰かが言った、あれは魔界と聖界に分かたれてしまった恋人が巡り会うための架け橋なのだと。
強靭な魔法銀の代表格ミスリル、今回はご家庭でミスリルを作る方法をお教えします。お子さまの自由研究にどうぞ。
まず10gの銀、これがミスリルになります。
次に高濃度の魔力水500ml。これに紐をくくりつけた銀を沈めて1週間。小まめに水は変えてください
聖界には女神以外にも神がいると考えるものも少なくはない。
代表的なものとして、「大地の神フライヤ」「嵐の神ヴィルゼン」「海の神ラグル」がおり、
それぞれあまり女神教が普及していない土地で崇められている。
女神教の信者の中には、それらが魔族だと考えるものもいる
聖界と魔界で流れる時間は差があるといわれている。
それは世界という大きな溝によるものの影響だと考えられており、例としてあるものは体感で三日魔界にいたが、聖界に戻ると1週間が経過していたという。
しかしそれも世界によって差が大きい。
通常の風邪の症状に似ているが最大の特徴は名前の通り、魔王にしかかからず、魔王にしかうつらないこと。
発熱、咳、頭痛、吐き気、体のだるさ、関節の痛み、魔力の漏洩などが主な症状で、決定的な治療薬はない。
一番の治療は、安静にしていることである。
50年前にある湖のほとりの村で流行った病。
症状は体温の低下から始まり、皮膚が青く変色、変色部分の感覚の麻痺と続き、遂には変色部分がまるで水のように変質し、体が溶けてしまう奇病で、飛沫感染により村の八割を滅ぼした。
原因は超高濃度の魔力汚染ではないかと言われている
街に魔物が入り込む事件はそう少なくはないが、対応は容易だ。だがこの事件は予測すら厳しかった。マンホール、そこに野良のゲートができてしまい、魔物が溢れてきたのだ。
曰く、下水道というのは魔力がたまりやすく不安定なんだとか。
あと一歩遅ければ大惨事だった。
聖界の一部地域に残る民謡、民族研究家はかつて襲撃にあった際に仕留めた鬼族のパンツが虎の毛皮でできており、下着を小馬鹿にするような歌を歌うことでお前たちなど怖くはないぞという意思表示をしたことが始まりとされる。しかし当の鬼族は負けた歴史など真っ向から否定している
夜が朝に交わる空を
朝が夜に溶ける空を
ある旅人は神様の瞳と呼んだ
女神様を見たことがある勇者は
女神さまの美しい瞳を思い出して深く頷いた
はて
もう一つの空は誰の瞳だろう
勇者を作る実験があるように、魔王を作る実験も行われていたことがある。
魔王の死した後の灰の中にあるという魔石と、厳選した魔物や、足のつかない人間を使って。
実験は失敗したという。
しかし使ったはずの生き物は1体も見つかっていない。