淵の魔王


二つ名:の魔王


名前:


詳細:

数ある魔界の中でも最も端にあるとされる魔界を統治している魔王。端過ぎて勇者があまり来ないのと一人用ゲートを開けられる能力をいいことにいろんな世界をふわふわと放浪して回っている


ほぼ海の世界の深淵で生まれた魔王。そこそこ長生き。
重度の放浪癖で遊びに行くと最低でも2週間は帰ってこない。
目標は全ての世界を隅々まで見て回ることである。そのため他の世界や勇者の情報にやたら詳しい。
戦うことに面倒臭さを感じており、勇者や好戦的な人に遭遇しそうになると
逃げたり隠れたりして戦いを避ける。

心臓のように見える下半身は過去に勇者に敗北し、肉片状態から急いで回復する時に
犠牲にしたため。両腕も同じ理由で骨と皮しかなく、上半身もとても細い。
その結果、物理的な攻撃力がほぼ無くなった。
ゲームや邪神に関しての記憶はこの再生時に一部の記憶と一緒に欠落してしまった。

勇者があまり来ない理由として、淵の世界が最も端にある魔界であることの他に
淵の世界での移動の不便さや、外出期間の長さ故に必ずしも遭遇出来るか分からない事など
色々な要因が挙げられる。運が良ければ陸の廃墟地帯などで目撃することが出来るが
本宅が海溝の最深淵にある情報しか出回っていないため、直接会いに行くとなると
とてつもない水圧に耐えながら水中を移動する手段を用意する必要がある。

 

|性格など|

楽天家で、その時自分が楽しければ後はどうでも良くなる性格。
常にその場凌ぎの行動をとっている。後にツケが回ってきてもまた逃げる。
ノリの軽い話し方をするが、空気はそれなりに読んでいる。

 


|淵の世界|

9割以上が海でできた世界。陸地は複数ある大きな島と多数からなる小島で形成されている。
住人の大半が水棲の魔族であるため、海中にも多くの住居が存在する。

かつては海産物などの交易で栄えており、陸住みの魔族も多く存在していたが
魔王が放浪中に勇者と交戦、瀕死に追い込まれその回復に膨大な時間を費やしてしまったがために
向こう十数年自国への帰還が見込めない状況に陥った影響で
(前提として魔王本人が国を顧みないレベルであちこちに遊びに行っていた事も含めて)
国の政治的な中枢機能は徐々に衰え、陸にある多くの都市は衰退してしまった。
そのため陸住みの多くは他の世界に引越してしまい
過疎村や廃墟のようになってしまった地域もある。

なお、海中住まいの多くは自給自足であったため、陸ほど過疎は酷くなく
そこそこ栄えている様子が伺える。

 

|淵の魔王の住処|

水深約1万mの海溝の深淵にある本宅と、陸の小高い丘の上にある小さな別荘を保有している。
本宅と別荘は隠しゲートで繋がっていて行き来が可能となっている。
放浪からの帰還後は別荘で休憩をとりながら他の世界の情報やお土産をまとめている。
本宅は元々勇者から受けた瀕死の傷を誰にも邪魔されずに療養するために造ったものだが
今は他の世界のモノを保管する倉庫と化しているため、別荘より滞在期間が少ない。

 


|能力|

水深1万mの水圧を素で耐える耐圧能力を有しているが
硬さで耐えているのではなく、独自の調圧機能によるものであるため
高重力にも対応できるが斬撃には弱い。
水中でなら暑さも寒さも耐えられるが、陸にいる時は凍結や熱に対して耐性が落ちるので
防御用の魔力を纏って補っている。

水中での移動速度は頑張れば100km/h位は出せるが、頑張るような場面が無い。
下半身の大きさを調節することである程度抵抗を減らすことが出来る。
地上では浮遊移動のため遅くなるのでカモフラ用に義足を付けることの方が多い。

ダメージを受けても少しの傷なら自前の再生能力ですぐに回復することができる。
再生力は魔力の量に比例し、身体の損傷度に反比例する。
全て消し飛ばされない限りは体の一部さえ残っていれば肉片のみになっても数年かけて蘇る。
ダメージが大きすぎると一部の記憶が欠落する。

見た目のせいで下半身が弱点だと思われがちだが、ただそれっぽいだけで
胸元の魔力を貯めるための石が本当の弱点である。
石が破壊されると遠距離ゲートの開通が困難になる。

ゲート能力の魔力消費は距離によって大きくなる。開通時間も距離によって変わる。
写真や映像などの視覚的な情報を得ることができれば、行ったことがなくてもゲートを開くことができるが
一度ぐぐると消える一方通行ゲートとなっている。
一応複数人用ゲートも開けられるが、魔力消費が激しいので絶対に使おうとしない。
短距離ゲートを使った回避やカウンターも可能。

ゲートの開通方法は
①物体の面か区切られた空間 ②水面の一部 ③世界の固有ゲートの行き先強制変更 の
三種類あるが、③<②<①の順に魔力消費が上がるため旅行時は③を使用している。
ゲート化した面はくぐる際に水面の用に波紋に揺れる。

今の身体になってから物理的な攻撃手段がほぼ無くなってしまったので、攻撃は魔法メインである。
しかし本人に戦う気が全くないので
ゲートによる不意打ち強制転送や呼び出しで撹乱するのみである。

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魔王 水辺
最終更新:2024年01月04日 22:42