気の魔王


二つ名:の魔王


名前:


詳細:

幻覚が映る霧が覆う大きな森を統治する魔王。主食は生き物の気力。気力を食いつくし、代わりに自分の魔力を入れることで眷属化することができ、勇者や魔王すら犠牲になっているという噂も

過去話

 


☆詳細設定☆

●性別●

魔王
※基本は女性体型を好んで取るが、男性体型になることも可能。
ただし服に覆われる表面積的なところで女性の方が都合がいいらしい。

 

●性格●

残虐非道な性格だが得意の幻術と作り笑いでそれをひた隠している。
心を読まれることを嫌っており、自らの心を幻術で覆い、良い人そうに見せている。

 

●能力●

・生き物の気力を感知し、吸収する。
・体内で気力⇔魔力に変換する。
・魔力が源となる魔法を使う。特に幻想術が大の得意。
・気力を吸い尽くした生き物に自分の魔力を注入し眷属化させる。(接吻が必要)
・気力を相手に与える。(ただし元から気力0のものには不可)
・眷族を操る。(遠隔での意思疎通・操作可能)
・怪力(成人男性の20倍ほど)
・吸い取った気力で気力を回復するポーションを作る。

気力・気力ポーションについて

 

●略歴●

気の魔王の三代目。
受け継がれ、といっても歴代気の魔王は先代が亡くなった時点で気の世界にいる魔族の様々な種族からランダムで一匹が選ばれ、城の密室での殺し合いに見事勝利したものが引き受けることになっている為、血筋などではない。元々は気の世界にいる蟻の形をした魔族の一人。
魔王になってから暫くは気の世界でまったりと過ごしていたが、とあることがあり暴走した後からは、別人のような性格となり、積極的に外界へ出向き、魔界・聖界・魔王・勇者についての情報収集を行っている。
暴走以前と以後では容姿すら別人となっている。

※過去の話まとめ

 


☆眷族について☆

●概要●

気の魔王が気力をすべて吸いきった後に自らの魔力を注入することで眷族化させた生き物たち。
生前の記憶は一切無く、気の魔王に忠誠を誓い、気の魔王の命令に従う忠実な僕。
どれだけ離れたところにいても気の魔王との意思疎通が可能で、どんな命令にも逆らわない。
ただし例え命令と言えどその生き物ができる範囲外のことはできない。(魚が喋る、犬が二足歩行をする等)

 

●能力●

彼らは自らを中心とした最大10m範囲の球状エリア内にいる生き物全てから気力を吸収することができる。近いものほど早く多く、遠いものほど遅く少なく吸収される。
吸収した気力は彼らの体内に溜めることも可能だが、大抵は魔力を使用して気の魔王へと送られている。ただし吸収できる量にも限度があり、単体に最大限で吸収されたとしても命に別状はない。
気力は吸収されることで記憶の喪失につながるため、いわゆる「ど忘れ」が起こった際は近くに気の魔王の眷族がいる可能性がある。

 

●生態●

彼らは気力の代わりに気の魔王の魔力で生きているが、気力を送る為にその魔力を使用してしまうため、年に数回の頻度で気の魔王に魔力を注入されることが必要となる。
体内魔力は気の魔王に気力を送る以外、自発的に使用することは出来ないが、命令されれば基本魔法ぐらいなら使用可能。
食事等は不要な体になるが、食べられないわけではない。意思は無いが、気の魔王に命令された性格を演じる事が可能で質疑応答にもその性格どおりに答える事ができる。実際少し魔力のある生き物ぐらいにしか見えない。
元から魔力を保持していたり、それを使用することができたものが眷族になった場合は、気の魔王の魔力とは別にそれを保持していることとなる。しかし気力の代わりになるのは気の魔王から与えられた魔力のみで、魔法や魔力の使用も命令がない限りは不可となる。

唯一特徴としてどの眷族も体の一部分に気の魔王の文様と同じハートマークが浮かび上がっている。

 

●種族●

気力を持つ生き物であれば眷族化は可能なため人間以外の眷族も多いが、眷属化させるための魔力注入には接吻での注入が必要という制約上、体の形が不定形のものは眷族化しにくい。(できないわけではない)
見目麗しいものの方が気力を集めやすい(周りに人が集まる為)とのことで人間の場合は美男美女が多い傾向にある。

※ただしこれは現・気の魔王のやり方であり、前二世代は接吻の必要性も無かったという。前世代の眷族も支配下に置かれることから、現在の眷族には実際どこまでの種類の生き物がいるかは未知数。

 

●勇者・魔王が眷族化した場合●

前述されている通り、勇者や魔王も眷族化することが出来る。

《勇者の場合》

リスポーンすることができなくなる。普通に生命活動が止まれば死に至り、二度と生き返ることはない。
勇者としての能力や覚醒、女神の間への自由移動は可能。
ただし前述の通り、外から見ただけでは眷族になったことを見分けることはほぼ不可能。
また、眷族化した時点では聖界の損失も起こることはなく、その勇者が死に至った時点で実行される。

《魔王の場合》

眷族化してもその魔王の世界が気の世界に吸収されるわけではない。
ただし忠実に命令を聞く僕となるため、実質上気の魔王の都合のいいようにその世界を操ることは可能。
魔王としての能力も損失することはない。
こちらも何らかの原因で死に至った時点で気の世界へと吸収されることとなる。


☆気の世界について☆

●概観●

幹も葉も花でさえも白い植物でできた森が広がる世界。
森の中は濃い霧に満ちており、周りも白い為、いったい自分がどこにいるのか分からなくなる。
森の中心には白い蟻塚のような岩城がそびえ立ち、気の魔王はここに住んでいる。

 

●霧について●

愛しい者や叶えたい夢、望む物等を見せる幻覚作用があるが、ずっと見続けていると最後にはその者の悲惨な最期や夢を叶えた後の没落、望む物の永遠の喪失等の景色を見せ付けられる。
この霧はとあることで現・気の魔王が興奮とショックを起こし暴走した際に世界を覆い始め、今も城に向かえば向かうほど濃くなっている。

 

●生態系について●

この世界に住む魔族たちは全て元々は虫の形をしているのが特徴。魔力が高い一部のものは人間型もとれる。
大体の魔族が全身白であるが、これは気の魔王の暴走時、大量の魔族たちがその暴走に巻き込まれ殺されたことで恐怖に身を震わせ、次いつ暴走しても隠れられる様にと周りの植物と同じ白色をしているという。
森を覆う植物も根から花、葉脈に至るまで白色をしているが、これも暴走した際に気力を吸われ、植物としての最低外殻と生存本能の根源部分のみ残された結果色素を失った。一般的な食べられる果実もあり、味や香りに遜色はないが、その実や種も含め全てが白色である。

 


☆他の魔王勇者との関わり☆

元々標的にした村を経済的に廃人にされ、気力を大量消失させられ船に乗り込み文句を言いに行ったのだが、結局手を組んだ方が効率的に、平和的に解決ができると双方理解し、現在はいいビジネスの相手。たまに愚痴聞き聞かせられ役。

 

犬猿の仲、と気の魔王は思っている。実際はそんなことはなく、相手は紳士的に接してくれているのだが、気の魔王は虫としての本能で鳥という種族の権化である鳥の魔王を恐怖の対象としてしか見られない。彼を見つけると笑顔がひきつり、彼に触れようものなら顔は青ざめ、身体は逃げの体勢をとる。そのような行動は彼以外にとることはほとんどない。

 

お茶のみ仲間。たまに遊びに行ったり、遊びに来させられたりしている。何故か鳥の魔王と仲がいい、と解釈されているらしく、同じテーブルを三人で囲むことがある。過去に彼女の持っていた裏オークション会場を彼に潰されたことがあるが、別になくなっても損のあるものではなかったので気にしていない。

 

貿さんのところでもよく見る、他の勇者のところにもよくいる形跡のある、気の魔王曰く「面倒くさそうな雁字搦めの天使さん」。囚獄の勇者に近付きたいのに邪魔されるのが一番困り事。

 

最近目をつけているイチオシの勇者。彼の気力が吸いたくてたまらないのだが、本体からしか吸えないことに気づき、本体に近付き違って試行錯誤している。

 

貿の魔王と同様、ビジネスライクな関係。勇者の体と気力を分け合って共存している。

 

気の魔王の真の姿を唯一見破って、なおかつフレンドリーに接してくれる相手。単純に幻術にかから無いだけなのだが、自らの真の姿をあまり好きではない気の魔王としては珍しい存在だと思っている。

 

気の魔王の先々代からの知り合い。

 

一度会ったのだが気の魔王曰く「岩より不味い気力」。食べる気は無いらしい。

 


その他関連など

風雅の勇者

本名セシル・シトラス。
吟遊詩人を極めた勇者。一度聞いた話を完全に素晴らしい歌として語りきかせられる能力。いろんな魔王勇者のお伽噺を集めている。
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靡の魔王

本名セシル・シトラス(?)
人の精力を集めて生きる魔王(♂)気の魔王に作られた魔王
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白木の勇者(故)

本名???
気の魔王の過去に関わっている勇者。普段は目が見えないが人の激しい感情に触れることで一時的に視界が戻る能力。

 

転進の勇者

本名???
歴代気の魔王の眷属として使われている勇者の身体。瞳と同じ色をした医師がはめ込まれている細身の剣で空間を斬ることで「まだ会ったことがない人がいる場所」に通じるゲートを開ける能力。

 

好の魔王

真名レジーナ
好奇心は猫をも殺す、を殺す側で実証する魔王。色んなもの、主に珍しい人体をコレクションしている。
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関連のお話など

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最終更新:2024年01月04日 19:16