零の魔王


二つ名:の魔王


名前:


詳細:

魔界最小のドラゴン族ともよばれ、その小ささはリンゴより少し大きい程度。小さいながらもドラゴンであり、魔王であるため、舐めてかかった勇者が次々と返り討ちに合っている


  • 無幻竜

先代(初代)零の魔王。古来より魔界のどこかに住むと広く伝承された巨竜。高い生命力と魔力を持ち、
聖界の至る場所に現れては見た者の生命を吸い付くすと伝えられていた。長寿の末衰えたところを何者かに襲われ重傷を負い、その内に魔力が暴走し世界を壊し始める。
行き絶え絶えになりつつ最後の力を振り絞って自身の心臓を竜に変えて零の魔王を生み出し、自らの身体を大樹に変えて死亡した。
唯一残った角折れの首は大樹の根元にある大空洞の中に眠っている。

 

  • 零の魔王

零の世界に住む魔界最少のドラゴン。零竜族と共に暮らしている。
無幻竜の心臓が竜へと昇華した存在であり、二代目の零の魔王。継承の形が本来と違い、無幻竜として生まれることが無かったため、新種族の竜として魔王となった。元が無幻竜の心臓であるため生命力は無幻竜より受け継がれており、傷を負っても直ぐに再生することができる。
構成分が心臓のみであったためか魂の存在が極めて曖昧になっており、零の魔王の肉体は意思を持つ魔力の塊のようになっている。
またドラゴンとしての高い魔力と魔王の力を備えており、戦闘能力が高い。
肉弾戦が主であるが、口から火を噴くこともある。また魔力を持つものの魔術、魔法の類いは殆ど扱うことができない。
人の姿になった際は角や尻尾、体の一部を隠すことができず、完全な変身はできない。
広く世界を知り、あらゆる物の行く末を見つめるため外の世界を旅していることが多い。

 

  • 零竜

零の世界に住むドラゴン。
零の魔王と共に零の世界に残っていた竜の一族であり零の魔王と瓜二つの外見をしているが、大樹の下で生活しているためか外見を変化することが無い。
いつの間にか増殖を続けており、かなりの個体が生息している。
戦闘においては零の魔王に比べると弱く、戦いは好まず温和で、高い知性で統率を持って暮らしている。
外見はまちまちだが共通して角と白い体毛を持つ。翼を持ち飛行可能な個体も存在する。
零の魔王の体毛が環境によって変化するのに対し、零竜族の体毛は一貫して白い。
良質な毛皮が取れる。
実態は零の魔王が蓄える魔力の上澄みが竜として大樹から生まれた存在。
零の魔王が世界の外で死亡すると一斉に大樹に吸収され新たな零の魔王が大樹より誕生する。
夜になると火を焚いて宴を始める。
零竜騎士団なる集団があるが、非常に弱い。

 


《零の世界》

初代零の魔王である無幻竜の統治していた世界。零の魔王が生まれる前に崩壊。ほぼすべての生物、魔族が死に絶えている。一部政界の小動物
零の魔王が生まれる直前に元の世界が崩壊を始めていたものの、現零の魔王の誕生によって崩壊を免れ守られている。
世界の情報が希薄であり、その形を大きく発展することができず、
脆弱であるために世界の果てが確認できる。
また時間の流れが不安定であるために夜が来なかったり太陽が昇ってこなかったりすることがしばしばある。
世界の果ての外側には何もないので一歩踏み出すとそのまま世界の外側に吹き飛ばされて死ぬ。

 

【零の泉】

湖のような泉があり、透き通った清らかな水が生み出されている。金魚の勇者が住み着いている。

 

【零の大樹】

世界の中央には巨大な木がある。この樹は零の魔王の魔力の半分が込められており、
この樹が零の魔王の膨大な魔力を蓄え続けており、零の世界に居る際は絶えず零の魔王に供給されている。

大樹の根元には大きな空洞があり、零竜達の住処となっている。
また大樹の周りには零竜がほかの世界から集めた様々な作物が植えられている。
大樹からは呪いが発生が発生しており、零の世界に踏み込んだものを零竜の姿にしてしまう。零の世界から出ると元の姿に戻る。
強大な魔力に対する耐性を持つものや大樹の魔力の仕組みを看破したものには呪いが効かない。

魔王としての記憶と呪いを抱える巨木であり、外の世界で零の魔王が死亡した場合、この場所から新たな魔王が生み出される。
零の魔王が零の世界で命の危機にさらされた場合、零竜と零の魔王を纏めて樹の中に取り込み、大樹の無幻竜として復活し、あらゆる障害を滅ぼす。

 

〈零の世界の恐ろしいところ〉

零の大樹は零の世界に侵入したものを零竜に変えてしまう呪いを放っている。この呪いは一定の体制がないと防ぐことができないが、世界の外に出ると元の姿に戻る。この呪いを受けて零竜に変わってしまった場合、時間が経過すると人間体であった時の記憶を失ってしまい、徐々に零竜として洗脳され、他の個体と判別がつけられなくなる。
また、零の魔王が死亡した際、ほかの零竜とともに大樹に吸収され魔力として取り込まれてしまう。
万が一勇者が取り込まれてしまった場合、女神の間で零竜の姿で復活し、元の姿に戻ることができなくなる。

 

最終更新:2024年01月04日 22:43