二つ名:咆の魔王
名前:
詳細:
咆の魔王。
竜族と獣人族の合いの子として生まれた若い魔王。
周りからはキメラだなんだと指を刺されるのが悔しいので、いつか立派な魔王になって、狼竜という種族を確立させようと思っている。
白い体毛と背中にある羽根が特徴的な、犬のような姿の魔王。
竜族と獣人族の混血なので、人に似た姿になることができない。
また、純血の竜族よりは小柄であり、純血の獣人族よりはだいぶ大きい。
暗い場所では目が淡く発光し、夜目がきく。
座った時、頭の頂から前足の先までが4mほど。(羽根は除く)
奇妙な姿と、邪神から与えられた並み以上の力を忌まれ、産まれてすぐに魔界の最果てに捨てられた。
捨てられた最果ての地にそのまま咆の世界を作った。
しかし、まだ若い咆の魔王に部下の魔族はおらず、今は一人で暮らしている。
聖界にある国を滅ぼすことで得られる利益の存在を知りはしているが、同族の仲間である筈の竜族や獣人族から居場所を奪われたからか、あまり積極的に他者から何かを奪おうとはしたがらない。
他人を見た目や肩書き、地位等で判断する者のことが嫌いではあるが、攻撃はしない。
攻撃して迫害しても何も生まないことを理解しているからである。
自分の世界は迫害を受けたり居場所を奪われた者たちのために使えればいいと思っており、住まわせるのは魔族や勇者などという垣根の事はあまり考えていない。
魔界だけではなく、聖界にまでふらふらとさ迷うように旅をして、世界がどんな場所なのか知ろうとしている。
力で制圧しにいくというより、居場所がない者に声を掛け、咆の世界を紹介したりしている。
戦いは好きではないが、自分の世界に住まわせた者が襲われたりした際には自らも戦いに赴く。
生まれてからずっと一人であったため、世話を焼かれるのが苦手。
基本的に他者と距離を置いた言動を取るが、自分と似た境遇の者たちの事は助けたいと思っている優しさも持つ。
ただ、あまり相手から近寄ってこられるのは苦手なようである。
基本的に物静かで優しい性格をしているが、まだ知らないことが多く、誤解されたりする言動もちらほら。
魔王には丁寧な口調で話すが、勇者や魔族以下の者達には少しくだけた口調で会話をしようとする。
また、食べ物に興味があり、様々な世界で食べ歩きをするのが小さな夢。
世界の最果てにある、一日中夜だが、月明かりが明るい世界。
轟々と吠える様な風が吹き続けており、大地には大輪の花が咲き乱れ、花弁が舞っている。
咲いている花は咆の魔王が旅先で見つけ気に入ったものを月光でも育つよう品種改良したもので、様々な薬効があるらしい。
魔族はまだ存在せず、咆の魔王は一人でこの世界を管理している。
一人称・私
二人称・あなた
好きな食べ物・鶏肉、玉子
黒い長髪を右側頭部で結っている、自称「魔女」。
黒いドレスを着用している事もあり、「黒き者」や「黒い魔女」と呼ばれている。
瞳の色だけは蒼色をしているが、外部から確認できるのは右目だけで、左目は長い前髪で隠れている。
見た目は成人女性であるが、その素性の一切は不明。
咆の世界に住んでいる人間のシャーマン達が、外見の所為で行動が制限される事に不便を感じていた咆の魔王の為に召喚した、いわゆる使い魔。
「異世界から召喚された魂が質量を伴って具現している存在」と認識されているが、真偽は本人のみ知る。
「できない事は無い」と豪語する彼女の能力は「創造」。
力の代償として、彼女はこの世界への干渉を一切禁じられており、誰かの未来が変わる可能性がある行動をした場合瞬時に彼女の存在は消失する。
自分の姿は如何様にもなりはするが、貧困に直面している子供の前では林檎一欠片さえ創れないのだ。
気まぐれで意地の悪い素振りを見せるが、心の底では「魔王と勇者の永久の戦いを描くこの世界」全体の平穏と平和を望んでおり、人々が幸せに暮らせるハッピーエンドをひとりで創っては、そっと心に秘めている。
因に、ユーリという名前は当然だが偽名であり、本名を知る者はいない。