二つ名:透輝の勇者
名前:不明/そのまま透輝(とうき)と呼んどいてください。
詳細:
長い間各地を旅してまわっている勇者。出身はおろか現在の拠点も定かではない。もはや人々から忘れられた古い魔法を使用し、その魔法は勇者というよりは魔王に近い物らしい
「さて、今日は何について話そうか。そうだなぁ……うん、
──或る忘れられた勇者の話はどうだろうか」
性別:男
年齢:34(見た目)
身長:181cm
本名・出身:ともに不明
外見:体格として細身。肌もいくらか白め。威圧感は何処かへ忘れた。
瞳はくすみのある淡い黄色よりのグリーン。
頭髪は細く柔くくせ毛。黄緑を帯びたプラチナブロンド。「陽の当たる麦畑のような髪」(…さんへ感謝)
衣服で見えないが全身に幾何学的なタトゥーが入っている。
勇者の証:左手の小手に付けられた丸い宝石
透輝(とうき)の勇者。萌木のような緑に輝く宝石の杖が目印の魔法使い。
面倒を避けて闇雲に勇者と名乗ろうとせず、「まじない師」やら「すごい魔法使い」など適当に誤魔化しながら各地を旅している。
一見ちょっと胡散臭い普通の男だが、実のところ数百年以上の年月を生きている。
ゲーム最初期の勇者の一人。いわゆる『宝石組』。
出生まで遡れば神代…世界の創世期に至る。
それ故あらゆる伝承の生き字引のようなもの。勇者として、または魔法使いとして少しでも関わった歴史は多数存在する。
仙人じみているが「おじさん」と言われると複雑な心境らしい。
「おにーさん」を自称しつつも、実際問題立ち上がるときに「どっこいしょ」と言ってしまうようになった。
このゲームの真相については把握しており、その上での彼の目的はこの盤上の結末を見届けることである。
人間にとって未来ある結果が生まれるようにしたいとは望んでいるが、果たして。
魔王にも知り合いは居る。現在魔王討伐などは行っておらず、一応は分け隔てない。
しかしほんの少し人間側を贔屓してしまうのは彼自身が人間を自負しており、詰まるところ人間が好きなのである。
基本は聖界をぶらぶら放浪している。
腕を見込まれて受けた依頼の報酬が大きな収入源である。
魔法使いとして魔除けや豊作祈願などの祈祷や、解呪が主な内容。
受けるかは場合によりけりで選り好みする。身体を動かすようなことは疲れるのでまずNG。
倫理に反するような行為はあんま好きではないので、そういった依頼を受けたいとは思わない。そーいうのってあとあと面倒そうじゃない?
他には手に入れた素材や手製のおまもり(魔具)を売ったりなどで小銭を稼ぐこともあるかも。
活動拠点が無いので、約束が無い限り偶然出会うことになるだろう。
積荷の中に紛れていたり、唐突に木から落ちてきたり、湖に顔を突っ込んで倒れてるかもしれない。
ちなみに故郷を持たないので、もし魔王を倒しエネルギーを得た場合、どこかしら任意の場所へ転送するようになっている。
一人称:基本は「私」、柔らかく「僕」や、茶化すときは「おにーさん」など。素のときは「俺」
二人称:「君」、「あんた」とか「お前さん」
三人称:「◯◯君」が基本。勇者、魔王ともに肩書で呼ぶ。
いつもは一人称は「私」であり、魔法使いのソレらしく気取ったような仰々しい喋り方をする。そう振る舞うのも仕事のようなもの。
穏やかだが、のらりくらり相手を煙に巻いて面倒を避けようとする面倒くさがり。
だが彼の素は素朴で大雑把でいて神経質な気質であり、一人称は「俺」でほんの少しぶっきらぼうな口調になる。
どちらかと言えば新しもの好き。人類の発展を見るのが楽しい御老体。
お酒も嗜むし料理は味が濃いものが好み。(ただし胃もたれ不可避)
嫌いな食べ物はたまいも。理由は口の中がもさもさするから。おなじ理由が適用される食べ物は大抵きらい。
詠唱による魔法の発動。詳細は後述。
古めかしいものから最新の術まで。魔力の扱いに長け、魔力回路の質は魔王と遜色ないためおおよそのことはできるだろう。
ただしそんな器用ではない。魔力純度が平均の魔術師より群を抜いて高いため、いつもは古代魔術言語の詠唱などを挟んでワンクッションを置いて使用する。
普段持ち歩く杖はその精度を上げる効果を持ち合わせている。
常時、視認したもの輪郭の中に魂・本質の色形が見える。
勇者魔王であること、人間なのか魔族なのか、生命力の熱量など。
また、瞼を閉じて念じれば現在の任意の座標の景色を視ることができる。現在視というやつ。
とある座標から観測されたビジョンを受け取ることができる、といった感覚。
勇者に任命された時に女神から与えられた奇跡。
しかしある時からその加護が剥がれて効果が弱まってしまい、徐々に体は加齢している。
女神により付与されたもの。安寧を求めて住居を得た場合、彼が追い出される若しくはその国が滅びるなどの”運命への流れ”が生まれる。
透輝が定住せず旅を続けている大きな要因。
自覚できない催眠に対して警鐘を鳴らすための防衛魔術。
ある王家の眼に宿る魔法・エスタブリッシュアイの効果から逃れるために編成してみた。催眠を無効化するものではないので注意。
エスタブリッシュアイの詳細/制作:東さん
透輝の使う魔法は『世界を改変させる言葉』そのものである。
術者は透輝本人ではあるが、『世界』そのものに望む結果を申請し、許諾を得ることで事象として発現する。
『言霊』と言ったほうがわかりやすく馴染みがあるかもしれない。本来であれば望む結果への流れを生み出すものを、この魔法は命令さながらの強制力と即効性を持つ。
これによって得た結果は『世界』の意志であるため、慥かな実体のある像を結び、あるべくしてあった事象となる。この世界に存在するものならば、この魔法の効果を拒否することが出来ない。
それらの効果が薄れていくのは世界の弾性のため。
規模が小さければ”奇跡”のようなものだが、あまりにも大きいと”IFの時間軸”のような結界を創ることになる。
発現させる結果が『世界の法則』に則ったものであるほど簡単で、あり得ない現象ほどコストは嵩む。
主なエネルギーは術者のいる土地のものを使用する。もしその場所が疲弊していれば望むような結果は得られない。
『世界』からの許諾が下りず魔法が発動しないこともある。その場合、自らの魔力で代用し行使することも可能。
魔法の効果範囲に制限はないが、素直に広いほどエネルギーと魔力が必要である。
詠唱の長さは魔法の効果や難解さにより変動する。強力であるほど長い。言っちゃうと呪文はくどくどお願いを述べている事に他ならない。
詠唱が途切れればリセットされ、一からやりなおしである。心折。
この魔法の術式は透輝の勇者か、同条件の者の詠唱によってしか発動しない。
なお、多少効力に差はあれど聖界・魔界は問わない。
なんでもアリなので、おおよそ得意とすることや考えつく例を挙げる。
現状ある空間を任意の状態へ変化を促すもの。
対象の生物・物体へ現状での”役割”や”状態”を付与する演出家になれるアレソレ。キングメーカーできる。
地上で迷える魂を天界へ導くための呪文。
遥か昔、当時天使だった災の魔王様と行動を共にした際に授かったもの。
さんてんりーださん作「そして、祈りが燃える」にて使用。
疲れるからできる限り避けたいし、もっぱらサポート型。
攻撃手段としてはエネルギーを圧縮して放出するビームとか、魔弾を撃つなど。
また『魔法』を使うことはあまりない。詠唱が必要な以上隙が多く簡単に弱点を知られてしまうからだ。
長年の経験による戦闘慣れと、勇者としての強化のため一般人より秀でているが、魔法特化のためずば抜けてはいない。おまけに運動不足。
肉弾戦はきらいなものの、モブなら勝てる程度の剣術は習得している。(相手が兵士でもなんでもモブなら勝てる。たぶん)
剣術の指南は翡翠の勇者にお願いした。相手から武器を取り落とすか、いなして距離を取る術に重きを置いている。
前述した『魔法言語』は汎用性や効果範囲については圧倒的だが、お察しの通り非常に回りくどいし小回りが利かない。
そんなんで戦えるか!!となった透輝が編み上げたのが持ち歩いている杖である。
杖の先端に飾られた宝石をレンズに、あらゆるエネルギーを吸収、貯蓄、放出する。
物理的な衝撃、あるいはエネルギー体などの攻撃を効果範囲ならば無効化する事ができる。
魔術防壁と似ているが、違いとしては弾かずに吸収する事。
これの発動にも短いながら詠唱の代わりとなる魔法の合図が必要で、透輝本人でないと扱えない。
効果範囲は宝石の真正面、内蔵された魔法陣が映し出された部分。
また、蓄えられるエネルギー量は膨大だが、限界はある。
既に覚醒をし、常時発動している状態。
発露した能力は、端的に言って『時間遡行』である。
本当の能力としては”世界との意識の融合”なのだが、『世界の記憶』へのアクセスし過去の情景を垣間見たり、加えて現在へ完全再現する事が出来る。
瞬間でも『世界』が書き換わるので、その範囲に居る者はその事に気づく事ができない。意志の強い者であれば違和感として気づくことが出来るかもしれない。
遡る時間が短ければ効果範囲の時空がぶれる程度で次第に収束していくが、遠のけば当然ぶれも大きくなり異界として現実から剥離させられる。しばらくは見た感じは蜃気楼のように、異界の面が現実にくっついている状態。
過去再現が可能なのは覚醒者の魔力が行き渡る範囲まで。小さな街ひとつぐらいすっぽりイケんじゃないかな!
時間の流れを遡ってある点へ漂着し歴史を改変させる事もできるが、ただし急流へ投石するようなもので出来事を先延ばしにするなど確定した結果を完全に覆すことはできない。ただの一人の勇者のキャパでは広大な世界を大きく書き換えるなど不可能である。
この覚醒により女神からの加護が大幅に剥離している(不老の加護が薄れている原因である)他、
リスポーンができないようになっているが、この『時間遡行』により死ぬことができない。
彼の死が決定した瞬間それを回避させる働きかけがある。つまるところ「致命傷で済んだぜ」という結果に強制帰結する。
この復活については透輝の意思とは関係なしに発動してしまうものなので、もし自害をしたとしても生命活動が可能な時点まで遡って生きながらえることになる。
これら覚醒能力を行使するほど透輝の勇者の存在はかろうじて留まっている人間の枠からかけ離れていく。
そうして行き着いた先に成るモノはもう勇者では無い。魔王か、神か。或いは、ただのバケモノか。
──彼の故郷だというその場所はあるおとぎ話の中にのみ登場する都市で、『女神による人類の理想郷』として描かれ、聖界のどこにも存在が確認されていないため架空の存在とされている。
おとぎ話はいつ書かれたものなのか、誰が書いたのかすら不明なほど古く、いくつものパターンが確認されている。
いくつかモデルとなった土地、遺跡などを学者が挙げているが、確信には至っていない。
①神代 : 聖界ができてから、女神との離別まで
女神が最初に聖界へ降ろした原初の人類、その中に透輝の勇者となる少年は生まれ、『理想郷』で育った。
16歳になった彼は神々から”魔法”に関する神秘をひとかけら盗み出し、それにより魔法を手に入れると、怒った女神により都市を追放される。
同時に、人間不信になった女神は都市を破壊。人類は聖界の各地へ散り散りになっていった、という。
②古代 : 神と離れた人類の時代
ひとり聖界を彷徨った彼は、人類へ魔術をもたらす要因のひとつになる。
天使時代の災の魔王と出逢ったのもこの頃。
数百年の後、彼の体は限界を迎え、長い眠りにつく。
③陣取りゲームの開始
陣取りゲームが始まると、『勇者』となるべく女神に叩き起こされる。
各宝石組と出会えたらいいねって思います。
④魔界大侵攻
ゲームの激化。覚醒したのはこの時であり、以降緩やかに身体が成長していっている。
実はこの血を血で洗う時代、ひっそり大切な女性と出逢っている。
⑤宮廷魔術師時代
砂漠の大帝国にて宮廷魔術師として王に仕える。およそ10年ほど帝国で暮らし、王の死を見届けた後、再び目的のない旅に出る。
→王様の詳細/制作:chuchuhakokainaさん
⑥現在
それから数百年は経っているだろう。緩やかに旅を続けている現在である。
To Be Continued!
透輝が使う『魔法言語』は神代において、神とその眷属が使っていた祈りの言語である。
”環境設定を整えるための、世界機構へのアクセスコード”のような効果を持つ。
この言語そのものは神代の終わりと共に女神により秘匿されている。
しかし透輝が魔法言語を扱えるのは、女神から神秘を盗み取り込んだ時、邪神の加護により魂・身体の構成を作り変えられ、その魔法と癒着した存在となったため。
普通の人間より上位だが神ではなく、邪神からの加護を受けてのちの魔王に近しいが成りきれない。(人間としても魔王としても居場所を失ったため『呪い』が発動している)
透輝の体内にある魔力回路は人間のそれではない。回路へ留めておける魔力の限界量、保有量もまた魔王と遜色ないもの。
魔法の発動については体内の魔力を操る技術というよりは『体質』による魔法といったニュアンス。
魔法の根底に『世界のバランスの執行』という概念があり、これは邪神の持つ天災を司る権能に由来する。
そのため世界に存在するエネルギーに対し、非常に強い感性を持っている。陣取りゲームが開始してからは一層強くエネルギーの移動を水面下で感じ取っている。
随時加筆予定。あしからず。不明点などあればお問い合わせください。
※以下は不確定要素も多数含みます。
『偽神 ジズ=オプシス』
人の身に押し留めていた彼の意識が世界と完全に融合し、歪な神格へと昇華した状態。
人格は世界の内部へ取り込まれ、ただ魂の根本にある願望を叶えるためだけに機能する。
それは”望郷”。神の身許への帰還である。
広範囲に及ぶ結界を生成し、内部にある全ての物質の記憶を再編。神代の世界まで時間を巻き戻す。
その先は現実を剥離させたものとはいえ異世界なので、広大で果ての無い世界が広がっている。
巻き込まれた者はトリップ中に”過去をやり直すこと”への問いかけがされる。深い後悔の念が編み出すパラレルワールドに行ける。乗ったらどうなるかはお任せする。これは攻撃ではなく慈悲である。
…正直、神代まで行ったところでやることないので、陣取りゲーム開始ぐらいの時間軸を舞台にVSジズができたら楽しいかなって思います。(私が)
これで宝石組が小さい頃とかまでタイムスリップできるね!!だがそんなイベントが在るとは言ってない。
◯『透輝』の元であるダイオプサイト(透輝石)の意味について
「叡智・知性・直感力・癒し・コミュニケーション」または
「知恵と叡智・柔らかな癒しの性質を持つ・穏やかな心を保つ・ストレスを流すように働く・精神の混乱状態を解消し、安定した状態に保つ・前向きな心を育てる」
などなど。非常に癒し系であり、均整って単語が一番当てはまるように思える。
叡智やコミュニケーションから”言葉(呪文)”を使うことにした。
またダイオプサイト-Diopsideの語源について、
『ダイオプサイトの名前の由来は、ギリシア語で透き通るや透明を意味する「diopsis」から付けられた名前といわれます。
また、ダブルを意味する「di」と見た目を意味する「optis」を合わせたものともいわれます。』
だそうです。
ここから”2つのバランスを保つ”ポジショニングを考えてたんですが、その2つが何なのか、深くは考えれていません。
◯透輝の魂は非常にひび割れていていびつなもの。これもクロムダイオプサイトの見た目由来。人間である側面と魔族の力を得たことで軋んでいたり、ほかの理由もあったりする。
ダイオプサイトってけっこう色んな色があるので、それも色んな要素で取り入れて行きたい所。
◯ちょっとおもしろいことを読んだ。この石は心臓の奥深くのトラウマなんかに干渉するものらしい。
また、手に入れた当時の”意志”を固定する。『執念をつくる石』などと呼んでる人がいた。ネットのスピリチュアル記事なので真偽は定かではないが、メモがてら書き留めておく。
◯驚くほどに「空の境界」の玄霧せんせいの能力と似ていて、私は感動を隠せない。
彼の能力、起源にわかりてぃを禁じ得ない。