二つ名:機士の勇者
名前:ハイド=ウェイトリー(HW-AI)
長年難航してきた魔界の調査を効率よく行うために開発された人工知能搭載の機械の兵士。
生身の人間では踏み入ることもできない異界を進むことができ、その鋼の体は敵対生物の攻撃にも耐え、
不測の事態にも冷静に対処し、人間への擬態性能も優れたゴーレムのような魔力人形とは違う電気の力で動く兵士が作られた。
非常に実用的で、偵察用だが護衛や特攻に勇者の補佐まで可能な兵士として利用されていた。
この兵士を機械だと知るのは国の上層部でも一部の人間のみである。
外見は人間の男性を模しておりハイド=ウェイトリーと名付けられそれを使用している。
現在国籍は軍師の勇者の国にあり、技術大臣が戸籍上母親となっている。
そんな兵士が女神の神託を受けて能力として感情を取得した。機士の勇者の爆誕である。
魂の獲得。それに伴い感情も取得した。数値で表せない新しい機能が増えて思考する時間が大幅に増加した。
感情の変化で表情を変えたり声のトーンが変わることがないので、自分の気持ちを伝える手段を模索している。
軍師の国を拠点として魔界と魔王の調査をするため遠征に行ったり防衛のために国境を警備したり作戦に参加したりどんな状況にも対応する。
魔王と対峙した場合はその生態や魔界についての情報を引き出すよう敵意を見せない友好的な立ち回りをし、攻撃された場合はそれに応戦するが
情報を持ち帰るためにその場の撤退を最優先に行動する。
左目は魔力測定やサーモグラフィ、右目にはライト機能。耳は様々な音を聞き分け、口は含んだ物の成分を得ることができる。
目や耳、口や手足から得た情報は頭部に送られそこで解析される。
特に目から得られる映像は重宝されるため常に録画状態にある。
体内の炉で火力発電を行い電力を得るほか、手足等からも電力を吸収できる。
重油は口から飲む。
魔力を持たないため魔法の使用及び魔力を利用した道具を一切扱うことができない。
幻覚や神経毒等の状態異常にかからない。
金属のボディは銃弾や斬撃などの攻撃を防ぎ人間のように血や肉が出ることはない。
能力によって取得した魂はまだ未熟で精神攻撃に弱い。感情が揺さぶられても体はプログラムに従ってその状況での最適な行動を取るが勝手に体が動いている感覚に陥る場合がある。
体内の中心部にコアがあり心臓の役割を行い電力を体全体へ分配している、その近くに勇者の証もある。
近接武器や射撃武器等そつなく扱うことができる。相手の動きを見て分析し、能力や戦闘の記録を取るために動く。
【1】この国の住人を守ることを主な行動基準とし、住人に危害を加える、及ぼす一切の行為を禁ずる、
【2】この国の住人にあたえられた命令には絶対服従である、ただしあたえられた命令が【1】の規約に反する場合はこの限りでない、
【3】上記の【1】【2】に反するおそれのない限り、自己を守らなければならない、
この三つを彼が自ら破ることはない