二つ名:死霊の勇者
名前:無し
詳細:
二つ名もさることながら死体好きという勇者とはかけ離れた嗜好の持ち主。気に入った相手は当然のように包丁で切りかかる。人間の内臓器官や筋肉の部位の名称を全部言えるのが自慢
氏名:無し
仮称:ジャック(いわゆる「名無しの権兵衛」)
年齢:不明。戸籍があれば15歳、神託を受けたのは13歳
身長:158cm
体重:43kg
死と臓物に美を見出し求め続けている青年。。
死体は好きだが殺害は好きではない。これは彼なりのわずかな慈悲…ということはまったくない。彼にとって殺害はただの死体にするための作業でしかないのだ。
勇者になるまで魔王と勇者のゲーム(便宜上の表現)は噂程度でしか知らず、女神に至っては生まれた境遇から神託を受け直接逢うまで存在を信じていなかった。もっとも故郷が女神教だから口にこそ出さなかったが。
ある女神教の国の貧困街生まれ。
親の顔も自分の名前も知らず掃き溜めの中、寄せ集めでできた疑似家族とともに最低限の生活をして暮らしてきた。
臓器への興味は偶然人体解剖の本を拾って読み始めたことがきっかけ。
学はなかったが好奇心と備わっていた記憶力によってみるみると覚えていき、いつの間にか全部のページを暗記していた。今もなおその本は宝物として肌身離さず持っている。
ある日兄と慕っていた人が食糧を盗んだ店の見張りに殺され遺体を遺棄、野良犬に餌として食い荒らされているところを発見してしまったことが彼の狂気の始まり。彼を狂わせたのは兄だったはずの肉の塊か、辺りに飛び散る血痕か、それとも食い荒らされた臓器たちか。
その日から彼はいたずらに人を殺めていった。あの時見た死体と臓器を見たいがために。最初は死体が出来上がったら満足していたが、いつからか防腐の知識を得ていき死体を保存するようになり、最終的にはきれいに残せた死体に美を感じるようになっていった。
13歳の時、彼は捕えられた。彼の悪行は国に晒され、大罪人として極刑を受けることになった。
しかし処刑執行前日の夜、彼は不思議な夢を見る。女神と名乗る女性に自分が勇者に選ばれたこと、魔王を討つ運命を課せられたことを告げられ金と紫の宝石があしらわれた不思議なアクセサリーを受け取る夢。不思議な気持ちで目覚めると、彼のそばには夢で受け取ったアクセサリーが転がっていた。
彼が勇者になったと知った国王は勇者として彼を迎え入れようとしたが、それでは殺された国民の遺族が納得するわけがない、と大臣達の勝手で予定通り刑は執行、斬首刑に処され別人をでっちあげの勇者を仕立て上げた。
ところが執行人が掲げた首が、首を失った肉体が突如として消え失せてしまう。混乱に陥る観衆と執行人や大臣達のことなぞつゆ知らず、真の勇者は再び降臨したのだった。勇者を生み出した女神への賛辞の祈りと場違いな勇者の降臨を非難する罵声を受け、名もなき少年は「死霊の勇者」となった。
勇者になる前と同様死体フェチ臓器フェチであることには何も変わりはないが、勇者という建前が死体製造作業を許さない。だからといって真面目に勇者業をする気分でもない。魔王は強くてすぐに死なないし勇者は死ぬと肉体が滅んで死体にならない。いつか勇者も魔王も女神もコレクションにしてやろう、と心の中で決意しつつ、とりあえず同業の勇者サマとオトモダチになってみようかな、とふらふらと放浪するのだった。
また、勇者が死後肉体が滅ぶことに目をつけ写真なら残せるのではないかと思い写真に興味を持ったそうな。
また、国王からの依頼で時々故郷に帰って極刑の執行を行っている。大罪人に大罪人が処されるというなんとも皮肉なこと。しかしおかげで彼の鬱憤は解消されているため勇者になってからは法に触れることはしていない。
さらに、王立病院に赴き解剖の見学をして暇をつぶしている姿を目撃されている。
彼自身は「この勇者と魔王の戦いが永遠に続くゲームである」ということは知らない。しかし「まるで物語のようだ」と他人事のように思っている。もし彼が真実に至った勇者や魔王に出会うことができたら真相を知ることはできるだろう。知ったところで世界をどうこうしようとは思わず後述の女神嫌いが悪化するだけだろうけれど。
無神論者。
彼にとって女神は教会に飾ってある宗教画の存在であって奇跡なんかただのお伽噺にすぎなかった。
しかし現世に未練はないとはいえ生きることを許してくれたという点に関しては一応感謝している。
以前の悪行、反女神教の言動、これらのことから目の敵にされている場合も多く、彼が望んでいるオトモダチはいない。最近は魔界にも悪名が流れつつあり、「変な勇者が現れたようだ」と言われているとかいないとか。
なので一度交流を持つとかなり懐く。しかし懐くと切ろうとするため油断は禁物。
生い立ちが生い立ちなので故郷への愛着は薄いが里親に引き取られた義弟と義妹、彼らを引き取った里親、一番最初に勇者の自分を認めてくれた国王には心を開いている。
両親、兄弟:不明。
義兄:死去。享年18歳。
義弟、義妹:現在11歳と8歳。
里親:19歳の一人息子がいる。彼らと血縁関係はないが、どことなく義兄を思い出させる。
神託を得た際に身体能力とほんのわずかな魔力を得ている。
身体能力は元々貧困街で逃げ回って暮らしてきたため体力は貧弱だが足は速く、神託を得てからは脚力がかなり上がった。
魔力によって虚空に異空間への穴を開けそこに格納している武器(主に刃物系)を取り出し白兵戦をする。よくわからない人は某果物被るライダーのクラックを想像しよう。しかし魔力は低いのでそんなに大きな穴やたくさんの穴はあけられない。
愛用武器は包丁。鮪包丁の噂を聞きつけ手に入れるため貯金している。
その他:
死霊 ゚∀゚)<まだまだ加筆修正されるかも
人間も魔族も、全ての種族が虐げられることのない楽園があると信じ旅を続ける少女。絵本の中に描かれたありもしない楽園を求め今日も道なき道を歩み続ける。
世界のために戦いに身を投じ、その果てにすべてを知ってしまった勇者。知識も経験も多いが多くを語ることはしない。勇者の中では古参の部類で顔見知りは多いが友人は少ない。
ある小さな国で名を馳せていた音楽家。振動と音波に魔力を籠め攻撃をする。音楽家であるそんな彼女が聴覚障害者であることを知っている者は少ない。
貞潔たる女神教徒にして大聖堂に仕える神父。全てが女神の遊戯であることを正しく理解し、駒として踊る道を選んだ勇者。
ミラーハウスのような鏡張りの世界を統治する魔王。人前に現れる姿は鏡像であり実体がどこにいるのかは誰もわからない。彼の怒りを買ったものは球状の鏡に取り込まれ骨の髄まで狂ってしまうという。
??の勇者
鏡のように磨き抜かれた鎧と剣を携えた少女。女神を啓示は絶対であり魔王を殲滅することが人類と勇者に課せられた神への期待の応えだと信じている。
詳細
墓場のような世界を統治する魔王。様々な世界で死んでいった者達の棺が流れ着く世界はさながら共同墓地のよう。今日も名も無き亡者の寝床が彼の元に集っていく。
ここからは戯言
不干渉の能力を持ち、聖界の動きを観る勇者。
正体は異世界から聖界陣営の負けという未来を想定して女神によって招集された切り札的存在。ただ真実という狂劇を見続け、その時を待つ名ばかりの勇者。
映画館と劇場を混ぜたような世界に住む魔王。座したまま魔界の様子をスクリーン越しに見ることができる。
正体は異世界から魔界陣営の負けという未来を想定して邪神により招集された存在。気まぐれに訪れた勇者や魔王に手下に演じさせた狂劇を見せてくるそんなに有害でもない魔王。