他の国や領地が魔王に侵略されるくらいなら自分が侵略して自分の国にしちゃおう!という夢を掲げたお姫様。太陽の元であれば魔力が上がる能力を授けられたが、その反動で夜は眠くて仕方ない
日)`╹◡╹)
[体のこと]
身長160ちょい、体重不明。胸は普通よりはあるくらい?
髪の色はクリーム色。目は緋色
服の色は薄ピンク(本人は薄紫だと主張している)
髪ゴム(リボン?)は濃い紫
武器として持っている法環はこう、ドレスの右側?スカートの上らへん?に何か引っ掛けられるやつが付いてるらしい(適当)
[国のこと]
元は小さい国だったが、神託を受け日輪の勇者となった姫が次々と国や領地の統合を行い今ではそれなりの大きさの国になっている。
やっていることも農業やらなんやらかんやら様々。
姫は弱冠16歳で、国の現当主。
元王と王妃は行方不明とされている。
が、本当はもうこの世に居るかどうかすらわからない。
姫は、恐らくはいないだろうと思っている。
何故なら、自分の力で消してしまったから(後述)。
[力のこと]
日輪の勇者の能力は、『悪を浄化する』こと。
それは自分に対する悪意だったり、悪行を行った者自体だったり様々。
日輪の勇者は、その力によって(不本意ながら)王と王妃を消滅(?)させてしまった。
浄化した悪がどこに行くか、または消えてしまうのかは判明していないが、彼女は消えないと考えている。
消えずに、どこかに溜まっていき、いつかは自分に襲いかかってくるのだと。
それが勇者とはいえ肉親を消してしまい、悪人に私的制裁を加えた自分自身への罰であるのだと。
もしかしたら、その悪意は日輪の勇者の罪悪感へと形を変え、彼女を苛んでいるのかもしれない。
[今までのこと]
日輪の勇者は、小さな国の独裁者の娘として生まれた。
王は既に勇者になれる見込みがなかった為、娘を勇者にさせようと必死に教育を行った。
立派な人間に育て上げれば、女神様もきっと勇者にしてくれる…と信じ込んでいたのだ。
だから、母も父も物心もつかない頃から彼女に厳しかった。
暴力などは日常茶飯事で、彼女の要望が通ることは一切なかった。
唯一許してくれたのは、使用人をつけること。
どこからか母が連れてきたその使用人は、左目しか存在せず、自分と同じくらいの歳で、自分にそっくりだった。
自分と正反対の氷のような色をした瞳は、吸い込まれそうなほどに美しく、それなのにどこか影があり、優しく彼女を見つめ返した。
名付けは彼女に一任されたため、彼女は、自分のこの狭い世界で唯一優しくて良い人…という意味を込め、善き→ヨキと名付けた。
彼女にとってはヨキだけが話し相手で、遊び相手で、自分の権力が届く人間だった。
ヨキにとっても姫だけが話し相手で、遊び相手で、自分に優しくしてくれる相手だった。
そんな姫が十五歳になったとき、姫は神託を受け、日輪の勇者となった。
王と王妃は打って変わったように娘を褒め称え、もう不必要だとヨキを消そうとした。
しかも、彼女に、勇者として手に入れた力でやらせようとしたのだ。
「ほら、勇者の力を私達に見せてご覧。その力で、そこに居る底辺の人間を完膚無きまでに叩き潰しておくれ」
勇者は激昂した。
ヨキは、私のたった一人の友達なのに。
今まで私をずっと支えてくれていた、
ただひとりの親友なのに。
どうして?
そのとき確かに勇者の力は働いた。
ヨキに対してではなく、父と母に。
光と、耳にこびりつくような絶叫と共に、二人は消失した。
後には、呆然と立ち尽くすヨキ及びその場にいた使用人達と、ボロボロと涙をこぼしながら自嘲気味に笑う日輪の勇者の姿があった。
それからは話が早かった。
日輪の勇者が再び明るい彼女に戻るのに数週間を要したが、それまでの間に参謀大臣であるアキという男が全てを片付け、整えてくれたのだ。
日輪の勇者は王位を継承し、一国の主となった。
その時に国民の前で話した内容はこうである。
「父上も母上もどこに消えてしまったかわかりません。ですが、今の当主は私です。私が、この国を守り、豊かにし、笑って暮らせる国を作ってみせます。そして、周りの国々は全てこの国の領地にします。それは支配ではなく、勇者の力で魔王の悪手から保護する為です。父上と母上がいつか戻ってきたとき、国民全員で胸を張れるように生きてください。厳しいことがたくさん待っているとは思いますが、正義を信じて戦いましょう」
その言葉に、大多数の国民が賛同した。
彼女は裏でヨキにこう話した。
「正義なんて私が言える言葉じゃないわ。でも、やれるだけやらなければいけない。話は簡単よね、全部私のものにすればいいのよ!それに、外の世界も見てみたいし…何より、私とヨキにも友達が必要よね?」
外の世界にはがとうしょこらという食べ物があるらしいわ、美味しいのかしら?
そう話す彼女の表情は、開放感と喜びに溢れていた。
まるで、今までのことは全てなかったことになっているかのような__。
彼女に名前はない。二つ名として授かった日輪の勇者という言葉だけが、彼女のことを表している。
最近はヨキに、「日輪だから、ヒナワでいいような気もするわ」と話しているらしい。
[性格のこと]
能天気さ(天然?)と力に対する強い思いを併せ持っている。
心が幼少期からほとんど成長していないので行動とか反応が子供っぽい。
ずっと勉強を強いられてきたので、頭も良く最低限のマナーと常識は持っているが、十五歳まで関わってきた人間がヨキとアキ(家庭教師兼任)と父母だけだったので多少空気が読めない世間知らずのお姫様。
昔ヨキと入れ替わってこっそり城を抜け出した時に食べ損ねたガトーショコラについて並々ならぬ執着心を持っている。
かなりの自信家でプライドが高い。割に折れやすく、泣き虫でもある。ヨキに共依存の疑惑有り。恋愛感情はない?
勇者仲間に思ったより年上が多かったので人見知りになった。とりあえず二つ名にさんつけて呼んでいる状態。
友達を増やそう作戦を敢行しつつも、その不器用さからかあまり上手くはいっていない模様。
不憫な人や困った人を見つけてしまうと自分に背負いきれない重荷でも背負いたくなってしまうタイプ。
結局失敗して迷惑がられることもある。普段は傍若無人だが根は優しい。
たまに十五歳の時のことがフラッシュバックしてパニックに陥ることがある。
[魔王との戦いなど]
基本的には行き当たりばったり、力の乱用。
ヨキにプレゼントしてもらった二つの法環を用いて戦う。
法環は太陽をモチーフにしており、金色に輝き、外周部分には刺が生えている。たまに本人に刺さる。痛い。
一度敗北すると徹底的に相手を分析し、弱点を探し、攻略法を見出した状態で再挑戦しに行く。
この時の彼女の様子をヨキは「声をかけた瞬間に数百数千の暴言が飛んでくる」と言った。
[周りの人のこと]
ヨキ ヨ) ◡╹`)
左目しかない『片目族』と呼ばれる少数民族の一人であり、日輪の勇者の使用人。アイスブルーの瞳をしている。身の回りの世話は殆ど彼が行っているので、日輪の勇者の右腕とも呼ばれている。三歳頃からずっと一緒で、かけがえのない親友のような存在。いつも優しくどんな人間に対しても分け隔てなく接するが、日輪の勇者の悪口をヨキが聞くと、その人間は数日中には何故か行方不明になる。大臣であるアキとなんらかの関係があるという噂も?
アキ ア)ー◡∟)
右目しかない『片目族』と呼ばれる少数民族の一人であり、王に仕えていた大臣であり日輪の勇者の教育係。目が細くよくわからないが恐らく青系統の瞳を持っている。王の消滅後は、手早く手続きを済ませ日輪の勇者に王位を継承させることで乗り換えた。今では侵略において参謀担当として的確なアドバイスを行い、日輪の勇者の左腕とも呼ばれている。
その正体は、女神より信託を受けた『暗絶の勇者』である。アキは元々二重人格で、信託を受けた際に力の使い方について良心と悪意がせめぎあい、体ごと二つに分かたれた。その際、アキが姫様をイメージしたのか、姫様にそっくりでアイスブルーの瞳を持った、五歳ぐらいの容姿をした少年、ヨキが生まれた。現在は、アキ(暗絶の勇者・悪)、ヨキ(暗絶の勇者・善)と彼の中で区別している。勇者の証は二つあるのか半分ずつなのかは不明(実はひとつしかなくてアキが隠しているのかも?)。力は等分されている。
[ほかの勇者や魔王との交流]
特にない。ここを追記できたらいいのに!!
たまに(よく)調和の勇者の前で醜態を晒して赤面している。
彼も運がいいのか悪いのか、彼女がこそこそと何かやってる時に出くわす。
ハロウィンの時には眠りこけている時に調和さんにかぼちゃのプリン、先導さんにクッキーをもらったが眠りこけているため誰にもらったか本人は分からずじまいだった。あーあ。
[ほかの勇者に抱いているなんやかんやな想い]
調和さん→よくお腹痛いって言ってる人よね?勇者をまとめるって言ってるけれど、大丈夫なのかしら?優しいお兄さんっていうイメージね。お兄さんだけど私よりちょっぴり小さいわ。最近少しずつ話をするようになってきたわね。
読心さん→私と同じお姫様らしいわね!私より大人しくて頭が良さそうよね。同盟でも結んで統治に協力してもらおうかとは思っているのだけれど…如何せん交流が少な、あ、べ、別に私が他人に話しかけにくいって訳ではないのよ!!機会がないだけなんだからね?ね??
月光さん→話をしたことはないけれど、月の光の勇者なんですって。太陽と月でなんだか運命的よね!いつかお話してみたいわ…なんて、他の人の前では絶対に言えないけれど…。ヨキ、秘密よ?何よその意味深な笑みは。
[戦争・侵略のこと]
基本的には和解を求めようとする。
ずっと城にいたためか、とりあえず珍しいものを見たいという想いが最優先。
敵情視察と称して魔界やほかの国に単独で遊びに行くことも。
勇者、魔王に対しては基本的に人見知りを発動するが、何かを悟っているような者に対しては何故か平然と接する。
侵略侵略と表向きは言いまくっているが、それを言うことで敵意を向けてくる国ばかりを侵略するという一種の作戦でもある。
割と策略家(なのか?)
解放されてまだ一年。遊び足りない!はしゃぎたりない!!勇者の使命は後回し!っていう感じです。