書館の勇者


二つ名:書館の勇者


名前:


(書館p■qω・´)

物心ついたときからずっと大きな図書館で生きている少年。外へ 一歩も出たことがなく、本がない生活は考えられない。しかし魔界というところには見たことのない本があると聞いて出るべきか悩んでいる。

一人称 僕/二人称 お前、あなた
基本的に引きこもりで、住処である図書館から出ない。とはいっても、彼の住んでいる図書館は人間が住んでいる世界の中で1、2を争うほどに大きなものなので、すべて回ろうとすると膨大な時間がかかる。
また古い時代から存在している図書館で、文化的価値もそれなりにある。図書館は彼が本を読み続けているために今なお増築中。元はただの図書館でなかったため、植物のある温室や水槽の置かれた部屋があり、博物館が合わさったような巨大なダンジョンのようになっている。図書館は一部を除いて一般人も利用可能であり、彼の図書館がある国の国民も利用
している。
最近は勇者の住まう図書館として観光地化しているが、本人の知るところではない。
彼本人は東側を主な住処としている。東側にある温室の一つで、日向ぼっこをしながら本を読んでいるのが常。あまりにもそこに居座り続けるため、温室につなげた部屋が彼の自室。冬場になると温室で寝ていたりするので、あまり自室は活用されていない。
本を読み終えるとしっかり戻しにいくので、東側以外にも現れはする。しかしあまりにもその頻度が少ないため、観光客だけでなく利用者全般から座敷童的な扱いをされている。曰く「勇者を見れるといいことがある」そうで、ジンクスの真偽は定かではない。

引きこもりなのもあいまって、基本的に無口。他人と接触することもないので、うまくコミュニケーションがとれないというのが本当のところ。
表情もあまり変わらないので、初対面の人にはひどく冷たい印象を与える。その実、どうコミュニケーションをとればいいのかわからず、混乱した結果無表情になっているだけ。
彼の場合は目は口ほどにものをいうという言葉そのままで、嬉しいときは目を輝かせ、困ったときはぐるぐる目を回す。図書館の職員はみんなそんな彼がかわいくて仕方ない。書館の勇者の日常能力自体は非常に低く、歩けばすぐにこけてしまうし、服のリボンは上手く結べない。そのため図書館の司書の一人が彼の世話を請け負っており、その司書のおかげで
書館の生活がなり立っているといっても過言ではない。

なんでもいいから本を読んでいれば大抵満足するので、勇者に選ばれていながら勇者業をする気はさらさらない。
女神も邪神も人間も魔王もけっこうどうでもいい。
ただし、誰であろうと読書の邪魔をしたものは許さない。無闇に邪魔されるとキレた結果、ブチ殺す。しかし、彼は魔王ではないので、一言声をかけてくれれば怒ったりはしない。
基本的には穏やか。


攻撃手段

彼が得た知識により編み出した、独自の魔法。魔力だけは莫大なものを所持しており、普段もふわふわ浮いている。
あらゆる知識を詰め込んだ末に作り出したのでなんでもできるがむちゃくちゃ。しかし、それなりに強い。未だ発展途中であるため、日々進化している。

対して肉体は見た目通り子供であるため強くないし、むしろ弱い。純粋な腕力は脆弱なもので、体力もない。
というのも、彼はそれなりに年数を生きているが、大きすぎる魔力のせいで体が圧迫されて未成熟。
服の袖が長いのは、人より小さい手を気にしているため隠す意図がある。
身長は彼のささやかなプライドから視線をそらしつつ150cmと答えるが、150cmもない。

頭は見た目にそぐわないほど良い。というのもその知識故。しかし彼も所詮人間なので、本を読みすぎると処理能力が追いつかずにオーバーヒート気味になり、無意味に死にたいといい出す。そのときは疲れているというのを本人よりも周囲はよく理解しているので、周囲は睡眠をすすめる。


書館の国

国名:ビブリオテカ

国土

国の7割の建物が一つの巨大な図書館となっている。建物は屋根のついた巨大なものがほとんどだが、小さな建てものもすべて飲み込まれるように雑多に連なっている。頭上を覆う巨大な屋根は荊によって支えられており、落ちることはない。天井には魔法で擬似的な空を作り出している。とはいえ、太陽は再現できておらず、外から光を取り入れるための窓はかなりの数がある。
図書館の周りには市場のような簡素な建物が立ち並ぶ。食事はさまざまなものを提供しており、安くて美味しい。
残りの3割は、王族が住まう王立領と元貴族の商人が住まう荘園領。
王立領では王族と王が住まう王宮で商業を行っている。王宮は勇者が誕生するより前から存在するもの。女神教ではない別の神が描かれている。
荘園領では、元貴族と貧民が農業と商業を両立させながら生活している。裕福な家が立ち並ぶものの、娼館などの娯楽施設もこのエリアに集中している。様々な理由でこのエリアから孤児が輩出されるが、孤児はまとめて図書館が引き取り、養育している。
そのため孤児が減少せず、治安の悪化も問題視されている。

 

図書館

創設者はフォン・アベルディ・ラトウィッジ・ヘルツォーク。
国の大部分を占める図書館は、権力もあり、実質的な国の中核。この国には国軍が存在しない。代わりにこの図書館が警備隊を所持しているため、国の防衛も図書館が担う。
とはいえ、この図書館は何者をも拒まない。そのため聖界で唯一、魔族も魔王も出入りが可能。一応、すべての魔王と魔族の出入国は認知してはいるが、それだけ。
一般入り口は図書館の端に何カ所がある。何人も入るためには、入館証が必要。首からかけるタイプの入館証は銀のカードのようになっており、それを提示しないと中へ入れない。入り口の受付で入館者と出館者をすべて管理している。
入館だけの目的と、本の貸借りの目的と、永住者と、それぞれ紐の色で区分けされている。
何人も入館証が必要なのは、魔王も例外ではない。しかし彼らは、勇者と特別なやりとりをしている者も多く、ドアtoドアで入館できる。そうでない魔王や勇者、王族は専用の入り口がある。
何人も受け入れることはつまり、例え、図書館に住まう勇者に仇なす者であろうとも受け入れる。ただし、図書館の司書たちのほとんどが勇者狂信者と言っても過言でないほどに彼を敬い、尊んでいるので、彼らの説得にも耳を貸さない者はいつの間にか姿を消している。
この図書館の「司書」は、本に関する知識を持つ者を指すのではなく、国のしかるべき試験を受けて合格した者である。知力、体力を備えた者の称号であり、警備隊にの上層部はほとんどが司書。この国の司書は戦う。
魔族、魔王が攻めてくることもあるが、迎撃するのはすべて司書たち。

 

生活

図書館内部はほとんどが黒い本棚と本だが、区画によって商業施設や住居施設、また農業エリアと別れている。
魔法が生活に濃く反映している国で、水道設備は整っているものの、魔術によるもの。室内で農業を行うため、天候操作さえ魔法で行って生産している。
国全体の食料自給率は低くく、食料のほとんどを交易品と他国からの勇者への献上品で賄う。
ビブリオテカで行われる農業は、ほぼ実験的な新種開発のもの。そのため、品種栽培量はどの国よりも多い。
ビブリオテカは魔法を中心とした技術力を売りに交易をする。新商品や新種はこの国からもたらされることも多い。また文化の復興に力を注いでいる面もあり、さまざまな芸術品も多くの交易品となっている。
図書館内部に住んでいるものは学者や研究者が多く、住居エリアには学者街なるものがある。この国ではあらゆる研究が許されているため、他国からやってくる研究者も多い。他にも国の事情などで他国からやってくる者もおり、それぞれの民族街のようなものができありつつあり、さまざまな文化が混在している。
図書館の方針として、求めよ、ならば何人もこれを害することなかれという文言が掲げられている。
宗教をはじめとしてさまざまな事情で母国で研究できない者や、悪魔的で狂気的な研究者など、どんな者でも受け入れられるため、移住者が多い。住居権を得るには審査が必要であり、勇者との顔合わせがある。そこで勇者に仇なした場合は即刻身柄を拘束される。図書館の規則として本を読むときは静かにしましょう、騒いだ場合は許しません。というものがあり、騒いだ場合はちゃんと事情聴取をした上で罰則が与えられる。
しかし、とある少年の読書を妨害すると、その場で殺される場合もある。

 

国民

国民性はわりあい真面目で、女神教よりも図書館に住まう勇者に対する信仰心が強い。あまり利益に対して貪欲ではないので、高い技術力のわりに豊かではない。また各民族の伝統や文化を重んじる傾向にある。厳しい環境に置かれていた者も多いため、他者に対して寛大な傾向にあり、深くは触れないことでその意を示す。研究者と学者と、図書館員など仕事や出身によってコミュニティが成立している。
祭事
春には死者を悼み、生まれを祝うキシノワタシという祭りを三日間行う。そこで勇者が王から新しい年と春の訪れを告げられる。勇者は図書館内を、光り宙を泳ぐ魚、キシを連れて一周する。一周したあとは勇者は祭りが終わるまで特定の祭事場におり、すべての国民、旅行客を含む民は勇者に謁見できる。謁見の際、勇者はあらゆる人に祝福を授ける。そのときは図書館でも騒ぐことが許されている。
政治
王は存在するが、実権はない。王はあくまで王立領を収める王族の中の首長に過ぎず、政治に介入することができないため、議会では王は代理をたてる。
王政ではなく、議会制であり、それぞれのコミュニティによる独立性の強い連邦議会制。議会に参加できるのはコミュニティの中から選ばれた人だが、議会では国民の直接投票による議会の解散請求権が認められている。また、国民10万人以上の署名による国民提案権も保障されており、直接民主制の部分もある。
民主主義ではあるが、それぞれのコミュニティの力が強いため、連邦国家に近い。
国の代表は『ビブリオテカ公』の名で呼ばれ、主に議会の首長が選ばれる。
政治に関係する主なコミュニティは、王立領、荘園領、図書館、学者街、教会の5つ。他に は少数の民族が政治に介入するときがある。


関係

司書1 アベル・ラトウィッジ

赤髪でいつも伸びた髪を結んでいる。両目は現在は青色。
書館の世話を含めた書館に関する業務を全てこなす書館大好き人間。それに加えて図書館業務もこなしているため、オーバーワークで過労気味。しかし長い時間を生きるであろう書館の側にいるために魔導的な研究の末に人間をやめている。ちなみに、彼の創造主は書館の勇者である。本人はオーバーワークもそんな気にしていない。ワーカホリック気味なのは自覚がある。
最近、妖精っぽいものが出入りして書館の世話をとられ気味で、過労よりもそのことでストレスを溜めている。妖精のドヤ顔を見るたびにタバコの本数が増えていくことを書館に言えない。
過去編

 

バーデ(ガラクタバーデ)

書館のこと以外は覚えていられない狂人。書館以外とはまともに会話しているようでしていない。次の日になると書館とのやりとり以外全て忘れる。左腕と左足がないため、義手と義足。そして左目も義眼になった。白髪で右目は紫色。
図書館では警備の仕事をしている。いつもにこにこしているが、それ以外がよくわかっていないだけである。

 

鳥の魔王

基本的に引きこもりで勇者業をする気はさらさらない上に、勇者の住む図書館というだけであらゆる国から図書館に本やものがやってくるので、彼も外出する必要性がない。しかし、ある日彼が居つく温室に鳥の魔王がやってきた。
おっかなびっくりしつつ、魔王というよりは珍獣に出会ったような反応をする彼だったが、鳥の魔王の歩みよりにより微妙に会話が成立。そのときに魔界にも本があると聞いて、外への興味を持つが、どうしよう…とすごく悩んでいる。
このことからもわかる通り、もはや魔王を敵と認識していない。彼の敵
は読書を妨害するものだけである。
ちょこちょこ訪れる鳥の魔王に話を聞いてはうーん、と悩んでいる。
書館は外の常識を主に鳥の魔王に教わっている。鳥の魔王は紳士なので、わりあい良識的なことを教えている。

 

夏の魔王/シナノ(書館は名前呼び)

最近、引きこもりな書館の勇者の元に新たな来訪者が増えた。夏の魔王である。
夏の魔王自身が勇者をおちょくる傾向にあり、また自身の外見も相まって書館の勇者に「妖精さんだよ〜」と言ってはばからない。引きこもりなために若干世間知らずの彼は図書館の職員にあの人魔王だよ、と言われても、夏の魔王の主張もあって、魔王なの?妖精なの?どっち?と若干混乱している。
書館は素直なので夏の魔王にいろいろとありもしないことを教えられており、外の世界については若干のズレがある。例えば調和の勇者をアイドルなんだよーと教えられ、しかし周囲から明確な否定がないため信じてしまっていたりである。
夏の魔王としては、書館の勇者を気に入っているというか好きというかとりあえず悪い感情は抱いていないらしく、わりと頻繁に彼の元に訪れる。そのため、図書館の職員にはストーカー疑惑が広がっているが、本人の主張としてはただの旅行だそう。しかし夜に訪れると必ずといっていいほど空に星を降らせるので、疑惑は拭えていない。最近では書館の勇者が何かを言ったりした合図と化している。
書館の勇者としては別に害もないのでわりと好印象。しかし、読書をふと止めると夏の魔王がいたりするので、びっくりすることが増えた最近。
夏の魔王に不思議なあだ名をつけられているが、長いし全部行動じゃないか?と首をひねっている。

 

竜騎の勇者(クラウンお兄さん)

実質上図書館のトップであるため書館に敬称という概念があまりない。そのため自分より年上でも呼び捨てにしていて、竜騎の勇者も例外ではない。
普通に書館のいる図書館の噂を聞いた竜騎の勇者が訪ねてきたことにより交流が始まった。
竜騎の勇者からいろいろな旅の話を聞くのは楽しいらしく、聞いた話を文に書き起こして、繰り返し読んでいる。
書館は好奇心が湧いた時以外は本のことしか頭にないので、心中は察せられるほど中身がない。だから竜騎の勇者の観察眼で心中を察せられても、「僕そんなこと考えてるの?」と逆に問うてくる勢いで、つまるところ相性は悪くないよう。
竜騎の勇者としては書館の日常値の低さを非常に心配しており、魔法に頼らず歩いたりしないとだめッスよ、とことあるごとに忠告したりしている。しかし書館はそんなときばっかり苦い顔をするので(あ、嫌がってる)と竜騎の勇者も書館に対して観察眼が発揮されるのは主にこのときである。

 

記録の勇者(記録と呼び捨て)

調和の勇者の父。様々な記録を持っているのと、元司書という経緯もあって、書館の図書館に出入りしている。
書館とは利害の一致もあって、良好な関係を築いている。記録さんが自作した調和くんの写真をもらったので、書館は彼を禁書エリアへと入る許可を与えた。
時折記録さんから本をもらったり、彼の記録の話を聞いては外の世界に思いをはせているよう。

 

泡沫の勇者(記録の、と呼ぶ)

調和の勇者の母。
庇護欲が強い一面を、不健康で引きこもりなコミュ障な書館に盛大に発揮している。外に出なさい、ごはん食べてるの?と、ことあるごとに言ってくるので彼女に対して若干の苦手意識がある。
泡沫さんは苦手意識がなんぼのものか、と母性を存分に発揮して構いにいっている。

 

調和の勇者

彼と書館の直接の面識はない。だが、書館に歪んだ情報が伝わった結果、書館は彼を「あいどる」という有名人だと思っている。

 

羽の魔王

普通に本を読んでいる羽の魔王に宙を浮く書館が衝突したことにより出会う。発見した書館は、それでもふわふわと風に吹かれる羽の魔王を面白がって、魔法で風を呼んで遊んでいる。外の話も一般的な知識しか話さないが、それよりもふわふわ浮く羽さん自身に興味が尽きないよう。羽さんの思惑など微塵も考えずに目をキラキラさせながら、風で飛ばしている。

 

食の魔王

本が食べられてる!という職員の言葉を聞いて飛んできたら、見たことない生き物に好奇心が勝って敵意がなくなった。
本は食べちゃダメ!と説き伏せるものの、油断すると本どころか書館を含めた全部を食べようとする。そのため、遊びの延長のようなぷち闘争が度々起こる。最近は書館が食べ物を投げて回避するという、荒技も目撃されている。
さらに、お腹空いてるならごはん持ってくれば、と言ったら人間を連れてきた上に、うま、と勧めてきたので書館は「…人間って食べれるんだ!」と新たな発見をした。
世話係の司書がそんなことないと全力で説き伏せているため、実食にはいたっていない。

 

死霊の勇者

ふらふらと迷いこんで来た死霊の勇者が、これなんて読むのー!と人体解体書片手に聞いたことで書館と出会う。死霊の勇者としては、知識云々より未発達で貧相な書館自身に興味があるよう。ついつい、話していても書館自身に視線がいき、最終的に「中身(ないぞう)どうなってるの?」と手が出そうになっては、「…僕も人間だけど」(意訳:君と大差ないから)と、書館にしては珍しく顔をしかめて答えられているよう。危険人物、という認識はあるようで、書館は早く帰れという態度を隠しもしない。

 

気の魔王

迷いこんだ末に書館に出会ったらしく、本よりもかわいい少年ね、と良いお姉さんのように外のいろんなことを話してくれた。書館が好印象で、また来てね、と魔法を介する約束をし、書館は彼女を呼び出すことができる。一度、鳥の魔王がいるときに鉢合わせして、外の話を聞くついでに三人でお茶をして以来、彼女はおっかなびっくり来るようになった。
書館は首を傾げつつ、鳥さんも話したいっていうし、同じように人じゃないから話すこともあるだろう、と本人的には気を使ってお茶会を度々開いている。

 

零の魔王

噂を聞いて来たらしい零の魔王が本を読んでいるところを、書館が発見した。見たことのない生き物で好奇心が湧いて、捕まえたいなあと思いつつ、鳥さんの教えに則り、とりあえず触ってもいいかと聞いてみた。
こっくりとうなずいた零の魔王を触ってから、すごい生き物だなあとちょっと尊敬している。頭に乗せて一緒に本読んだりする姿に、過労気味の司書が癒されてる。

 

読心の勇者

噂を聞いた読心の勇者による正式な手続きを踏んだ来訪により、書館と顔を合わせることになった。書館が人見知りとめんどくささを発揮して、なかなかコミュニケーションが成立しなかったものの、読心さんがふとした拍子に話した彼女の能力に興味を持って、謎が多いその能力を解明したいと言いだした。
読心さんも解明してくれるなら協力するスタンスであり、わりと仲良くなる。ただ、読心さんは触れないと能力が全力で発揮できないのと書館の距離が近いため、二人はひっついていることが多い。そのため二人を見守る両方の従者がギリギリしている。

 

鎮魂の勇者

ふらふらと迷い込んできた鎮魂さんを泊めたことがあり、以来たまに訪問するようになった。書館の図書館には司書をはじめとしておかしなものが多く、普段以上に触るのをためらう傾向がでる。そのため鎮魂さんは図書館にいる間は書館のあとを着いていくひよこ状態が目撃される。書館は鎮魂の力や外の話を聞くことが楽しいので、わりと好意的。

 

戦の魔王

他の勇者や魔王、また本などから得た情報により、当初は恐ろしいものだと若干身構えていた。書館自身、物理的戦闘力は恐ろしく低いため、戦の魔王のような存在が想像しにくいという側面もあった。
しかし、実際に会ってみた戦の魔王は手土産を持参して丁寧な対応をするほどで、話や想像とあまりにかけ離れていてショックを受けた。さらに力持ちだし、物理的戦闘力はやっぱり高いと知って、かっこいい!と憧れのようなものを抱いている。書館の認識の中では、鳥さん並みの敬意がある。

 

式神の勇者

式神さんが本を探しているときに、彼の使い魔である人型が暇を持て余して書館を発見した。見たことない式神さんの技には興味深々だが、手土産持参で話し込んでゆく式神さんに苦手意識を持っている。というのも、書館の周りにはあまりいないタイプなので、どう対応していいかわからないというのが実情。式神さんはそんな書館を知ってか知らずか、友好的である。

 

餓狼の勇者

顔が怖くて大体の子どもが泣く餓狼さんに唯一怯えも怖がりもせずに、書館は平然と膝の上に乗ったり抱きついたりする。餓狼の勇者が勇者を『食べる』ことを理解しているし、知っているが、危機感なくまとわりついている。書館の前でだけ餓狼の勇者があたふたしているのを本人だけが知らない。

 

銀鏡の勇者

前に図書館に来たときに話して仲良くなった。変幻自在に変化できる銀鏡に興味深々で、手紙のやりとりをしている。銀鏡と一緒に行動する笑顔の勇者を銀鏡の『親友以上恋人未満』だと思っている。

 

囚獄の勇者

とある一件で仲良くなった。このあと、彼の腕を治したり、彼が救いたかった人を配下にした関係で、情報収集が苦手な囚獄さんと情報交換をしている。彼の話を聞くのを楽しみにしている。囚獄さんが抱える事情も理解はしているが、言いふらしたりはしない。

 

災の魔王

当初は災さんの能力に興味深々だったが、彼と間接的にとはいえぶつかりあった(闇オク災side)ため、当初は険悪だった。だが、災さんの能力よりも囚獄さんとの関係の方に興味が移り、嬉々として経過観察をしている。災さんの目論見をある程度察しているが、実害がなければ放っておくスタンス。とはいえ、茶々を入れては災さんを振り回している。

 

貿の魔王

伝承と本人を結びつけられず、赤い目の商人は別人だと思っている。よく似ているのか、相性はすごく悪い。とはいえ、書館の国でよく商売をしている。商売相手としては悪くはないが書館の認識。

 

翡翠の勇者

伝承通りの伝説の勇者に憧れを一切隠さない。調べものがあると来る彼と話したくて仕方ないが、翡翠さんが来ると魔法が一切使えなくなり、3歩歩くとこける。その姿を見て翡翠はなんとも言えない顔をするが、書館は気にしない。

 

喜の魔王

人が多い図書館に迷いこんだのか、勇者を見に来たのか、仮面姿の喜さんが訪ねてきた。喜さんの仮面に興味深々で、仮面を外したら巨大な狐になってさらに興味が増した。3mもある巨体で歩かれてはたまに調度品を倒されている。狐だからそんなものか、とあまり怒らない代わりに、喜さんを枕にして寝ることで許す。書館にとってはチェスを始めとしたゲームをする唯一の遊び相手。人間には許せないことも、彼女相手には寛大。

 

獣究の勇者

図書館の学者街に研究所を構えている。とはいえ始めから話したわけではなく、書館の戯れに巻き込まれてから話すようになった。獣究さんの同居人についての相談を受けてからというもの、よく相談に乗っている。獣究さんには色々と協力的で、アドバイス以外にも力を貸すことが多い。

 


書館の闇堕ちについて

書館の勇者が闇堕ちした場合、彼の住む図書館は燃えている。彼の蔵書も全て燃え尽き、書館の国の知り合いを全員無くす。この場合は書館のバッドエンドになる。(レヌさんのリプより)

以下はバッドエンド以降、とりうる行動
人格が二つに分裂する。
片方が狂い、燃えて何もない図書館でいつもどおりに生活する。(狂書館)
彼は何もわからないまま、平和に暮らす。
もう片方は、犯人を探すために旅にでる。そのために自分の知識と技術で体をもう一つ作り、その体を使って旅にでる。(旅書館)
体の本体は狂書館であり、旅書館の体が死ぬと人格が狂書館の体にもどる。
旅書館の場合は道中、魔王と敵対する。そのため、どんな魔王でも出会うと戦闘に入る。かつて仲良かった魔王も関係なく戦闘になる。

闇堕ちはあくまで平行世界線の可能性ですのであしからず

 


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勇者
最終更新:2024年01月04日 18:51