自炊

自炊(じすい)とは、主に合宿中において料理をすることである。
なお、広辞苑第6版(岩波書店)には「(独身者などが)自分で料理をこしらえること」と記載されているが、本項では当部活における上記の意味に沿って解説する。

概説

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自炊の例 ハンバーグ。メニューの質は班により雲泥の差がある
合宿中の食事は主に外食自炊の2つに大きく分けられる。昼は外食で夜は自炊というパターンが多い。時間が無いなどの理由から夜も外食になることもある。朝食に自炊をすることもあるが、これは稀である。

  • 自炊のメリットは、何と言っても安さである。1食を非常に安価な価格に抑えることが出来る。ただし、買い出しから片付けまでかなりの時間を要することがデメリットである。

  • 外食のメリットは、その便利さである。買い出しも片付けもする必要が無いため、時間を節約することが出来る。また、そのご当地名物を堪能する目的もある。しかし、それなりの出費を覚悟しなければならない。

どちらのメリットを取るかは完全に班による。そのため外食が多い班と、自炊が多い班に分かれる傾向がある。

調理器具

自炊を実施する合宿では、各班1セットずつ調理器具を携行する。
  • 大コッヘル:鍋セット。基本構成は、鍋(大、小)、炊飯鍋、フライパン、ザル。携行時はこれらをかさねて大鍋の中に収める。総重量は5kg近くあり、誰からも大いに嫌われている。持ち運ぶのは通常1年男子の任務である。重くてデカいため、パッキングにはコツがいる。

  • 調理器具セット:調理に必要な道具を袋にひとまとめにしたもの。基本構成は、実は袋によってまちまちではあるが、包丁(2本)、まな板(2枚)、お玉、さいばし、へら、スポンジ、洗剤、チャッカマンなど。油や塩・コショウなどの調味料も入れておくことが多い。包丁にはカバー(鞘?)があり、安全が確保されている。毎回しっかりと洗っているため、衛生面に関しても問題ないハズ(未だかつて、調理器具セットが原因で体調を崩した人は聞いたことがない!)。

  • ガス缶:調理する際の、ガスコンロの燃料。「ヘッド」と呼んでいる、バーナーに装着して使用する。当部活では習慣的に「ガス缶」といえば、ヘッドも含んだガスコンロ自体を指して言うことも多い。1班につきヘッドは2個。ガス缶は使い切ってしまうことを考慮して数個持っていく。風の強い日は火力を保つことが困難で、銀マットなどを風よけにガス缶を覆って調理することがよくある。

これらは部の備品であり、班の数だけ用意されている。合宿後は、持ち運んでいた班員が責任を持って部室に返却する。自宅で再度洗浄し、乾燥させてから返却することが衛生上求められる。

  • コッヘル:各自が持参する、自分用の食器。大小の器が大コッヘル同様に収められている。

そのほか、箸やスプーン、食器洗いで使用するふきんなども各自で持参する。

メニュー

戸外で、使用できる器具は限られ、ガス缶の火力も弱く、生ごみなどの後片付けも困難なため、手のかかる料理や本格的な料理は困難である。
そのため、簡単な焼く、煮る、炒めるといった料理が中心となる。作りやすさとコストから、「○○の素」のようなもので調理することも多い。
また、班員の好き嫌いも考慮せねばならないこともあり、自炊をするからと言って何でも作れるというわけではない。持ち運びが困難なもの、調味料など一度買ってしまうとしばらく持て余すものなども敬遠される傾向がある。

メジャーなメニューとしては、カレーライス野菜炒めパスタサラダなど。班員やその日の時間、費用、みんなのテンションなどによって、各班でメニューや料理の質は大きく異なる。

また、炊飯用の鍋があるため、ご飯を炊くことが可能である。米飯は主食となることが多く、この米飯の出来具合によってその日の自炊の成功度合いが左右されると言っても過言ではない。米を炊く際には独特の火加減の調節方法があり、それに従って操作すれば比較的成功率は高い。ただし失敗すると悲惨である
米は各班員が持参することが一般的で、夏合宿の場合は一人6合が相場。米は重いため、はやく消費しようと合宿の序盤は自炊が多い傾向がある。

自炊場所と自炊のマナー

ほとんどの場合、その日に宿泊する場所で自炊を行う。すなわち、キャンプ場や公園、道の●である。そのほか、民宿やライダーハウスの台所を借りることもある。

台所を借りることができる場合は大きな問題はないが、キャンプ場など屋外で自炊を行う場合は、炊事場やごみ処理のしかたなどをあらかじめ確認しておかなければならない。
炊事場のあるキャンプ場であっても、ごみは持ち帰らなければならなかったり、公園や道の駅ではそもそも宿泊や炊事は想定されておらず、ホントは原則テント泊や炊事禁止である。...兎に角、もっとも大切なことは痕跡を残さないことである。水道を水浸しにするとか、ごみを放置するといった行為は決してしてはならない。
自炊には謙虚さと、思いやりの心が不可欠である。

自炊を行う行事

年間行事参照)
ここに記載の無い行事でも自炊を行うことがある。

関連項目

  • 用語集
  •  ・・・ 筆者は以前、風にガスの火を吹き消された結果、炊飯に失敗したことがある
  • 道の駅

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最終更新:2012年12月26日 18:25