問209
50歳男性。定期健康診断にて脂質異常症を指摘され、スタチン系薬剤による治療を開始することになった。
(物理・化学・生物)
プラバスタチンナトリウムは、生体内で3-ヒドロキシ-3-メチルグルタリルCoA (HMG−CoA) からメバロン酸が生成する反応を触媒する酵素Aに作用する。以下の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
1 酵素AがHMG−CoAを還元すると、メバロン酸が生成する。
2 HMG−CoA及びメバロン酸の矢印で示した不斉炭素原子は、いずれもS配置である。
3 プラバスタチンナトリウムは、[ ]で囲んだ部分がHMG−CoAとの構造類似性が高いため、酵素Aを競合阻害する。
4 プラバスタチンナトリウムの環状部位は、親水性を示す。
最終更新:2013年06月19日 17:59