問264
36歳女性。術後の病理検査により卵巣癌Ic期と診断され、パクリタキセルとカルボプラチンの併用療法が予定されている。処方1及び2は、この化学療法に対する支持療法である。
(処方1)
グラニセトロン塩酸塩注射液 3 mg/バイアル 1バイアル
デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム注射液 6.6 mg/バイアル 3バイアル
化学療法第1日目 パクリタキセルとカルボプラチンの投与前、点滴静注
(処方2)
デキサメタゾン錠 0.5 mg 1回8錠(1日16錠)
化学療法第2日目及び3日目 1日2回 朝昼食後
(実務)
処方2のデキサメタゾン錠の投与目的として、正しいのはどれか。1つ選べ。
1 化学療法に伴う骨髄抑制の軽減
2 化学療法に伴う消化器症状(悪心・嘔吐)の軽減
3 化学療法に伴う感染症の予防
4 抗炎症作用による化学療法の効果の増強
5 化学療法に伴う血栓形成の予防
最終更新:2013年06月19日 18:46