問288
76歳男。数年前の健康診断でPSAがやや高値 (5.1 ng/mL) であったが、自覚症状もないため、放置していた。最近になり、腹圧をかけないと尿が出なくなり、血尿が出現したため、泌尿器科を受診した。また、腰痛も自覚するようになった。
【検査所見】
直腸診により、前立腺は栗の実大であり、左右は非対称、また、一部に硬結が触知された。
腫瘍マーカー検査:PSA 40 ng/mL
前立腺酸性ホスファターゼ(PAP) 12 ng /mL
(正常値3 ng /mL以下)
MRI検査:所属リンパ節の腫大が認められた。
骨シンチグラフィー検査:骨盤及び腰椎に硬化性病変が認められた。
(病態・薬物治療)
本症例に関する記述のうち、適切でないのはどれか。2つ選べ。
1 本症例は男性ホルモン依存性の疾患である。
2 本疾患は前立腺外腺の腫瘍化が主な原因である。
3 PSAの高値は確定診断として用いられない。
4 放射線療法は適応とならない。
5 前立腺全摘除手術を行った後に薬物療法を行う。
最終更新:2013年06月20日 17:24