296

問296

68歳女性。腰痛を主訴に整形外科に通院し、以下の薬剤が処方されていた。歩行等に問題はない。腰椎骨密度は、若年成人平均値(YAM)比が1年前は67%であったのに対し、三ヶ月前の結果は69%と改善傾向を示した。

 (処方1)

   リセドロン酸ナトリウム錠 17.5 mg 1回1錠(1日1錠)

                     週1回火曜日 起床時服用 2日分

 (処方2)

   ロキソプロフェンナトリウム錠 60 mg  1回1錠(1日2錠)

                       1日2回 朝夕食後 14日分

 (処方3)

   レバミピド錠 100 mg          1回1錠(1日3錠)

                       1日3回 毎食後 14日分


(病態・薬物治療)

本疾患及び患者について、誤っているのはどれか。2つ選べ。

1 腸管からのカルシウム吸収が低下している。
2 骨吸収、骨形成がともに低下しているが、骨形成の低下が改善されている。
3 脊椎圧迫骨折、大腿骨頸部骨折などの骨折の危険性がある。
4 血清カルシウム濃度の制御に副甲状腺ホルモン、カルシトニン、活性型ビタミンDが関与する。
5 血清カルシウム濃度は上昇している。


最終更新:2013年06月20日 17:29