正直面倒だ
その一言に尽きる。
授業や勉強、正直興味がないが、やらなければならない事、それはわかっていたとしても興味がないものはないのだ、そこはどう足掻いても変えられい。
そのせいか補習には毎回、とはいかないだろうが顔を出す事になる。そして今現在も退屈な補習を受けている。
プリントには退屈な文字がずらりと並んでいる。正直読み解くのも面倒なくらいだ。……俺は今何回面倒と言ったのだろう。まぁいい
ふと視線を扉の外に向けた時、火波……先輩が丁度扉の前から移動したところを目撃した。片眉を吊り上げ、軽く小首をかしげた。
素通りって感じではなかった、立ち止まってこちらを見ていた…ということは、そこの位置からすると、俺を見ていた?
……ま、そんなわけないだろうが
「ミオ、話聴いているのか」
「…………聴いてましたよ、たぶん」
「火波先輩」
「うぇっ!?」
屋上に居た火波先輩の背中に声をかけると同時におどろいたのか面白い動きをした相手の様子を冷静に眺める。
振り返ってこちらを見ると驚いた様な表情で数秒間固まった彼女を、腕を組んだまま見据える。
「……どうか、しましたか」
「え、あ、いや……お前から話しかけるなんて珍しくってな」
「……補習」
「は?」
「俺が補習受けてるところ、見てましたか」
と単刀直入にきく、気になったのだ純粋に。もし仮に自分を見据えていたのだとしたら彼女は何かしら自分に用があったことになる
用があったのならそれを聴く必要があると思った。まぁ自分を見ていたわけじゃないとわかればそれで会話は終了するのだが。
彼女は、きょとんとした表情でこちらを見ると、落ち着いた彼女は声色で言った
「ああ、……ミオを見かけたからな」
あぁ、やはりあの時は自分を見ていたのか。それが事実だとわかった今やはり自分に何か用があったのだろうか
「俺に何か、用が?」
「え? 別になにもないけど」
「……用もないのに見てたんですか」
「悪いのか?」
「……いや」
眉間に皺を寄せる。正直理解できない、何故用もないのに自分をみるのか、自分にもし興味があったとして、補習をしているところなんて見てなんになるのか
目にとまる? とまるなんてことがありえるのだろうか、それさえ自分は理解できないわからない。
そんな自分の様子をわかったかのように彼女は目を細めさせた。それを見て自分の肩が小さく動いた
「特に用事はなかった、ミオを見かけたから見てた、それじゃ納得できないか?」
「……」
「別に理由なんていらないじゃないか、僕は、ミオの友達だと思ってる」
驚きのあまり相手の言葉に思い切り振り返った。動揺の色が表情に明らかに出ていたのだろう、彼女が苦笑を浮かべているのがわかる。
数秒間脳内が停止し、数秒後動き出してやっと正気に戻れた俺は。
死ぬほど恥ずかしいということに気づいて、口元に手を当てた
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最終更新:2013年06月14日 21:55