(コーヒーを机に置いて、薄汚れた緑の手帳を開く男)
「「色のない森」その名の通り、色が消えて灰色になってしまった森ー、かっこ一部分だけー。
んー、「色のない森」なのに灰色なのはおかしいかー、ま、いいや。」
(独り言が一段落すると、コーヒーを一口飲む)
「で、化け物などが出るといった噂が流れ始めているが真相は定かではなーい。
つーかいないと思うんだよね、個人的に。おれ行った時になんも出なかったし。」
「……うるさい」
「ん?」
「公共の場よ、此処は。静かに…出来ない?」
(パーカーを着た男に話しかける、本を持った青髪の少女)
「あっ、ごめーん読書中だった?」
「………」
(まるで謝る気のない青年、こくりと頷く少女)
「ねぇねぇ君さぁ、「色のない森」って知ってる?」
「……知ってる」
「! じゃあ色々教えて」
「嫌」
(即答)
「ちぇ、ケチ」
「そんなの、知ったところで、何になるというの。……?!」
(ぶー、と唇を尖らせる青年。急に顔色の変わる少女)
「何?どしたの」
「なんでも、ないわ。少し、嫌な予感がしただけ」
「変な子」
「貴方に言われたくはないわ」
「おっじょうさん。お名前は?」
「……夜波マナ」
「おれは風見文也、以後、お見知りおきを」
変人漫画家、レストランへ
最終更新:2013年03月28日 20:47