雨がふらなくなったから、
コオリと一緒にお出かけしたの。
お外に行ったら、もっといろんな人にけっこんのこと聞けるね。
「だれに聞いたらいいかな」
「だれがいいかな」
外はたくさん人がいる。
アオたち、だれに聞いたらいいかな。
「あ」
「おねえちゃん、どうしたの?」
前から人があるいてくるの。
暗い赤の男の人と、紺色の男の人と、水色の女の人と、緑色の女の人。
アオ、あの人たち知ってる。
「コオリ、あの人たちに聞こう」
「けっこん、しってるかしら」
「がっこうでお勉強する人だから、きっと知ってるよ」
男の人たちも、アオにきづいてくれた。
「あれ?君、花丸くんのお友達の…」
「アオは、
アオギリだよ」
「そ、そっか…そっちの子は?」
「コオリは、コオリなのよ」
「そっか。僕は冬也って言うんだ。よろしくね」
「私はミコトです~。アオギリちゃんにコオリちゃん、よろしくです~」
紺色の人はトウヤで、水色の女の人はミコトって言うんだって。
アオ、覚えたよ。
「コオリたちね、おねえさんたちにききたいことがあるの」
「ほえ?何ですか~?」
「けっこんって、なあに?」
「えっ」
トウヤ、赤くなっちゃった。
サヨリと一緒だ。
変なの。
「え、け、け、結婚!?そ、それは、えーと…何て言ったらいいのかなぁ…」
「結婚?そりゃあ、あれだろ」
「あれ?」
「人生の墓場」
赤い男の人、そう言った。
けっこんは、じんせいのはかばなのかな。
「はかばって、なあに?」
「アオ、知ってるよ。死んだ人、はかばに入るんだって」
「めがねのおにいさん、けっこんすると、しんじゃうの?」
「えっ」
「しんじゃうの?」
「コオリ。人生のはかばだから、じんせいが、死んじゃうんだよ」
「じんせいがしんじゃったら、たいへん?」
「うん、きっと大変」
けっこんって、いいことじゃないのかな。
でも、ざっしにはいいことって書かれてた。
変なの。
「どどどどどどどうするのさ不動くん!変な感じで覚えちゃったよ!?」
「俺のせいかよ!」
「120%君のせいだよ!」
赤い男の人とトウヤが、何か話してる。
何だろう。
「おほしさまのおねえさんと、みどりのおねえさんは、しってる?」
「結婚ですか?女の子がドレスを着て、教会に行って、好きな男の人と永遠の愛を誓うのです。そこで投げた花束を受け取った人は次に結婚できると言われています。女の子の夢ですねー」
ミコト、たくさん教えてくれた。
けっこん、女の人にはいいことなのかな。
「こんぺいとうのおねえちゃんのほんにも、おんなのひといたね」
「うん、ドレスきてたの」
「あのひとも、ちかったのかしら」
「花束、なげたのかな」
「きょうかい、いったのかしら」
「ゆめがかなったのかな」
「すてきね」
「すてきね」
「よかった……」
トウヤ、「あんしん」って顔してる。
何でだろう。
「お役に立てましたかー?」
「うん。おほしさまのおねえさん、ありがとうなのよ」
「みどりの人に、まだ聞いてないのよ」
「私か?」
「うん。けっこんって、なあに?」
「結婚か?結婚はだな、女の子の希望であり男の子の絶望だ」
「凪姉!?」
トウヤ、こんどは「おどろく」って顔をしたの。
ころころ顔が変わるね。不思議。
「きぼうと、ぜつぼうなの?」
「むずかしいね」
「むずかしいね」
「でも、たくさん教えてもらったね」
「うん。ありがとうなのよ」
「どういたしましてなのだよ」
たくさんたくさん、けっこんについて聞けたの。
ちょっと、お勉強になったかな。
「教えてくれて、ありがとう」
「コオリたち、たくさんおべんきょうになったのよ」
「あ、う、うん…」
「お勉強、頑張ってくださいね~」
お礼を言って、ばいばいしたの。
今度はおうちで、けっこんについてまとめるの。
白い二人とじゅーんぶらいど~もっといろんな人に聞いてみよう~
「たくさん聞いたね」
「たくさんきいたね」
「けっこんのこと、分かったかな」
「きっと、わかったのよ」
最終更新:2013年06月25日 00:07