アットウィキロゴ

白い二人と赤い二人~レストランでおひるごはん~

今日は、コオリと二人でお出かけ。
「れすとらん」ってところに、おひるごはん食べにいくの。

「こんぺいとうのおねえちゃん、おかねもったの?」
「持ったの。コオリ、ハンカチとちりがみ、持った?」
「もったの」

じゅんび、大丈夫ね。
まいごにならないように、手をつないで。

「しゅっぱーつ」
「しゅっぱーつ」

れすとらんに、しゅっぱつするの。
リンドウに「ずかい」で教えてもらったから、それを見ていくの。

「れすとらん、どこかなあ」
「どこかなあ」

はじめての道も、いっぱいあるの。
れすとらん、見つけられるかなあ。

たくさんたくさん歩いてたら、おっきなたてものを見つけたの。

「れすとらん、ここかなあ」
「ここかなあ」

れすとらんって、どんなたてものなんだろう。
リンドウに聞いたら、知ってたかなあ。

「あれ?アオちゃん、コオリちゃん?」

たてものをじーっと見てたら、名前をよばれたの。
そっちを見たら、トキコがいたの。
赤い女の人も、いっしょ。

アオ、この赤い女の人、知ってる。
赤い女の人も、アオのこと、覚えてたのかな。
「あれ」って言ったの。

「君、あの時の…」
「?鳥さん、知ってるの?」
「こんぺいとうのおねえちゃん、しってるの?」
「うん。公園でごっつんこしたときに、しんぱい、してくれたの」

ぶらんこからおっこちたときに、「大丈夫」って聞いてくれたの。
アオ、覚えてる。

「お名前、とりさんっていうの?」
「え?あ、まあ、うん…ホントはスザクっていうんだけどね」
「スザクっていうの?アオは、アオギリなの」
「コオリは、コオリなのよ」
「そうか、改めてよろしく」

『じこしょうかい』は大切なの。
アオも、コオリも、きちんとお勉強したのよ。

「それで、二人ともここで何してるの?」
「アオたち、れすとらんに行くの」
「おひるごはん、たべるのよ」
「ここ、れすとらん?」

アオたちが見てたおっきなたてものを指さして聞いたら、トキコは「そうだよ」って言った。
やっぱり、ここがれすとらんなんだね。

「二人で来たの?」
「うん」「うん」
「…二人だけで?」
「うん」
「ふたりで、きたのよ」
「…ここに来ること、誰かに言ってきた?」
「…。コオリ、言った?」
「ううん。コオリ、いってないの」
「アオも、言ってないの」

コオリといっしょに首を振ったら、トキコが青くなったの。
赤いのに、青いの。変なの。

「ご、ご飯食べたら帰るんだよね!?」
「うん」「うん」
「じゃあ早く食べよっか!鳥さんも、ちょっと早いけどいいよね?」
「え?あ、ああ、いいけど…」
「よし決まり!じゃあいこいこ!!」

トキコ、アオたちの背中ぐいぐい押すの。
何でだろう。




れすとらんに入って、みんなですわったの。
アオとコオリがおとなり。トキコとスザクがアオたちとはんたいがわ。

アオとコオリは、おっきいオムライスにしたの。
二人でひとつ。いっしょに食べるのよ。

「おいしいね」
「おいしいね」

オムライス、あつあつなの。
こぼさないように、気をつけないとね。

「あ」
「こんぺいとうのおねえちゃん、どうしたの?」
「コオリ、ケチャップついてるの」

コオリの口、ケチャップいっぱいついてたの。
ハンカチでごしごししたら、とれたみたい。

「おねえちゃん、ありがとうなのよ」
「はは、アオギリにもついてるじゃないか」
「?」

スザク、「わらう」って顔をして、アオの口ごしごししたの。
アオにも、ケチャップついてたのかな。

「ありがとう」
「どういたしまして」
「…アオちゃん、いいなあ…」

トキコ、ジュースをストローでぶくぶくしてた。
何でだろう。

「…スザク、スザク。それなあに?」
「ん、これ?これは鶏の唐揚げだけど…珍しい?」
「うん。アオ、はじめて見たの」

からあげって、不思議な形してるのね。
アオ、はじめて知ったの。

「とりさんのおねえさん、とりさんたべてるの?」
「え?う、うん…」
「コオリ、しってるよ。こういうの、ともぐいっていうのよ」
「なっ!?」
「ぶはっ!!」

スザク、「おどろく」って顔をした。
トキコは、ジュースをぷーってふいたの。

「コオリ、物知りね」
「ごほんに、かいてあったのよ」
「あはははははははは!!とっ、共ぐ…そうだね、おんなじ鳥さんだもんね!!あははははは!!」
「ち、違うぞ!?朱雀と鶏は違う種類だ!共食いじゃない!!」
「ちがうの?」「ちがうの?」
「違うの!」

スザクもとりさんで、からあげもとりさんなのに、いっしょじゃないんだね。
とりさんって、不思議。






「「ごちそうさまでした」」

オムライスを全部食べたら、きちんと手をあわせてごちそうさまするの。
あいさつ、大切なの。

「あ、アオちゃん、コオリちゃん。お金はあとで一緒に払っておくよ」
「いいの?」「いいの?」
「うん」
「トキコ、ありがとう」
「あかいおねえちゃん、ありがとうなの」

おさいふからお金を出して、トキコに渡したの。

「これで、だいじょうぶ?」
「大丈夫!」
「ありがとう」「ありがとう」

トキコ、すごいなあ。
アオたちのわからないこと、いろいろ知ってるの。
たのもしい、ね。

トキコとスザクにばいばいして、れすとらんを出たの。

「おいしかったね」
「おいしかったね」

オムライス、おいしかったの。
トキコ、スザクといっしょだと、いつもとちがうトキコだったの。
不思議。

また、れすとらんに行きたいな。
リンドウ、おしごとでいっしょに行けなかったの。
こんどは、リンドウたちもいっしょがいいな。


白い二人と赤い二人~レストランでおひるごはん~


(その後、帰った二人は)
(二人を探していたリンドウとクロウに)
(「勝手に遠くまで出歩くな」と怒られましたとさ)

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2013年06月25日 00:12