今日は「じゅうごや」なの。
でも、「ちゅうしゅうのめいげつ」でもあるんだって。
お月様がまん丸になる日なの。
とってもきれいなんだって。
コオリと読んだ本に、じゅうごやはおだんごを食べるって書いてあったの。
だから、おだんご作ることにしたの。
「でも、コオリ、おだんごのつくりかたしらないの」
「アオ、知ってるの」
「ほんと?」
「うん。白玉のおだんごなの」
「しらたまなの?」
「しらたまなの」
二人で白玉のおだんごを作ることにしたの
『しらたまだんごのこな』も手に入れたの。準備は大丈夫。
「どうやってつくるの?」
「こなとお水をまぜるのよ」
「まぜるの?」
「まぜるの」
おだんごのこなをボウルに入れて、お水を入れるの。
タカコにチョコレートの時「きちんとはかりなさい」って言われたけど、お水ってどのくらい入れるんだろう。
「ちょっとずついれればいいのよ」
「そうね」
コオリ、頭いい。
ちょっとずつお水を入れて、混ぜるの。
これで、どのくらいお水を入れるのか分からなくても、大丈夫。
「おみずとまざって、かたくなってきたの」
「そうしたら、こねるの」
耳たぶくらいのかたさがいいんだって。
アオもコオリも、耳たぶふにふにしてみた。
「このぐらいかなあ」
「このぐらいかなあ」
こねこねしおわったら、ぶちってちぎって丸めるの。
「丸くしたらちょっとだけ真ん中をおすのよ」
「おしちゃうの?どうして?」
「わかんない」
そういえば、せっかく丸めたのにどうしてつぶしちゃうのかしら。
ご本を読んだら、書いていないかな。
「たくさんできたね」
「うん、たくさんできた」
たくさんたくさんお団子できたの。
アオとコオリの作ったの、ちょっとずつ形が違うね。
「つぎはどうするの?」
「次はお湯でゆでるの」
「ゆでるの?でも、コオリたち、ひがつかえないわよ」
「使えないね」
お湯が使えないと、おだんごゆでられないの。
どうしよう。
「あら、二人とも何してるの?」
「あ、タカコ」
「ようむいんのおねえさん」
「そうだ、タカコにお願いしよう」
「そうしよう」
タカコ、おとなのひとだもんね。
火も使えるの。
「?どうしたの?」
「あのね、おだんごゆでてほしいの」
「コオリたち、ひがつかえないの」
「お団子?ああ、今日十五夜だものね…いいわよ、どれかしら」
「これなの」
「あ、これね……………多っ!!!」
タカコ、固まっちゃった。
どうしたんだろう。
「……
アオギリちゃん、コオリちゃん。もしかして、この粉全部使ったの…?」
「うん」
「うん」
「…………………」
タカコ、ボーっとしてる。
どうしちゃったんだろう。
「タカコ、どうしたの?」
「……え?あ、い、いや、何でもないわ。早くゆでちゃいましょうね」
「やったあ」
「おねえさん、ありがとう」
「ううん。……ただ、今度からは粉は必要な分だけ使うようにしてね」
「?どうして?」
「他の人が使うときに、なかったら困っちゃうからよ」
「「はあい」」
タカコがゆでると、たくさんのおだんごができたの。
お皿に入れて、あんこをのっけると、出来上がりなの。
タカコ、すごいなあ。
「はい、どうぞ」
「ありがとう、タカコ」
「ありがとうなの」
おだんごを持って、お外に行くの。
お空にまん丸のお月様。
「きれいだね」
「きれいだね」
じゅうごやは今日だけだけど、おだんごはたくさんあるの。
あとで、みんなにも食べてもらおうっと。
白い二人とおつきさま~おだんご作るの巻~
「うーさぎ、うさぎー」
「なにみてはねるー」
「「じゅうごやおーつきさーまー、みてはーーねーるー」」
最終更新:2013年09月20日 15:57